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この痛みは我慢すべき??

働き盛りの皆さん、痛みと向き合うことの大切さをご存知ですか?私がクリニックの臨床で多く聞かれることがあります。それが、「痛みってどれぐらい我慢して動いた方がいいの?」「我慢できるから歩いていましたけど、大丈夫ですか?」という内容です。

私の肌感覚では多くの人が「痛みは我慢するもの」と考えがちですが、実はそれが大きな間違いかもしれません。

結論からすると、”基本的に痛みは我慢しないでください。”


そもそもなのですが、痛みは体を守るための防御システムです。体の安全を守るための重要機能です。例えるなら、赤信号です。赤信号を渡るとケガするのは容易に想像できますよね、、、

痛みを我慢し続けることの弊害は、以下のようなものがあります。

  • 怪我の重症化

  • 長期的にみて都合の悪い動きの学習(歩き方とか)

  • 持続的な痛みによるうつ、睡眠障害、意欲の低下、痛みの増強

  • 鎮痛薬の効果の低下

では、どうすれば良いのでしょうか?まず大切なのは、痛みを軽視せず、その原因を理解することです。痛みが続く場合は、我慢せずに専門家(医者や理学療法士など)に相談し、痛みが出ない動作の工夫や、負担の回避の仕方を知ってください。

実際には、痛くても仕事や家事をしなければならないことの方が大半であると思います。リハビリでは、そのような場合でも負担の逃がし方やストレッチなどによる回復方法なども教えてくれると思います。

自分の体の声に耳を傾け、痛みを敵として扱うのではなく、健康のための重要パートナーとして捉え、適切なケアを行うことで、より充実した毎日を過ごせるはずです。​​​​​​​​​​​​​​​​

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