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ファジアーノ岡山 記事まとめ

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2021年12月の記事一覧

2021シーズンレビューのようなもの~ファジアーノ岡山2021シーズン振り返り企画~

 昨シーズン、J3リーグへの降格がなかった影響から降格枠が4チームとなってしまい、相当に過酷な戦いが予想された2021シーズン。そんなシーズンを残留争いにほとんど巻き込まれることなく乗り切ることができ、来シーズンもJ2リーグのステージで戦うことができるということにまずは心からの安堵をするばかりです。  そして何より、2020シーズン同様に感染症禍が続く中で、引き続き制限を付けられた観客動員など経営的にも相当に難しい舵取りを迫られた局面が数多くあったと予想されましたが、そんな

山形サポに聞いた木山監督評

Q.山形時代の木山監督のサッカースタイルは? A.一言で言えば固く守ってカウンターが多かった。 Q.木山監督が率いた3年間でJ1昇格は見えたのか? A.木山体制3年目にプレーオフ決勝まで行けたとき(徳島に敗れて入れ替え戦行けず)が唯一見えたと言える。それ以前はロマンを追い求めてズッコケたりもしていたので、リアリスティックに戦い抜いた3年目は良いところまで行けた。 Q.木山監督の攻撃面の戦法はどんな感じか? A.答えになっているか分からないが木山監督は相手毎に何処から攻める

2021ファジアーノ岡山にフォーカス 「データで迫る上門知樹の魅力と1点の秘密」

1、 前置き 岡山のサポである私としては、岡山に残るという決断を上門 知樹という選手が選んでくれる筈であると信じてまとめていましたが、残念ながら今季を持って、J1のC大阪への移籍が決定し、移籍金を置き土産にJ1に個人昇格することとなった。そこで、データで迫るというタイトルではあるが、公式記録を中心に、データを深く掘り下げて行くことで、14上門 知樹という選手が、どれだけ凄かったのか、改めてデータでの可視化と、言語化することで迫っていくというフォーカスです。  もちろん、試合

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ファジアーノ岡山 2021シーズンレビュー 【MF/FW/レンタル組】

2021シーズンレビュー2回目の今回はMF/FW編です。 【MF】No.6 喜山康平リーグ:34試合/2294分 天皇杯:1試合 昨季は怪我により4試合のみの出場にとどまったが、今季は開幕からブランクを感じさせないプレーを披露。2019年シーズンから定着したCHで黒子役に徹しチームを支えた。 守備面では持ち前の危機察知能力と球際の強さで相手の攻撃を未然にシャットアウト。それだけでなく鋭い楔のパスと元FWとしてのゴールへの嗅覚で開幕戦からゴールを決めるなど攻撃面でもチームに

【シーズンレビュー】有馬体制3年目を振り返る12個のトピックス~融合とその先へ~

キャンプから模索した4-2-3-1で迎えた開幕戦 有馬体制3年目となる2021シーズンは、開幕前のキャンプから新たな形を模索していた。2年間の主な布陣は[4-4-2]。堅実な守備と縦に速い攻撃の2つの要素を軸に、[4-4-2]は成熟しつつあった。総得点を60と設定したファジアーノは、攻撃力アップを図るべく[4-2-3-1]へトライ。従来の[4-4-2]と何が違うのか。それは前線の配置である。2トップを横並びに配置するのではなく、1トップの後ろに2列目の選手を3枚並べる。1トッ

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2022ファジアーノ岡山にフォーカス2 「木山 隆之新監督についての情報まとめ」

URL:https://twitter.com/fagiano_koho/status/1470559916049846275?s=20 1、 前置き 今回のフォーカスでは、データや記事という客観的視点と、JFL以降の岡山を見てきた私の私見を交えつつ、木山 隆之監督にフォーカスを当てて行きます。前任の有馬 賢二監督についても触れつつ、木山 隆之新監督に期待したい点と、不安に感じる点、そして、率直な現段階の心情や意見、アンケートを交えつつ、新監督について、まとめていきたいと思

