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ふくちゃんとの出会い(2)

こんばんは。
ふくちゃんとの出会いのつづきです。

3匹のお世話をしながらも、なかなか飼い主さんをみつける事が出来ず
焦っていた時でした。
近くの公園で大きなイベントがあり、私は3匹を連れていくことにしました。
連れて行くと3匹とも大人気!
「かわいい、かわいい」の大合唱の中にも
「飼いたいなぁ」という人もチラホラ出てきました。

その中のお友達と一緒に来ていた1人のおばあさんが子猫をひょいと持ち上げておしりと目をチェック。
「家で相談してくるわ!」と。
1時間ほどでおばあさんが戻ってきました。
「3匹とも飼うわ!兄弟一緒がいいでしょ?」と。
うぁ~~~~~!
おばあさんが3匹とも飼ってくれる事になりました!
兄弟一緒にしてあげたいな。と思っていたので
こんなに嬉しいことはありません。
しかし、おばあさんが「じゃぁ、連れて帰るわね!」と。
「ちょっ、ちょっと待ってくださ~い!」
突然のことで心の準備が出来ていなかったのと
やはり子猫が心配でした。
「お家の住所を教えてもらって明日3匹を連れて行ってもいいですか?」と。
「心配しなくてもうちでは猫を何匹も飼ってるから大丈夫」
と言われましたが、ここは譲れません。
住所を教えてもらい次の日お家に伺いました。
玄関を開けるとおばあさんと一緒に3匹の猫がお出迎え。
猫の顔はなぜかおばあさんと同じくらいで、なんだかみんな大きな子達。
おばあさんはおじいさんと二人暮らしで数匹の猫と一緒に暮らしているそうでした。
とても大きなお家でたくさんの猫たちと一緒に兄弟で暮らせるのは幸せかもしれない。
と思いながらも、踏ん切りがつかない私。
心配そうな私をみたおばあさんは
「心配だったらいつでも猫たちを見に遊びに来てもいいからね。」
と言ってくれました。
そして私は3匹の子猫をこちらのお家の子にする決断をしました。


つづく




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