見出し画像

印刷の文化 土曜日

今日はNikon F2フォトミックを首から下げて印刷博物館に行った。

妻と二人で。

今日撮った写真は現像中のため、この記事では前回のお散歩の際に撮った写真を載せることにする。

文章と写真はびっくりするくらい関係ないので、そのつもりで読んでほしい。

なお、使っているカメラはNikon Z5、レンズはZ MC 105mmである。

たまにGRⅢも混じっているかもしれない。

画像4

印刷博物館は江戸川橋にあった。

凸版印刷の本社ビルに併設されていたところを見ると、企業博物館なのだろう。

展示スペースは広く、内容も大変豪華で、印刷の文化や技術にさほど興味のなかった私たちでは持て余すほどの物量であった。実際、半分以上は流し見である。

画像1

博物館では常設展示のほか、“世界のブックデザイン 2020-21”という企画展示が開催されており、これがまた非常に充実していた。

世界のブックデザインコンクールで入賞した本がたくさん並べられており、実際に手にとることができる。

いくつか好みのデザインの本があり、内容も相まって読みふけってしまった。

妻も私と同じく、長いこと集中して読んだ本があったようだ。

画像2

しかし、展示の中には素人の私たちでさえ、その凄みがひと目でわかるような凝った装丁の本もあれば、その道のプロでなければ評価できないようなニッチな本もある。

音楽や写真、とくに現代アートなんかは顕著だが、文化とか芸術とかその類いのものは、ある一定のラインを超えるとなにがなんだかわからなくなってくる。評論を読んでも、その評論自体を理解できないレベルである。

今回もそういった高尚すぎてよくわからない本がたくさんあったのだ。

画像3

そんな高尚すぎる本を、興味ありげに読み込んでいる人も多くいたが、その中でいったいどれだけの人が、本当に純粋な気持ちで本を楽しめていたのだろうか。

内心、なに言ってんだこれ……と思いながらカッコつけて読んでいるだけの人があの場にはたくさんいただろう。

ぜったいにいたと思う。

根拠はないが、どうかそうであってほしい。


なお、私のベストブックデザインは“100年ドラえもん”である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?