見出し画像

蕪島にてウミネコの写真を撮る

そういうつもりではなかったのですが、蕪島の近くまで行ったら、ちょうどウミネコが産卵・子育て中ということで、ちょっと立ち寄ることに。

画像3

「蕪島」というのは、海岸線から、ちょっとだけ離れた小島で、昔々は船でなければ行けなかったようですが、今は、陸続きになっており、ウミネコの繁殖地です。

画像4

この時期になると、たいして広くもない蕪島の至る所にウミネコがいます。

鳥がたくさんいれば、当然、そこで排泄が行われるわけで、これが、なかなかの匂い。

正直、ナウルと同じで、蕪島がウミネコの糞で出来上がっていたとしても、誰も疑わないと思います。

目の前は、蕪島海水浴場となっているんですが、繁殖期の匂いは忘れ難く、本当にここで泳いで良いのか、通り過ぎる度に疑問に思ってしまいます。

画像2

島の頂上には神社があって、数年前に、漏電かなんかで燃え落ちてしまい、その後、再建。
昔の神社は、良く言えば「趣のある」、悪く言えば、「古臭い」神社だったのですが、新しくなった建物は、津波が来ても大丈夫! ということで、えらく立派に。

画像2

どうせ、あっという間にウミネコの糞でコーティングされるのに・・・・・、と地元の人は、思ったとか、思わなかったとか。

漢字は違うのですが、「蕪島」から「株」が連想されて、投資家に人気・・・・という時期もあったようですが、ご利益のほどは、さて。

画像5

軽い気持ちで立ち寄ったので、レンズも24-70mmの標準ズーム一本だけ。
どうせ大したものは撮れないだろうと思っていたのですが、

画像6

そこら中でウミネコが巣をつくっているので、もう場所がない。
こんな感じで、境内への階段で巣作りしているウミネコもいるくらいなので、無理に近づかなくてもアップが撮れてしまう。

写真では、威嚇されています。お邪魔している立場で、こう言うのもなんだが、そこに巣をつくるのは、どうかと思う。

画像7

場所がないので、ちょっとした場所を見つけては、ウミネコが休んでいます。

画像8

美しい毛並み、鋭い眼光と、鮮烈なアイライン、そして、意外にキモいくちばし。

風が強い日だったので、始終、目の前で羽ばたいてくれるので、普通なら結構な望遠でなければ撮れない写真も撮れてしまう。(望遠があれば、なおのこと良い写真が撮れるのでしょうが)

画像9

目の前を容赦なくビュンビュン通り過ぎて行きますが、人間にぶつかるようなことがないのは、さすが野生。

画像18

鳥との距離が近く、しょっちゅう空を舞っているということは、当然のことながら、糞を浴びる可能性が高くなることが悩ましいところ。
カメラの防水防塵にはある程度期待できるけど、防糞は期待薄。

画像17

風が強いせいで、糞が空中に散布された瞬間、四方八方に飛び散ってしまうので、直撃する可能性は少なかったですが、「こんな晴れているのに、霧雨が、なぜ?」と感じることが多々あり、微妙な気持ち。

画像11

素人でも、まずまずな写真が撮れたことは満足だったのですが、この文章を書いているだけで、あの匂いを思い出してしまう・・・・。

されは、さておき。

僕がお邪魔させてもらった時は、卵を抱えている鳥ばかりでしたが、中には、赤ちゃんも産まれていました。

画像12

画像13

いやされますね。(ウミネコからすれば、人間が、こんな近くにいるのはストレスでしょうが・・・・)

他にも、

画像14

喧嘩をしていたり、

画像15

交尾をしていたりと(今からの仕込みで、いいのか? おまえら?)、見ているだけも楽しかったです。

画像16

滅多に来ることもないので、帰りは近場で飯で食うつもりでしたが、やはり、体中、いろいろなところに糞が付着しており・・・・。

この格好で食堂に行ったのでは、営業妨害確実なので諦めました。

画像17

追記

連ドラの「花子とアン」で有名になった蓮子様(←役名。モデルになったのは柳原白蓮)の歌碑も撮っておきたかったんですが、とにかく足の踏み場もないくらいにウミネコがウロウロしているので、こちらも諦めました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?