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川崎フロンターレ 記事まとめ

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2023年10月の記事一覧

「あなたの背中に」(リーグ第31節・柏レイソル戦:1-1)

 一進一退の攻防が続いていたアディショナルタイム。  その3分半が過ぎた、93分の出来事のこと。 宮代大聖から出されたパスに向かって小林悠が左サイド奥のスペースに抜け出そうとする。だが、素早くカバーリングに入った柏レイソルのディフェンダー・古賀太陽が、先にボールに追いついた。後ろにいたGK松本健太にボールを預けて、ビルドアップのやり直しを促そうとしたパスだった。  その次の瞬間、である。 GK松本健太に向かって、とてつもない勢いでスプリントして飛び込む白いユニフォーム

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橘田健人には「開眼」のタイミングがある

ここ最近、橘田健人が殻を破った感がある。サポーターの中でも、ミドルシュートへの期待感が大きくなった人は多いのではないだろうか。

【鬼木ボンバイエ】鬼木監督オンライン囲み会見10月27日

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第31節・柏レイソル戦)

 10月29日は三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソル戦です。  柏レイソルはシーズン序盤の不調からは立ち直したものの、残留争いから抜け出すまでには至ってません。最下位の横浜FCとは勝ち点3差。決して安全圏とは言えない状況でしょう。  ただ前日28日に横浜FCがコンサドーレ札幌に1-2で敗戦。柏からすると、ここで川崎フロンターレで勝てば、残り3試合で勝ち点6差となるので、抜け出すチャンスになります。ホームゲームですし、必勝を期して臨んで来ることでしょう。 ちなみに川崎は

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「僕たちの決断」(ACL第3節・BGパトゥム・ユナイテッドFC戦:4-2)

 キッカーの脇坂泰斗が、自ら獲得したコーナーキックを蹴る。綺麗な弧を描いたボールは、競り合いに高く舞っていた大南拓磨の頭にピンポイントで届いた。打点の高いヘディングがゴールネットに突き刺す。  これでスコアは4-1。 決めた大南拓磨は、これが川崎フロンターレ移籍後の公式戦初ゴールだ。この時点で78分。残り15分ほどであることを考えたら、勝利を決定づけるゴールでもあった。残っている作業はゲームをコントロールしながら、のらりくらりと時計の針を進めていくだけだったはずである。

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ACLグループリーグ第3節 BGパトゥム・ユナイテッド対川崎フロンターレ観戦記【ACL2023-2024】

まえがき どうも、きーきあっです。 先日開幕したアジアチャンピオンズリーグ2023-2024(以下ACL)。 タイリーグからもブリーラム・ユナイテッド、バンコク・ユナイテッド、そしてBGパトゥム・ユナイテッドの3クラブが出場し、なかなかの健闘を見せております。 といっても、結果を出しているのはブリーラムとBUFCのみで、BGは開幕し2戦2敗と苦戦してます。 特に前節はホームで先制しながらも、ジョホール・ダルル・タクジムに2-4と逆転負けを喫してしまいました。 その時の様

【Voice!】ACL・GS第3節BGパトゥム・ユナイテッド戦公式会見10月23日

川崎フロンターレ 鬼木達監督 遠野大弥選手──試合に向けてどのような準備をしていますか? 鬼木監督 「非常に重要な一戦です。初戦から連勝できていますが、ここで勝利できるかがグループステージ突破に大きく関わってきます。アウェイですが、しっかり勝ちにいきたいです。連戦ではありますが、勝ってここに来ているのでモチベーション高く挑めると思っています」 ──クラブとしては昨年にアジアツアーでBGパトゥムと対戦しています。改めて相手の印象と注目している選手を教えてください。 鬼木監

第30節 川崎F4-2福岡 等々力劇場が起きた!

第30節は、10/20(金)19:00、等々力陸上競技場でキックオフ。川崎Fは、直近のリーグ戦からのスタメン変更は6人。田邉、登里、Jシミッチ、遠野、小林、Bゴミスが外れ、大南、瀬川、瀬古、橘田、家長、Lダミアンが入る。 結果は、4-2で川崎Fの敗戦。 前半20分 川崎Fは、右サイドの相手陣深くで家長選手がボールを持ち、小田選手と対じする。家長選手は仕掛けずにペナルティエリア手前の右でフリーになっていた橘田選手へ預けると、橘田選手は思い切って右足を振り抜く。ゴール前で落ち

【マッチデープログラム425】2023.10.20.J1リーグ第30節vs 福岡

川崎フロンターレのホームゲームで販売されている試合観戦ガイド「オフィシャルマッチデープログラム」を、note版としてお届けします。 本誌とは若干構成が変わり、記事ページを中心に本誌には掲載されていない試合前選手コメントや加工前のオリジナル画像もアップされています。 表紙&インタビューは、マルシーニョ選手。特別対談は上福元直人選手×宮代大聖選手(後編)、もうひとつの特別対談では橘田健人選手×遠野大弥選手の新米パパトーク、少年時代は山根視来選手をお届け。そのほかにも試合に向け

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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第30節・アビスパ福岡戦)

 10月20日は等々力陸上競技場でアビスパ福岡戦です。 前回の公式戦となった天皇杯準決勝のアビスパ福岡戦から、約2週間近いインターバルがありました。チームをオフを挟んでコンディションを整えつつ、先週末にはJFLのFCマルヤス岡崎とのトレーニングマッチをするなど、実戦感覚を養っております。  ここからは少しタイトな試合日程が続きます。確認しておくと、金曜日に等々力でアビスパ福岡戦、その後はタイに移動し、中三日でACLのBGパトゥム・ユナイテッド戦に臨みます。帰国後は、中四日

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BAD HOPが地元川崎での「2023明治安田生命J1リーグ第30節川崎フロンターレ戦」始球式に登場!ハーフタイムショーでは「Champion Road」を生披露!

10月20日(金)に等々力競技場にて開催された「2023明治安田生命J1リーグ第30節川崎フロンターレ戦」にBAD HOPが始球式とハーフタイムショーで登場した。 「川崎出身HIPHOPグループ」がモニターに映され、熱狂的な声援とともに、BAD HOPが始球式に登場した。始球式の冒頭、メンバーを代表してYellow Patoが「川崎フロンターレのアカデミーでサッカーをしていたことから、何回もこの競技場で試合をしたことがあり、こうしてこの競技場に帰って来られて嬉しい気持ちでい

「明日も」 (リーグ第30節・アビスパ福岡戦:4-2)

 どよめきと歓声。 その両者が交錯するような瞬間を等々力競技場に生んだのは、小林悠のゴールだった。 記者席で目撃していた僕は、喜ぶよりも先に呆然としてしまっていた。  なぜこのタイミングで、あんなゴールを決められるのか。 それは「小林悠が小林悠である所以である」としか言いようがないのだが、そこに対する驚愕に加えて、スタジアムを包む空気を一変させるパッション溢れる一撃だったからである。  あのゴールで等々力全体のボルテージはグググっとと上がった。  84分に生まれた

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【鬼木ボンバイエ】鬼木監督オンライン囲み会見10月18日

【note部】練習後のミックスゾーン10月16日