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ヴァンフォーレ甲府 記事まとめ

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2023年10月の記事一覧

10月4日夜、国立競技場で感動した話

 試合終盤の90分、甲府の右サイドからのスローイン。クリスティアーノがボールを受けて強引にクロスを上げる。中央で待ち構えるのは背番号10の長谷川、DFの上からボールを叩きつける。ボールはゴール左側へ。外れたか、いや、入った!確かにボールはネットの中にある。会場がどよめく。甲府、待望のACL初ゴールにして試合を決定づける先制点。長谷川が、甲府の選手スタッフがゴール裏に駆け寄ってくる。確かな先制点をつかみ取った。そして95分、スローインの流れを甲府がクリアするとレフェリーが両手を

「持たざるが故に」 甲府のACL初勝利を眺めながら思ったこと。

甲府が国立でACL初勝利をあげた。 タイで二年連続三冠を達成しているブリーラム・ユナイテッド相手に、後半アディショナルタイムの一点で勝ち切った。 この勝利は、ヴァンフォーレ甲府というクラブの歴史に残る一戦となり、Jリーグのサポーター総出でこの勝利を讃えるムードとなっている。 東京の自宅からDAZNでそれを眺めていた私は「雨を理由に引きこもらずに行けばよかった」と非常に後悔したが、今更後悔しても何も生まれないのでなんとなくこれを書き始めてみた次第である。 昨年、J1勢を

【見どころ】FC町田ゼルビア 2023年第38節 ヴァンフォーレ甲府戦

こんにちわこんばんは。ひだりです。写真は登園風景です。気に入ったらしい。 いわき戦マッチレビューお読みいただきありがとうございました。 いわき戦マッチレビュー、多くのゼルビアサポ、いわきFCサポのみなさまにお読みいただけました。ありがとうございました。 x上でもnote上でも、このnoteを書き始めて以来、最も多くのリアクションをいただいた記事になりました。マッチプレビューと異なるマッチレビューの伝搬の仕方、記事の性質の違いを実感でき、とても興味深かったです。 特にい

拝啓、小学3年生の君へ

2009年11月21日J2第49節湘南ベルマーレ戦 今でもあの時の記憶が頭の中を駆け巡る。 2点差を追いつき、攻めの姿勢を見せていた青赤の戦士たちを再び突き放すかのような坂本紘司選手の冷静なフィニッシュ。 気がついたら頬には涙がつたっていた。 試合に負けて泣き散らしたのは最初で最後だと思う。悔し涙も嬉し涙も14年間のサポ生活の中でたくさん経験してきたが、あれほど「悔」の感情を掻きむしるような思いはもしかしたら無いのかもしれない。 歓喜に沸く湘南ベンチと満員のビジター席。