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ファジアーノ岡山 記事まとめ

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2021年8月の記事一覧

型があるが故の~J2第27節 ギラヴァンツ北九州 VS ファジアーノ岡山~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。 コバショナルプレー VS 4-4-2 岡山にとっては前節の大宮戦に続いて降格圏内のチームとの対戦。現状のJ2リーグ残留争いは一つの勝利で残留圏内、降格圏内が大きく動くような大混戦となっているので、ホームゲームでもある北九州にとっては勝ち点3が欲しいところである。なおこの試合は特に前半、岡山と北九州、互いにボールを持つ時間がハッキリしていたので、それぞれの振る舞いから前半の展開を振り返っていきたいと思う。  まずは立ち上がりの5分を過

210828 北九州×岡山 雑感…と期限付き移籍の選手について

こんにちは。うにがしらです。 昨日の北九州戦は、スコアレスドローでしたね。TwitterのTLに流れてくる皆さんのつぶやきからも、「やっぱり得点…」という雰囲気を感じます。 今回は、北九州戦の雑感とともに、期限付き移籍の選手の試合もザッピングしましたので、そこで感じたことを書かせてもらいます。 ■まずは、北九州×岡山について 0-0で引き分け。 なぜ点が取れないのか。 点さえ取れていれば。 そんな感想が一番に来る試合になりました。 序盤にかなりボールを持たれたため

【レビュー】『"積み上げてきたもの"のぶつかり合い』~第27節ギラヴァンツ北九州VSファジアーノ岡山~

 前節ホームで劇的な逆転勝利を収めたギラヴァンツ北九州とリーグ再開後2勝1分と未だ負けなしのファジアーノ岡山が対戦した一戦。それぞれが積み上げてきたものを随所に発揮した90分間となった。 スタメン マッチレポート押し込んだ岡山、北九州の守備を崩せず 立ち上がりは岡山がボールを保持した。CBからサイドにパスを散らし、北九州が構える[4-4-2]のブロックを揺さぶろうと試みる。両SBを高い位置に上げて、斜め下に落ちたパウリーニョとCBでビルドアップ。北九州の2トップの間に顔を

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大外を巡る攻防~J2第26節 ファジアーノ岡山 VS 大宮アルディージャ~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。 大宮の保持を上手く狂わせた4-4-2の練度 アウェイの試合ではあるものの、J3降格圏という立場(⇒早い段階で降格圏から抜け出す勝ち点が欲しい)を考えると勝ち点3が欲しい大宮。オープニングから積極的に岡山の陣内にボールを送り込んで攻める形を見せてきたのは必然だったと言える。特に立ち上がりの10分程はかなりテンションを高くして試合に入っているように見えた。大宮の姿勢がうかがえたのが岡山のボールになった直後のネガティブトランジション。近場の

2021ファジアーノ岡山にフォーカス30 J2:第26節:ファジアーノ岡山vs大宮アルディージャ(Home) 「実質的には破られた勝利の方程式」

1、 前置き(J2というリーグ) 前節は、上位に留まり昇格戦線に残ろうとする町田に対して、先制を許すも19ミッチェル・デュークの移籍後初ゴールにより、同点に追いついた岡山。また、このゴールでは、27木村 太哉の2アシスト目だが、クロスでは初アシストを記録。流石に、今季初の逆転勝利こそならなかったが、ある程度守備に意識を回して逃げ切りを図る相手に追いついた事で、チームとしての前進を感じた前節。  今節は、ホームでの連勝を狙い中断明け無敗継続を目指す中で、4戦負けなしで、浮上の

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【レビュー】『厚みをもたらす新たな形』~第26節ファジアーノ岡山VS大宮アルディージャ~

スタメンマッチレポートSB河野のJ2ゴールを守り切った岡山が今季初のホーム2連勝 前節ともに引き分けて迎えた両チーム。岡山は3試合連続同じメンバーで、大宮は前節スタメンだった石川に代えて三門を起用して臨んだ。降格圏から脱したい大宮が球際で強さを出して試合に入ると、岡山は思うように前線にボールを運べない。岡山がデュークを狙ったラフなボール以外前進する手段を見出せずにいると、大宮がボールを保持することで徐々にペースを握る。大宮は最前線の河田を起点にしながら、大外に張る選手と内側に

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2021.8.21 岡山-大宮戦 雑感

岡山×大宮。 1-0で勝利でホーム2連勝! ここで勝点を積むことができ、降格圏から離れることができてよかったです。 判定については、色々ありました。 河田選手の2本は、審判によっては2本ともゴールでもおかしくなかったと思います。 皆さんのツイートを見ていると、やっぱり、そもそも判定が全体的に不安定だったですかね。 VARのないリーグですし、ファジサポとしては、その恩恵を素直に受けたいと思います。 さて。 今日は、なんといっても河野選手のゴール。 前半戦から河野選手は、逆サ

