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ウエイトリフティング競技とウエイトリフティングエクササイズの違い

ウエイトリフティング(以下WL)は競技の側面とエクササイズの側面があります。

これが本当にややこしい。

競技とエクササイズは別物として考えないといけません。
しかし、同じ動きなのでこれは違う、あれは違うなどと物言いが入ったりしますね。

あからさまなエラー動作ならいいですが
許容できる範囲というものもあります。

今回の記事では競技とエクササイズとしてのWLの捉え方について書いていこうかなと思います。

競技?トレーニング?

WL選手以外がWLを行う場合は
スクワットスナッチ、スクワットクリーン&ジャークが基本です。
必ず床からあげるし、高重量を挙げるというのが目的の競技です。
フォームは置いといてルールの範囲内で一番重たいものを持ち上げた人の勝ちという競技

2018年福井国体

一方でウエイトリフティングの動作には
ジャンプ力やダッシュ、投球などの瞬発的な動作の能力を向上させる効果があることがわかっています。
なのでアスリートのトレーニングで取り入れられることがあります。

アメリカのトップスプリンターのノア・ライルズ選手のパワークリーン125kg↓

同じウエイトリフティング動作ですが、
この2つは同じことをしていますが、
ゴールが違うのでアプローチが変わってきます。

なので同じことをしてるけど
同じことをしてはいけないんですね。

競技としてのウエイトリフティング

競技として行われているウエイトリフティングは
スナッチとC&ジャークの2種類で競う競技です。
階級も分かれています。

しかも絶対床に置かれた状態からスタートしなければなりません。

プレスアウト(キャッチで肘が一瞬でも曲がってプレス動作が入ってしまうこと)は失敗だし、
ハングから挙げるのもダメです。

できるだけ高重量を挙げるために
スクワットキャッチをする方が有利なので
ウエイトリフターは基本的にスクワットキャッチの練習をたくさんします。

例えフォームが雑でも、ゆっくりでも、ルールの範囲内で挙上したらいいし、
綺麗に挙げても重量が低かったら負けです。

つまり、出場した階級の中で反則動作なしでより重い重量を挙上したヤツが勝つ競技です。

余談ですが、僕が最近感じるのはウエイトリフターは
スクワットクリーンを超極めた人たちで
意外とパワークリーンは伸び代がまだまだある?ってことですね。

トレーニングエクササイズとしてのウエイトリフティング

ウエイトリフティングをトレーニングに取り入れることがいいというのは
SNSの発達などによってトレーナーがついていない学生アスリートにも広がってきていますね。

特にパワークリーンはジャンプ力向上や瞬発力向上に役たつとして
プロアスリートからアマアスリートまで取り入れています。

今回はパワー向上については深くは触れませんが。
ウエイトリフターのジャンプ力は結構高いです。
ジャンプトレーニングしていないのに垂直跳びの平均だとバレーボール選手やバスケットボール選手を超えます。

なのでウエイトリフターのトレーニングは
垂直跳びの記録向上になるトレーニングのヒントが隠されていそうですよね。

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ウエイトリフティング元日本トップ選手が爆発的パワートレーニングである「パワークリーン」や「パワースナ…

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