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井上選手「腰で肘を送り出すイメージ」がジャークと似ている気がする

この前X(旧Twitter)をみていたらこんなポストが目に止まりました!

ストレートを打つ時に、 『腰で右のヒジを送り出すイメージ』 "ヒジを送り出す"という表現がものすごく的確で、 この意識だけで、パンチ打つ時ワキが開かなくなるし、 シャープな軌道で最短距離から伸びてくるパンチになる

”肘を送り出す”ってイメージがいい表現だなって思いました。
僕はミリタリープレスの時には肘を上げていくというイメージです。
ジャークも同じでドライブしてからキャッチまでには肘の位置を高く上げていくことで肘を伸ばします。

皆さんはどんなイメージで挙げていますか?

今回はうまく挙げるコツと
その感覚を掴むためのエクササイズを紹介してきたいと思います!


肘を送り出す

Xに投稿されていた切り抜きを見ると
井上尚弥選手は「脚で地面を蹴って、腰を入れて右の肘を送りだす」という表現をしています。

山崎賢人さんが手打ちになっていたからより力が出るコツを伝えたわけですね。
ボクシング素人の僕からするとパンチを打つ時は拳を前に打ち出そうと必死になるので山崎さんと同じことを言われるんだろうなと思います。

井上選手が山崎さんに教えたのはボクシングの基本中の基本でしょうが、
拳をどうこうするといいうよりも脚の力を腕に伝えるという意識が強いパンチを打ち出すのに必要なんですね。

ふと、初心者は末端をコントロールしようとするというのが
ウエイトリフティングににているなと頭の中で繋がりました。

ボクシングは拳をウエイトリフティングはバーベルを突き出し、突き上げます。

ウエイトリフティングだと真上に突き上げますが、
この時にバーベルを拳で押し上げようとすると腕全体が力みます。

ジャークで力むと
肘が伸び切らないプレスアウトという姿勢になります。

これとかはプレスアウトです↓

プレスアウトとは
ウエイトリフティングのスナッチやジャークのキャッチの時に
肘が伸び切らずに曲がってしまうことを言います。
いったん肘が曲がってバーベルを頭上でキャッチできたとしても反則動作として失敗になります。


ジャークがうまくいく時には
ドライブ(反動をつけて伸び上がっていくところ)でバーを浮き上がらせることができるので肘を高い位置に持っていく感覚です。
腕を伸ばすとかバーベルを高く挙げるという意識よりも力みが少なくできます。

バーベルを握っている拳をどうこうではなく
肘を高く上げていく方が拳を握り込まなくて済むので力みが起こりにくいです。

僕はミリタリープレスでも肘を高い位置に上げていくイメージで行っています。

ミリタリープレスでは手は握り込まなくても挙げることができます。
手が安定する位置にあればそれでも押せます。

これは姿勢が安定してることが前提ですが
お腹に力が入りやすいので僕は時々取り入れています!

話がずれましたが、
ジャークとボクシングの腕の伸ばし方は似ていますね。

「脚の力を使って”肘を送り出す”」ためにすること

ではこの”脚の力で肘を送り出す”ということをするにはどうしたらいいのでしょうか?

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