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ケトルベルのこと (ii) キャッチと金属音

ケトルベルを手に入れて思うことをつれづれなるままに書いている。

2日目:ケトルベルでのスナッチ、思い切って振り上げた。上がるには上がったのだが、鉄のかたまりが手の先をぐるんと回って、前腕部の手首近くに勢いよく当たった。「キンッ」という金属音(?)を聞いたような気がした。
ケトルベル(ラバーコーティング済み)と腕の骨が、皮膚越しに当たって衝突音をたてたりするものだろうか?しかし僕には聞こえた。腕にはもちろん、青あざができる。無造作にこれを続けようものなら疲労骨折もあり得るぞと思った。

3日目:スナッチで骨を傷めたり、あざをつくったりしないようにと、上手なキャッチのやり方に意識を向けた。できなければ疲労骨折だ。
ケトルベルをぶん回すのではなく、頭上に振り上げるタイミングで、鉄球の下に手を差し入れるようにハンドルを操作。前腕に鉄球をそっと着地させるイメージ。
えいやっとやったところ、まあまあ、うまくできた。

ケトルベル・インストラクターという人物の動画を見て予習したところ、スナッチは左右10回ずつ、休憩をはさんで5セット行うのが目安、というようなことを話されていた。
そういうものか、と思って連続してやってみたのだが、5回振り上げた時点でもう無理である。
初めはうまいことキャッチできていても、4回目あたりから疲労が出てきて動作がにぶる。これがアラフィフというものか。すると鉄球が腕にぶち当たり、再びキンッと音を鳴らすのである。

4日目:右腕でのスナッチ、8回できた。新記録だ。しかし左腕となると5回がやっとである。

5日目:手のひらにまめができていた。けっこう痛い。右手と左手でできたまめの位置が異なる。握りにもクセがある。
スナッチを行うと、手のひらの痛みが先に立って続けられない。振り上げるのは問題ないのだが、振り下ろすとき、手のひらにかかる圧で痛みが走る。痛みを我慢して続けてもいいのだが、屋内だとすっぽ抜けるのがこわい。

手のひらのまめの痛みはこのあと2週間以上続いた。

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