「好きです」を言いかけた先の家族写真　描いた夢はもう彼の手に

姪からのお礼の手紙が嬉しくて思い出されるは祖父母の笑顔

彼らにも同じ日常があったはず　人道回廊のニュース見る僕と

「好きです」を言いかけた先の家族写真　描いた夢はもう彼の手に

「婚約した！また会おう」と言う彼女が憎らしくてただ花贈るだけ

君は何故欲しいものを皆持っている　無邪気な幸せ　光る薬指

好きだけど羨ましくて憎らしい貴女に笑顔でマスクする本音

「もっと早く出逢いたかった」と笑う彼　ねえ獺祭てどんなに強いの

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短歌2回目です。

思いを無碍にすることなく、大切にしつつ、かつぎゅっとまとめることで整理にもなる。

自分の思いを表す手段の一つとして、重宝しています。

精進して、31文字で情景が浮かぶような句が詠めるように、なりたいです。

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姪からのお礼の手紙が嬉しくて思い出されるは祖父母の笑顔
誕生日プレゼントのお礼に、手紙が届きました。
大きくしっかりした字、やや不格好だけど漢字で書かれた宛先、そしてきちんとしたお礼の文章…… 成長が感じられ、微笑みが止まりませんでした。
その後ふと、祖父母との遠い思い出がよみがえりました。祖父母からプレゼントをもらって、そのお礼を伝えた時の、嬉しそうな笑顔。そして「プレゼントで嬉しいのはわたしなのに、おばあちゃんたちは、なんでこんなに笑顔なんだろう」と、ずっと疑問に思っていたことを。
子供はおろか孫もまだいないけれど、祖父母が嬉しそうにしていた理由が、わかった気がしました。

彼らにも同じ日常があったはず　人道回廊のニュース見る僕と
詠んでからしばらく置いてあったので、少し古くなってしまいました。しかしできるなら、「そんなこともあったね、もう終わったけど」というように紹介したかったなあ、と思います。
大切な人と食卓を囲んで、TVを見て、今日こんなことがあったんだー　なんて話す日常が、一日でも早く訪れますように。

「好きです」を言いかけた先の家族写真　描いた夢はもう彼の手に
職場の先輩への淡い恋心。現実世界では、告白する勇気はありませんが、家族写真を見たのは事実です。。かわいい奥様と、2才のお嬢さんでした。

「婚約した！また会おう」と言う彼女が憎らしくてただ花贈るだけ
タイトルには選びませんでしたが、気持ちが表せていると思っています。幼少期からの親友へ、おめでとうの気持ちは人一倍、でもうらやましい気持ちも人一倍です。

君は何故欲しいものを皆持っている　無邪気な幸せ　光る薬指
親友への気持ち第二弾。うらやましい気持ちを煮詰めたものです。彼女にぶつけるわけにいかないから……

好きだけど羨ましくて憎らしい貴女に笑顔でマスクする本音
親友への気持ち第三弾。。。「憎らしい」だけは、見せてはいけないと思っています。

「もっと早く出逢いたかった」と笑う彼　ねえ獺祭てどんなに強いの
先の職場の先輩です。飲み会で、「結婚の順番待ちが得た！もっと早く逢えていればなあ」と言われました。わたしは下戸なので、そのお酒の強さが分かりませんが、その強さは知りたくないと思います。