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方向音痴の推し活道中記 前編

こんにちは、しおひかりです。

突然ですが、わたしは方向音痴です。徒歩15分の場所には、30分かけてもたどり着けません。地図通りに歩けた試しがないからです。

そんなわたしが、推し活のために、たったひとりでお出かけした、一部始終をお送りします。


行き先(タイムテーブル)

まず、本日の旅程は

①午前:映画鑑賞 @EJアニメシアター 新宿
(大好きな推し「怪盗クイーン」劇場OVA化!!やっと見に行きます)

②午後:「きみとロボット」展 @日本科学未来館 お台場(※)
(大好きな未来館×大好きなロボット=行くしかない)
※徒歩での訪問は初めて。訪問回数は4-5回、バスやゆりかもめに乗って…

となっております。


プロローグ きっかけは6月の夏バテ

なぜ地図読めない人間が、たったひとりで推し活に出かけるに至ったか…

それは6月に、気の早い夏バテをしたからでした。

そもそも②「きみとロボット」展は、大学の友人たちと訪れる予定でした。「かわいいロボットが観られるから、一緒に行こうよ!」と熱心に誘い、6月下旬に計画。

しかし。残業の疲労と持ち前(?)の片頭痛で、当日は起き上がれない体調不良…… 泣く泣くキャンセルしたのです。

また、その体調不良がしばらく続いたために、休日のおでかけもままならず、映画「怪盗クイーンはサーカスがお好き」は近くの映画館での上映を終了してしまいました。

(※体調不良は新型コロナウイルスではありませんでした)

体調回復した8月、さあ出かけるぞ!となっても、コロナ流行で、友人を誘うに誘えず。でも絶対に行きたい、、の折衷案として、ひとりでの推し活を決めたのでした。


いざ、出発!

8月初旬の某日、天気は快晴!気分も気温も高揚する中、暑い暑い(熱い?)、夏の思い出が始まりました。
お気に入りのワンピースに身を包み、水筒と塩分タブレットをリュックに詰め込んで、いざ出発です。


(おまけ)鍵を忘れた

いきなりのおまけですが、鍵を忘れました。

わたしではありません。母(同居)です。

早朝からパートへ行った母、鍵をリビングに見事忘れていきました。

母、鍵がない
 = 家に入れない
 = わたしが早く帰宅する必要がある
 = ひとりお出かけが決行できない
 →→ 結論鍵をパート先へ届ける!!

予定より早く出立し、鍵を届けました。ふう。
全く、よくできた娘です(???)


辿り着かない その1 三丁目

気を取り直して。
首都圏から電車を乗り継ぎ、①EJアニメシアター の新宿へ向かいました。

新宿からのアクセスは2通りあります。
「新宿駅 東口より徒歩10分」
「新宿三丁目駅 B2出口より徒歩2分」

方向音痴のわたしは迷わず、
「新宿三丁目駅 B2出口より徒歩2分」
を選択しました。電車賃より、迷わないことが大切です。

結果、映画館には、新宿三丁目駅到着後、10分程度で到着しました。

たぶん普通の人より時間がかかっていますが、これくらいは、迷ったうちに入りません。

(スマホのスクショは、PCで見るにはやや大きいですね。)


推し活1 映画鑑賞

推し活1、「怪盗クイーンはサーカスがお好き」映画鑑賞です。

※怪盗クイーンシリーズは、児童作家はやみねかおる先生の代表作の1つで、神出鬼没、世界一の怪盗である怪盗クイーンと、その友達(仕事上のパートナー)ジョーカー、世界最高の人工知能RDが繰り広げる物語です。

映画の感想は下記「脱線」にて記しますので、興味のある方は覗いて行ってください。

脱線 推しを語る

「赤い夢を見る子供がいる限り、クイーンたちは生き続ける」
クイーンに魅せられて十数年経ちますが、その言葉を信じ、今でも「赤い夢」を見続けています。
青い鳥文庫の中で自由自在に活躍するクイーンは、アニメになっても、変わらない美しさと誇りをもって活躍していました。
個人的な胸熱は、クイーンのワインボトル切断が観られたこと、トルバドゥールの飛行シーンがたくさんあったことです。全長1キロを超す大型飛行船が観られるなんて…もう浪漫しかありません。
DVDも無事手に入れたので、原作片手にじっくり楽しみます。


おひとりランチ

無事に1つめの推し活を満喫したところで、昼食を取りました。
奇しくも正午ぴったりです。

映画館から看板の見えた喫茶ルノアールにて、サンドイッチをいただきました。

気分は和食でしたが、推し活以外に、迷うわけにはいきません。
食べたい気分より、店の近さ。方向音痴としては当然の行動です。(?)


辿り着かない その2 新木場経由

おなかも満たされたところで、②「きみとロボット」展 お台場へ向かいます。

まずは電車で東京テレポート駅へ。

新宿駅からであれば、乗り換えなしで東京テレポート駅に着きますが、
そのためにはまず、現在の新宿三丁目駅から、新宿駅まで移動しなければなりません。

一駅ですから、徒歩で新宿へ向かうルートもありますが、

方向音痴は、歩いたら迷います。

おとなしく、新宿三丁目駅から東京テレポート駅を目指すことにしました。
遠回りではありますが、、、迷わないことの方が大事です。
もちろん、電車賃よりも、大事です。

(若干見切れている。ご容赦ください。)


中休み ピアス半額

乗換の新木場駅にて、「SALE」の文字が躍るお店を見かけました。

アクセサリーや小物が、全品半額とのこと。

ほほう。ちょっと覗いてみるか…

お店に入ること30分、ピアス2点とリング1点を手に、ほくほく顔で出てきたわたしがいました。

遠回りをしたことで出会えたアクセサリーたち。
寄り道も悪くないですね。


辿り着かない その3 自分を信じて

新木場からりんかい線に揺られ、無事に東京テレポート駅へ着きました。

ここからはわが友GoogleMapを頼りに、徒歩です。

ちなみに「徒歩13分」とありました。
これは、「方向音痴は徒歩30分」という意味です。

しかし幸運なことに、GoogleMapの経路は曲がり角がありません。

しかも、同じ方向へ歩く人が、何人もいました。

「この人たちについていけば、日本科学未来館へ着くに違いない!きみとロボット展、人気だからね」

歩いたら迷う方向音痴なのに、謎の自信を持っていました。

意気揚々、徒歩を選択します。

てくてく…

気温32℃、快晴、炎天下。
負けじと歩きます。

てくてくてく…

階段を上り、歩道橋を渡っていくうち、前を歩く人が、それぞれの道に進みます。

気付けばわたしの前から、人がいなくなりました。

あれ。

不安を覚えましたが、目の前には見覚えのある建物。

時計を見ると、歩き始めて約10分。GoogleMapの想定より早歩きだったのか、13分かかりませんでした。やったね。

着いたわ。



川崎重工に。

たしかに、ロボットを見に来たのですが、これでは川崎重工のロボットしか見られません。
しかも閉まっている。
(見たかった)

そして、来たことないのに、「見覚えのある建物」なの、なんで。

(方向音痴は建物が覚えられないので、どんな建物も見覚えがあるようです。)

日陰に移動し、改めてわが友GoogleMapを確認します。

ここ、未来館と反対側。

予想通り、方向音痴は、逆方向へ向かったようです。ははは(乾いた笑い)。

一周回って、期待通りですね!!

さあ、どうしよう!!!



後編に続きます。

ここまでありがとうございました。
引き続きお付き合いいただけると、とっても嬉しいです!!
(後編:1週間を目途に投稿予定……)