『頂きはどこにある?』を読んで|自分の意志で迫りくる山と谷を踏破せよ!
この本を読みましたので感想とともに文章にてとどめます.
本を読んだ理由は、自己紹介記事で定めた目標の一つ、教養を高めるため、
本を読んだきっかけは、ビジネス書の名著と言われる「チーズはどこへ消えた」のシリーズ本であることです.
シリーズの中で、この本が一番好きでした!
本書の冒頭に出てくる偉人の言葉
冒頭のページに次のような言葉がでてきます。作者が伝えようとしている内容に深く関わるための引用です.とても惹かれた言葉なので、ここでも紹介します.
自分の知識や経験を積み上げ、考え、人生を生きていくことを説いていることが伺えます.
あらすじなど|山と谷の対処法
本書の構成は、他のシリーズと同様に、物語とその物語を知った人達の会話によって、教訓の使い方を示すようになっています.そのため、抽象的ですが、自分事として当てはめやすくなっています.
あらすじは、谷に住む若者は、ある時山に登り、そこに住む老人出会い、そして、人生の順境と逆境に対する山と谷の対処法について、教えてもらい、実践していくものです.
はじめは、山と谷について、その人の環境や心の状態を例にして、物語進み、対処法として、現実をみることや具体的なビジョンを持つことの大切さが出てきます.
以下は、本書からの引用です.「山と谷の原則とツール」として示されています.
山と谷とは?|環境や心の状態の例示
では、「山と谷」とは何か、私見を以下に挙げます.
山:自分がうまくいっているとき、うまく行動できているとき
谷:自分がうまくいかないとき、何も行動できないとき(何もかもがうまくいかない、恐怖心で変わりたくないと思っているとき)
感想|具体的ビジョンを探そう
人生の山と谷は、誰しも大なり小なりあります.
物語の冒頭、谷に住む若者は、幼い頃は幸せだったが、成長するにつれて、いいことよりも悪いことの方が多いことがわかってきた、いろいろな仕事もしてきたが、どれも望んでいたことではなかった、と言っています.
これは、大人になって視野が広くなった時に、何も考えず環境などに流されて生きていると、悪いことのほうが多いことを表現していると考えました.
自分にとって、よりよいビジョンや目的を持って生きている人とそうでない人は、比較したときに大きく異なるものがあるのだと思います.
本書には、どこからどこが山で谷なのかわからないし、捉え方によっても違う旨などアドラー心理学に近い考え方が示されていると思いました.
私には、人生の明確なビジョンや目標は未だないです.
それは、自分の中から見つけるものべきだと思っていますので、今後も精進していきたいです.
また、物語を読んでみて、山や谷の時に、自分は視野を広く持ってクレバーに行動できるのかと考えました.しかし、この本で伝えようとしているのは、対処方法ではなく、生き方の話なのだと考えなおしました.
パソコンでいうOSのような人生観のようなものとして、持ち合わせてほしいものなのだと受け取りました.
のおと
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?