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社長通信Vol.91 「会社に流れる時間」をスピードアップしよう!

サムネイル写真は先代から引き継いだ社長室の掛け時計です。

スマホもあるので普段はあまり見ないですが、今回のテーマにはぴったりだと思い、写真に撮ってみました。

こちらは三星グループ代表の岩田真吾が月一で書くオープン社内報「社長通信」です。

社員だけじゃなく、いつか仲間になってくれるかもしれないあなたや、お客様や取引先、地域の方々など共に新しい価値を創り出す全ての皆さんに向けて発信しています。

「会社に流れる時間」をスピードアップしよう!

最近とても気になっているテーマがこの「会社に流れる時間」です。

きっかけの一つは、同世代経営者の1人、ジョーシスCEO松本恭攝さんの「会社に流れる“時間”をいかにコントロールするか?」というnoteを読んだこと。

会社ごとに「流れる時間の速度」は違う。30年かけて「100」の事業を作るのか? それとも3年で「100」の事業を作るのか? この時間軸をどちらに設定するかで、日々の仕事のスピードは変わってくる。

もう一つは、スタメン創業者の加藤厚史さんと一緒に食事した時の会話。

「僕はせっかちだから、仕事のスピードをとても重視してる。採用面接でもハッキリと『すぐに動けてすぐに報告できる人を求めています。じっくり時間を掛けてしっかりとしたレポートをしたい人は他所の方が向いてますよ』って伝えてるよ。」

頭の片隅で「どちらもインターネットを活用したスタートアップだからスピード重視なのであって、品質を大切にするものづくりや信頼を土台とする街づくりは違っても良いんじゃないか…」そんな甘い言い訳が思い浮かんできたりするけれど、本当にそうだろうか?このままのスピードで僕が生きている間にお客様や社員を幸せにできるんだろうか?

そんな思いを、世界のトップブランドと直接バリバリやり取りしている三星毛糸テキスタイル事業部のエースにぶつけてみたところ、次のような答えが返ってきました。

「私はまず試してみるというのを大切にしています。難しい依頼でも、失敗を恐れて足踏みしたり、断ってしまうのではなく、作ってみて考えます。もちろんトラブルも多くなるけれど、それで自分は成長して来れたんだと思います。」

…そうだよなぁ。伝統的なものづくりでも同じ。老舗企業だって同じ!仕事のスピードを早め、試行錯誤の回数を増やすことが、最終的に質や創造性に繋がっていくということを改めてハラオチしました。

これから三星グループでは「会社に流れる時間」をスピードアップさせていこうと思います。会社の行動指針(バリュー)や評価項目にも入れていきますし、仕事のスピードを上げる為の投資も行っていきます。

1人1人の仕事の集積が会社です。自分の仕事のスピードも見直して、ギアを一段入れ直していきましょう!

アトツギとスタートアップのクロッシングが次のステージへ。タキビコ2年目スタート!

日本初のアトツギ(老舗企業)とスタートアップ(新興企業)の共創コミュニティとして2023年7月に立ち上げたTAKIBI & Co. 【タキビコ】が、2年目を迎えました!

濃さを重視して厳選14社からスタートしたコミュニティも、1年間の相互理解 & 信頼蓄積を土台に21社まで拡大しました!岐阜羽島でのイベント開催だけでなく、全国各地への視察ツアーやTAKIBI & Co. FES in Tokyoなど新しい取り組みも盛りだくさんです。

共創パートナーを招いた一周年記念イベントでは(三星グループ出資先でもある)COTEN深井龍之介さんと「人文知で考える。歴史的リーダーへの道」と題したクロストークも行いました。こちらの内容は追って記事化する予定ですのでお楽しみに!

今年も暑さ対策を進めよう☀️

2024年の夏もしっかり暑いっ!

昨年三星ケミカルの工場に設置した遮熱シートも効果を発揮しているようですが、まだまだ熱中症対策としてできることがある!…ということで、今年はペルチェ素子を使った「着るエアコン」もテスト導入します。僕も使ってみましたが、新しい感覚のひんやり感でした。

また、三星ケミカルで以前から活用していた空調服を三星毛糸にも横展開し、自社工場だけでなく、委託先の出機さんにも貸与しようかと考えています。

どんどん現場で試してみて、自社に合ったベストプラクティス(最適な方法)をスピーディに更新していきましょう!暑さに負けず、生産性を高めていきましょう!

P.S.個人的に、今年は「オトコの日傘」に手を出してみました。日焼け対策というよりは遮熱効果を期待して。効果のほどはまた来月にでも聞いてみてください(^^)

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