見出し画像

2021年のAR100Daysチャレンジを振り返る

この記事はエンジニアと人生コミュニティのAdvent Calender2021 #2 の22日目の記事です。前日はwqwqさんの2021年の振り返りを書いていくよです。アウトプット量凄いですね。

私は部署異動や登壇など色々あった一年でした。ARが本業となり来年に向けて新たに性能高めのWindowsPCやM1 Max MacbookProも購入。面白い成果を見据え頑張っています。

AR 100 Daysを振り返る

2020年に実施したシェーダー100日チャレンジに続き、2021年はAR表現実装100日チャレンジを開始しました。年末ということもあり振り返りながらいくつかピックアップしてコメントを付けていきます。

そもそものところ、ARのiOSネイティブ実装に関して掘り下げたいなと思っていました。しかし忙しさに流されて実装候補リストが消化できないままでいて募る焦燥感。これをなんとかしたいと思い、100days宣言をすることで少しずつやっつけていく日々が始まります。
大変なのは明らかだったので「これに関してストレスを溜めないこと」と決めました。100daysは癒し。習慣化の仕組み。

LiDARとMetal連動など、まさにやろうとしてやれてなかったこと。これが動かせて安心した。4日目。実はこの時点で開始した元が取れた、と思った。

業務では使わないTouch Designerに触れる機会が増え、自分の引き出しが増えた。今年の後半に仕事でも利用。やはりこういう学習は有用。サンプルを流用しつつ理解を積み重ねよう。

赤い色 = ポスト、という安直な発想のサンプル動画。緑だったらピーマンを選んだだろう。青だとモンスターエナジーノンカロリー。ロケ地は自室であることが多い。出演者も自分になりがち。

LiDARおよびフォトグラメトリは今後より活用していきたい。ここ数年で、一般人が使える機材での生成物が質感やクオリティの壁を一つ超えた。部屋を上から見るのとかエモいですよね。これで推理や謎解きしたい。

空間からの情報取得とインタラクションはまだ追求しがいがある。指とカメラと現実の連動。物理空間は入力値。カメラやアプリを通して情報が加工され世界のどこかで見ている人の眼に数秒で届く。太古から人類が夢想していたことが現実になっている。良い時代だ。蛇足だけどオンラインで格ゲーできているのもマジで凄い。

このレーダー風表示と現実箇所の切り替えは別の形で応用していきたい。シンプルに格好良い。

自分の体調をオーラで表現すると伝わりやすいだろうか。伝わり過ぎだろうか。弱々しい紫色のオーラでオンライン会議に出たらオーラハラスメントだろうか。

数メートルから先が線画になる世界。自分がこんな実装していたのを振り返って思い出した。悪くないと思う。話は変わるけれど表現系のものはリアルタイムでパラメータ調整できないととても大変。とは言えパラメータ毎にスライダーのUIを足すのも億劫。そういう土台や仕組み作りからやる方が近道だな、と今更ながら思う。

不具合ありながらもなんとか実装したかったものに到達した日。100daysやっていなかったらこれも無かっただろう。積み重ねや執着が大事だなと感慨に耽ったりした。動かして人に見せると新たな反応がありやる気も出る。予想外の展開にもつながることもある。キレイに動くようにし、世界中の人に触ってもらいたいと改めて思った。

機材が進化するとこういった切り出しがリアルタイムで可能となる。顔データの保存はある程度深掘ったけど途中でエネルギーが尽きて中途半端になってしまった。再トライする。

FreeD送信をできるようにし、ARKitとセンサーの情報からバーチャルプロダクションに応用できるようにしている。まだ調整中だけれど2022年には出せると思います。これも100Daysの成果と言えそう。

U1チップの検証。iPhone背中合わせだと高精度。そうではないと使えるけれど精度は低下。iPhoneは人か。目と目を合わせる2人なのか。

Swiftネイティブでの実装。シンプルだけど階層感があったり動きがあると「おっ」となる。表現力ではゲームエンジンが勝つけれど、派手さを求めない要件ではネイティブの良いところが出そう。

DJIのジンバル余らせている人もいるのではないだろうか。まだ活躍の場はありますよ。DJIに限らずSDKがある機材はテンションが上がる。連動させることができるので夢が広がる。しかしOSバージョンのサポート範囲が狭いとテンションが下がる。シンプルだけど応用して色々実現でき長生きするSDKって作るの難しいだろうな。

最後に

実はまだ100daysは継続中。良い感じの着地を考えています。実装を通じてもう少しやり切れば大きな価値につながりそうなものも出てきているのでそれらを詰めていきたいと思っています。Twitterで最新情報流しているので良かったらフォローしてください。

https://twitter.com/shmdevelop

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?