マガジンのカバー画像

#スポーツ 記事まとめ

6,550
noteに公開されているスポーツ系の記事をこのマガジンで紹介していきます。
運営しているクリエイター

2017年10月の記事一覧

ある格闘家の記憶。

なかなかにむずかしく、おもしろい話だなあと思う。 なにかのきっかけで、ふとチェ・ムベという格闘家のことを思い出した。10年以上前に大ブームを迎えていた総合格闘技イベント「PRIDE」に出場していた韓国人選手だ。ああ、たしか彼のインタビュー記事をパソコンのどこかに保存していたな、と思い出し、フォルダをごそごそとあさった。目当ての記事は無事発見された。 当時、あまりに凄惨なファイトで恐れられていたロシア人選手のセルゲイ・ハリトーノフとの対戦を控えた彼が、たしか韓国の格闘技雑誌

栃木SCのスポーツビジネス-すべては栃木のために-

この記事の3行まとめ ・栃木SCのJ3売上高は3位。ただし・・・ ・グッズ売上高はJ3でぶっちぎりの1位 ・J3チームは昇格がビジネス的にみても最短でJ2強化を狙うべき 栃木のJ3売上高は3位。ただし・・・栃木SCの売上高はJ3の中で3位の6.3億円を誇っています。J3平均が3.8億円からしてみても、優秀なビジネス成績と見て取れそうです。 (参照:Jリーグマネジメントカップ2016より引用) しかしながら、以下の売上高推移を見てみるとその見え方は変わります。 確かに

オランダの逆襲 vol.2 良いコーチになるための6つのメソッド

この論文結果にもあるように指導者がチームに与える影響は計り知れない。指導者は日々、選手たちに自分に厳しく向上しろ、強くなれ、上手くなれと説いているはずである。しかし、実際に指導者はどのようなアプローチをしているであろうか。まだできることはないであろうか。 今回はオランダ流の6つの方法論を紹介したい。 この方法論はサッカーの指導者だけではなく、ビジネスマンの部長クラスの方でも応用できる内容かなと思う。(サラリーマンを経験した身から) ソースはこの本から。 興味のある方は

有料
250

オランダの逆襲 vol.1 女子代表の準備(ユーロ編)

FIFA最優秀女子監督(Sarina Wiegman)と女子選手(Lieke Martens)がオランダ女子代表から選出されました。男子代表とは裏腹に著しい発展を遂げている女子代表。その秘密に迫りたいと思います。今回は自国開催となった2017年女子ユーロ(優勝)でどのような準備をしたかについてDe voetbal Trainer 227(オランダで発行される指導者向けマガジンhttps://www.voetbaltrainer.nl/)を基にまとめ、考察したいと思います。

有料
120

球審のゾーンの広さにアプローチする①

NPBにおける球審のレベルの低さ、あるいは特定の球団に対して贔屓な判定を行う印象が持たれた球審を〇〇パイア(※1)として揶揄するような様子が、ペナント中にはよく見られます。 しかしPitch f/xなどトラッキングデータが一般に流通していないNPBにおいては、それらは印象論・感情論でしかなく、実際に具体的な座標データを用いた非難、あるいは賛同が行われているのを私は見たことがありません。 そこで、私が日々収集しているデータから球審ごとに異なるストライクゾーンの広さ、というものに

楽天がオーナー「ヴィッセル神戸」収益状況 - ポドルスキ獲得により利益はどうなるか -

デロイトトーマツが発表するJリーグを対象としたマネジメントランキングでヴィッセル神戸はJ1の中で最下位となりました。 こちらを参照 オーナー企業である楽天の本業がうまくいく中でヴィッセル神戸の経営は順調とはいえないのでしょうか。楽天はプロ野球球団である「楽天イーグルス」もオーナーとなっていますが、目下パリーグのCS優勝争いを演じており順調に球団経営が運営されています。 なぜヴィッセル神戸のビジネスマネジメントで高い評価を受けていないのでしょうか(同ランキングの基準はこち

Jリーグマネジメントカップ J2クラブ優勝のレノファ山口FCから学ぶスポーツビジネス

前回に引き続きデロイトトーマツが発表する「Jリーグマネジメントカップ2016」について解説していきます。前回はJリーグクラブのビジネスマネジメントの総論をご紹介いたしましたが、今回以降は各クラブについてご紹介いたします。 今回はJ2クラブのビジネスマネジメントで優勝した「レノファ山口FC」について着目していきたいと思います。レノファ山口のことを知らないサッカーファンも多いのも当然で、今季のJ2でのリーグ順位は現在21位で、降格争い真っ只中にあるクラブだからです。 それでは

有料
480