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中日ドラゴンズ 記事まとめ

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2022年4月の記事一覧

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第31章

第31章 選手全員登録抹消の衝撃 ~2010年~  この年の中日は、最大の目標であったセリーグ優勝を果たした。  落合は、毎年、目標をリーグ優勝にする。リーグ優勝後の試合には大きな重点を置いていないかのように。  それは、短期決戦があくまで時の運であることを落合は、身をもって知っていたからだ。いかにペナントレースで勝った強いチームとはいえ、短期決戦ではあっけなく敗れることもある。  2人の投手が好調で、2・3人の打者が好調であれば、短期決戦で先に4勝することは難しくない。

大逆転勝利を支えた鉄壁リリーフ陣!~山本投手の重要性~

 中日ドラゴンズは24日、本拠地で巨人と対戦し、7対6で勝利しました。一時は5点差をつけられていましたが、3回に5得点を挙げて追いつくと、4回に石川昂選手の犠飛で勝ち越しました。そしてこの大逆転勝利を支えたのは、竜が誇る自慢のリリーフ陣でした。 鉄壁リリーフ陣  先発の福谷投手が3回で降板した後、山本投手ー清水投手ー祖父江投手ーロドリゲス投手ーR・マルティネス投手と繋いだドラゴンズ。被安打さえ許さない完璧な投球ぶりで、首位・巨人相手に逆転のキッカケさえ作らせませんでした。

根尾昂再コンバートについて

こんにちは、ばやのりです。 今シーズン好調な一軍の試合がなく、二軍の試合のみだった4月21日にとある情報が流れ込んできました。 中日ドラゴンズvs福岡ソフトバンクホークス(二軍) スターティングメンバー 1番ショート根尾昂 そしてその少しあと、立浪監督監督が「根尾昂をショートに再コンバートさせる」というニュースが報道され、その後根尾選手の二軍降格の公示がありました。 それについて思ったことを色々書いていこうと思います。 1.根尾昂のこれまでまずは再コンバートを考えるう

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第30章

第30章 落合の計算通りのリーグ優勝~2010年~  7月1日に首位巨人に8ゲーム差つけられ、貯金0の3位に沈んでいた中日。  世間では巨人のセリーグ4連覇で決まり、といった雰囲気が漂っていた。  しかし、そこから中日の追い上げは、見事だった。  7月9日からの巨人戦3連勝。7月16日の広島戦からは5試合連続無失点勝利を含む7連勝。  相変わらず、巨人と阪神が中日の上にはいた。だが、この2チームは、首位を争いながら、投手陣を酷使して徐々に疲弊の色が濃くなってきていた。

久々のドラゴンズの野球!中日対阪神 4/12

初めまして!くーろんと言います。よろしくお願いします。    久々(?)の野球ということ、それに加えて一人暮らし初めてからめっちゃ暇なので書いてみようかな、といった感じで書き始めて見ました。 特に難しいデータとかを持ち出す気もなく、ただただ感想を書いていくだけなので気軽に読んでいただけると嬉しいです。    さて、ヤクルト戦を良い形で勝ち越した後、さあこれから、というタイミングでDeNA戦が中止になってしまいました。新型コロナウィルスの影響によるものなのでしょうがないです

石川昂弥、覚醒の兆しか?

こんにちは、ばやのりです。 今回は、中日期待の若手スラッガーである石川昂弥について思ったことがあるので書いていこうと思います。 2022年4月10日、佐々木朗希の完全試合があったその日、中日ドラゴンズは一軍の試合が中止となったため、ナゴヤ球場でソフトバンクの三軍と試合をしていました。 その日の石川の内容は 一打席目四球 二打席目四球 三打席目中二塁打 四打席目左三塁打 というものでした。横浜戦が中止になった中でも実戦の中でしっかり手応えを感じていると思います。 http

ファンに「プロ」と呼ばれる男 ―“GOD?” 大島洋平のプロ意識とは

 とにかく祈っていた。何としてでもチームに勝ってほしかった。  もちろん、応援しているチームだからだし、接戦で延長戦にもつれこんでいたというのもある。  でも、その祈りのいちばん根っこにあったのは、今日だけは・・・という思い。勝って、ヒーローインタビューのお立ち台に彼を上げたいという強い願いだった。テレビ画面を見つめながら、つい拳に力が入る。  2対2の同点で迎えた延長12回表。1アウトランナー2・3塁、ボールカウント1-0。ピッチャーは中日・福敬登、対するバッターは広島・