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ファジアーノ岡山 2021シーズンレビュー 【GK/DF】

12月5日に2021シーズンが終了しました。 最終的には15勝14分13敗の11位となりました。 ということで今回と次回の記事の2回に分けて2021シーズンを選手ごとに振り返っていきたいと思います。 【GK】No.1 椎名一馬リーグ戦:1試合/2分 1番最初の契約満了が椎名になろうとは誰が予想しただろうか… 今期も1番目の契約更新選手だと思っていただけにファン・サポーターの落胆は相当なものであった。悲しみの中で迎えたホーム最終戦でベンチ入りし後半88分、2014年以来

2021ファジアーノ岡山にフォーカス47 「シーズン総括(GK編)」

1、 2021シーズン出場記録2、 各選手個別評価背番号・選手名:貢献度(高:A~E:低) 1椎名 一馬:C(1試合) まず、13年間ファジのために有難うございました。そして、最終節記録上は2分の短い時間での出場でしたが、まるで20分間もあったかのように、時がゆっくり過ぎるように流れていると感じるほど、1つ1つのプレーが、印象的で濃密な時間でした。そのプレーする姿は、目に焼き付いていて、ファジサポであり続ける限り、忘れる事はないでしょう。そして、あのファジへの愛が溢れるほ

2021ファジアーノ岡山にフォーカス46 J2:第42節:ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉 「有難う有馬さん、有難う椎名さん、有難うファジ」

 運命のキックオフ。スタートと同時に岡山のイレブンは、ボールに凄い勢いで、食らいついていく。デュエル(ボール保持を狙った接触プレー)では、なかなか勝てていなかった。それでも、人数と運動量で、ボールを絡めとる。そして、奪ってゴールに迫る。冷静に試合に進めるファジが、守備のリスクとか、バランスの気にしないかのように、ボールを奪って、ゴールを狙って行く。でも、これは明らかなオーバーペース。先制点を決めることができなければ、苦しくなる。サッカーを愛し、ファジを愛する。戦術や分析とかを

椎名一馬選手の退団によせて

どうも、ゼロファジです。 ながらくファジアーノ岡山の兄貴分的存在としてチームを引っ張ってきた椎名一馬選手が退団します。それにともないホーム最終戦にてあいさつが行われました。 一夜明けてすこし冷静になってきたので、ここで彼について思うことを書き記しておきたいなと思います。彼の退団、そしてあのあいさつを受けて、たくさんのファジサポが心を揺さぶられていましたね。そのもようについてはファジラボにて全文無料で掲載されていますので、見逃した方はチェックしてみてください。 椎名一馬の

【レビュー】『エモーショナルなラストマッチ』~第42節ファジアーノ岡山VSジェフユナイテッド千葉~

スタメンキックのフィーリングを高めた田口の右足から生まれた2点 試合の入りこそ岡山がシュートを打ち、ゴールへの姿勢を見せた。守備では高い集中力を保ち、入ってくるボールに対して、強くアプローチできていた。流れの中から千葉に決定機を許さなかった。  しかし、試合が進むにつれて両チームのファウルが多くなり、セットプレーが増えていく。この日のファウルは千葉が18回、岡山が14回。岡山が犯した14回のファウルのうち、自陣でのファウルが増えてしまったため、千葉にフリーキックでのチャンス

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【レビュー】『0-5の雪辱を晴らすウノゼロ勝利』~第41節V・ファーレン長崎VSファジアーノ岡山~

スタメン強固な守備ブロックを崩すために 強固な[4-4-2]の守備ブロックを形成する両チームの一戦。左右への揺さぶりに対して、素早いスライドで対応。どちらも中央へ差し込むことに苦戦した。なかなか決定機を作れないまま時計の針が進む。   岡山が長崎のブロックを攻略するべく、1タッチプレーに3人目の動きを合わせる仕掛けを狙っていた。デュークへの縦パスで攻撃のスイッチを入れると、落としを受けた石毛から1タッチで裏に抜ける上門へのスルーパス。下がってきたデュークが空けたスペースを上

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