2021ファジアーノ岡山にフォーカス29 J2:第25節:FC町田ゼルビアvsファジアーノ岡山(Away)「変幻自在の対応力」

1、 前置き(ピッチコンディション) 雨の降る日々が続いているが、町田の地でもそれは同じで、試合は開催されるどうかという状況であったが、開催される事となった。岡山のシティライトスタジアムは、水はけが良く比較的晴れの多い地域ということもあって、ボールが止まる様なピッチコンディションの試合はほぼないが、今回はそういったピッチコンディションでの試合となった。  当然ながら、このピッチコンディションでは普段のように自分達のサッカーができないのではないか。そういった心配があるが、大き

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雨でも普段着は着れるか~J2第25節 FC町田ゼルビア VS ファジアーノ岡山~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。 中途半端なセーフティが生み出すリスク 岡山はデューク、町田は中島と、それぞれ前線に構える選手に長いボールを飛ばしていく展開で始まった前半。ロングボールを蹴って、そのボールがそのまま相手の最終ラインの背後を取ることができれば一番楽ではあるのだが、出し手と受け手の距離がかなりあるようなボールで綺麗に相手の背後を取るというのはなかなかできることではない(⇒なお町田は何度かロングボールから中島が井上-安部の背後を取りかけるシーンが

【レビュー】『次節に繋げたい勝点1』~第25節FC町田ゼルビアVSファジアーノ岡山~

スタメンマッチレポート両チームの”うれしいゴール”で痛み分け 大雨が降る中で行われた一戦は、ロングボールを背後に蹴り合うシンプルな戦いで幕を開けた。最初のチャンスは町田。3分にサイドに流れた中島のクロスを長谷川がマークのズレを突いてヘディングシュートを放つも、ボールは枠の外へ。5分には、吉尾のFKを水本が飛び込みながら合わせてゴールネットを揺らしたが、判定はオフサイド。岡山が統率されたラインコントロールでピンチをしのぐと、徐々に押し返していく。デュークへのロングボールを起点に

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2021ファジアーノ岡山にフォーカス28 J2:第24節:ファジアーノ岡山vsレノファ山口 「背中で引っ張る新ストライカー」

1、 前置き 期待通りの勝利。まさしく今節の勝利は、そういった勝利であった。中断期間で、しっかり山口戦に向けて、準備できたというのが良く分かる試合であったと思います。一方で、39ブレネー・マルロスは、残念ながらリザーブ入りもできず、48石毛 秀樹も天皇杯の名古屋戦で、肉離れで、早くも離脱してしまっている。  48石毛 秀樹は、ここ2シーズン怪我に悩まされていたという事で、環境を変えて再起の一年にしようというシーズンであったと思います。主軸とまでは、いかなくても準主軸として清

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「覚悟」 2年 太田龍之介

「覚悟」 政治経済学部経済学科 2年 太田龍之介(ファジアーノ岡山U-18) こんにちは。 今回、部員ブログを担当させていただきます。 政治経済学部2年の太田龍之介です。 まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、最前線で対処されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にご尽力いただいている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。 明治大学に入って1年半が経った。 朝6時から厳しい練習をして終われば学校に行き、そして下級生としての仕事をしてとても忙しい日々を過ごし

方程式にしたい勝利~J2第24節 ファジアーノ岡山 VS レノファ山口~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。 山口のビルドアップを狂わせた岡山の4-4-2守備 試合の構図としては、後方からボールを持って運んでいこうとする山口に対して岡山がそれを受けるという、戦前に予想されたであろう形で進んでいくこととなる。ここで強調しておきたいのは、岡山は決して「守ってカウンター」を狙っていたのではなく、まずは山口のビルドアップを抑えてボールを回収する流れを作って、そこから試合の主導権を握っていこうとしていた、ということである。  山口の後方からのビルドア

【レビュー】『リスタートは最高の滑り出し』〜第24節ファジアーノ岡山VSレノファ山口〜

 五輪による中断期間が明けて、世界一熱い2部リーグであるJ2が再開。およそ3週間ぶりとなった24節はファジアーノ岡山がホームにレノファ山口を迎えるPRIDE OF 中四国。現状の順位に全く満足していない両チームは、巻き返しのきっかけにすべく、プライドをかけて戦う。 スタメンロングボールを軸にする岡山とショートパスを軸にする山口 得点力不足に悩む両チームの対戦となったこの試合。先制点が勝負を分ける、1点を争う試合になると踏んだのか、前半の両チームは失点しないことを最重要事項に

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