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元ミス尾道のアルバイトに労働審判を起こされた話⑦

「5万円支払え」という労働審判の結果は前回から予想していた。労働者側の審判員ですら「懲罰的に減額する(可能性がある)」と言ってきたぐらい。

1回目の途中から薄々感じていたことだけれど、この労働審判というものは提出された証拠類を審判員達が精査し、解決の為の結論を作り、その説得を双方にしていくというスタイルだと思った。ちなみに判決を言い渡される直前、都度説得をしてきていた企業側の審判員から「本当に(異議申立を)やるんですか?」と聞いてきた。「やらざるを得ないです」と答えた。

結果を聞いて弁護士は「ほぼ勝訴。これを受け入れることは妥当」とコメント。店長もこれで終わったらどうですか?と言ってきた。一応異議申立をして継続することは決定しつつ、民亊に移行した場合のシミュレーションを弁護士と相談しながら行う。自分自身が相手側の立場にたった時どうするかを考える。弁護士にもそういう質問をする。もし私がこういう相談をしてきたらどう答えますか?と。弁護士として相談を受けた上で訴訟の仕事を受けますか?受けるとしたら費用は幾らですか?といった感じだ。

民事訴訟に移行した場合の勉強とシミュレーションをする。判断としてはリスクはあってもやっぱり異議申立。この判断に至る大きな要素だったのは林原美織(旧姓:金沢)が想定以上の無能力だったこと。2回に亘る労働審判でのやり取りでかなり想定未満の言動が多かったことが大きかった。拍子抜けしたと表現してもいい。これが私自身が相手なら(異議申立を)やっていない。だって勝てないから。と店長に説明した。

審判結果から異議申立までの期間は2週間。早々に異議申立することは決めていたが実際に異議申立書を送るのは期限間近まで待った。林原美織から異議申立してくる可能性が0ではないと考えていたからだ。

この時点で予想していた可能性とその想定割合。以下のような感じで想定。
・林原美織からの異議申立してくる可能性1~3%程度。
・通常訴訟時に主張と請求額を変えてくる可能性50%。
・弁護士が付く可能性10%。その場合の弁護士費用は新しい男から出させる可能性99%。
・新しい男が費用を出させなかった場合の弁護士が付く可能性0%。
・訴訟取り下げしてくる可能性10%。但しこれは適正な助言をする弁護士もしくは有識者がいた場合。
・適正な助言をする弁護士もしくは有識者がいなかった場合は5%。

通常訴訟になった場合の色々な可能性も同じように考えていく。証拠作成は終わっているし、訴訟になっても殆ど負担はない。来年は別件の訴訟も待っているし愉しみだ。と考えていた。が、結局あっさりと終わる。

12月28日。裁判所から連絡。申立人が訴訟取り下げしてきたと。拍子抜け。全面勝訴。労働審判で全面勝訴するとまでは考えてなかった。裁判所からの電話を受けたスタッフも「悪いけどちょっとガッカリした」と。結構愉しみにしていたのに。お陰でまだ継続して言える。

「ぼく争い事で負けたことないんだよね」。

終わり。

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