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第29章

 第29章 落合の洞察力と戦略が冴え渡った2010年  世間の予想通り、巨人は、圧倒的な戦力を武器に横綱相撲で4月10日に首位に躍り出ると、その後も安定した戦いぶりで勝利を重ねていく。6月30日には、2位阪神に5ゲーム差、3位中日に8ゲーム差をつけて、独走の気配が漂ってきた。  一方、中日は、一進一退の試合状況で6月も11勝11敗と煮え切らない試合が続く。  この年の序盤で目立っていたのは、荒木・井端の二遊間コンバートと、冷静に試合を俯瞰する落合の逸話くらいである。

神宮の森に、あの頃、夜の風

何を隠そう、私は中日ドラゴンズファンである。 記憶にあるのは幼稚園時代、親に連れられて行ったナゴヤ球場の内野席。当時、星野監督政権で立浪(現中日監督)がドラフト1位で入団し、ショート宇野がセカンドにコンバートされた二遊間。ファーストは4番落合(前中日監督)、捕手に中村武志、抑えのエースは郭。彦野に川又、ゲーリーとリーグ優勝を飾った黄金期の一遍の真っ只中であった。 親は例に漏れず野球好きであったが中日の熱烈なファンという事もなく、住んでいる地元球団だから見に行った程度だろうが、

【振り返り】4月6日のヤクルト戦について

今シーズン、1軍での初登板となった昨日のヤクルト戦について振り返りたいと思います。 同じ内容を音声でも配信しているので、読むのがメンドウな人は聞き流しも試してみてください。 初登板という感覚がなかった本格的に先発に転向して4シーズン目を迎えました。 どのシーズンでも、初登板では「今年の始まりだから」とか「しっかりアピールしないと」とか、いつも以上に緊張感がありました。 でも今回は違ったんです。 あまり緊張しませんでした。 頭に「あれ?これ初登板なんだよな?」と浮かぶく

佐々木朗希・奥川恭伸の初登板と比較して振り返る髙橋宏斗の初登板

来たる2022年3月30日、全中日ファンが待っていたと言っても過言ではないその日、2020年のドラフト1位髙橋宏斗選手がプロ初先発のマウンドに立ちました。 結果としては5回4失点、被安打5、2奪三振、4四死球という形で打線はDeNA先発石田を捉えきれず、中継ぎを攻め立てるものの追いつくことは出来ず、敗戦投手という結果になりました。 今回はそんな髙橋宏斗の初登板を、同じ高卒2年目に大ブレイクを果たし、既に球界を代表する投手へと成長しつつある2019年のドラフト1位、ヤクルト

2022年の京田陽太について考える #2

お久しぶりです。怪獣ブルー号です。京田陽太選手について私の考えを述べていきたいと思います。 京田陽太、彼は2016年ドラフトで日本大学から2位で指名された。前評判は、走攻守三拍子が揃っており、特に守備範囲が広いというものだった。 彼は2017年シーズンに新人王を獲得し、井端弘和以来、なかなかドラゴンズが固定を出来なかったショートに終止符を打った男である。2017年から2021年まで.250前後の打率で、ある意味、安定した打撃成績を残している。 また、彼の特徴といえば、やは

今季初登板 開幕第2戦

だいぶ時間が経ったけど振り返ろうと思います。 勝野昌慶にとって2022年初戦 大野雄大 勝野昌慶 柳裕也を立て望んだ巨人戦 開幕戦を落とし でも二戦目勝とう 高まる期待 心臓が飛び出しそうになるほど僕も緊張してました 吉川尚 廣岡 ポランコ 岡本 中田翔 気が抜けない 巨人打線に立ち向かっていく勝野昌慶 初回は三者凡退に抑えたけど 2回にヒットと四球が 絡んで1アウト満塁のピンチ 打者大城  インコースにズバッと真っ直ぐが決まって見逃し三振 ここはほんとに痺れました、

2022年 中日ドラゴンズ 開幕戦を考える #1

初めまして、怪獣ブルー号です。遅くなりましたが、立浪ドラゴンズの開幕戦を考えていきたいと思います。 【投手陣】①大野雄大 大野雄大は序盤から怪しさがあり、それが顕著に現れたのが5回。この回、結果的に3失点することになるのだが、球が全て腰より上か完全なボール球であり、コースが甘かった。どこか痛めているのではないかと邪推する程であった。また、木下拓哉のリードも制球が定まらない大野雄大に対して、インコースばかり構えていた。ここに関してはリードの改善の余地があるのでは無いかと考え