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プロ野球 記事まとめ

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【中日】鯉・羽月隆太郎選手とハーン投手から感じる竜の未来 光ある一方で・・・ ~8/2~

◇8月2日 広島1-0中日(マツダ) 0-1で迎えた8回裏、2死一塁。中日・齋藤綱記投手が、一走の羽月隆太郎選手をけん制で誘い出し、二塁でタッチアウト。 前日(1日・ヤクルト戦)に似た、試合終盤での走塁ミスを誘い出し、中日に流れが来るような展開になりました。 しかし、9回表に登板した広島・ハーン投手が圧巻の投球をみせ、反撃できることなく試合終了。 この場面に、中日の未来に関するヒントが詰まっていました。 走塁死による流れの変化 この日、広島の守護神・栗林良吏投手が

あの輝きをもう一度!「都立の星」から「巨人の星」をめざせ!巨人のプロ4年目・伊藤投手。都立高唯一の選抜出場から10年。プロの1軍初マウンドも甲子園の地で

あの輝きをもう一度!巨人の伊藤優輔投手(27)がプロの1軍初マウンドに立った。東京都立小山台高のエースとして、都立高唯一の選抜の舞台に立ってから10年。そしてプロ初マウンドも甲子園だ。プロ4年目の右腕は紆余曲折の末に、1軍のマウンドで投げた。「都立の星」から「巨人の星」へと成長してほしい。 正直、「巨人の伊藤優輔」という名前を見ても、最初はピンと来なかった。「都立」「甲子園」「小山台」という言葉で、あの時の剛腕かと思い出したのだ。 10年前の2014年、彼は「都立の一番星

【中日】福永裕基選手を活かすために 立浪監督の意図も伝わる中で最下位転落 ~7/28~

◇7月28日 阪神4-3中日(甲子園) 後半戦は同一カード3連敗、最下位転落という苦しいスタートになりました。 この日は大島洋平選手、後藤駿太選手、板山祐太郎選手をスタメンで起用し、4番を務めていた中田翔選手がベンチスタート。 阪神の先発右腕・西勇輝投手対策なのか、スタメン野手8人中5人が左打者でした。 一方、気になったのが福永裕基選手がスタメンから外れたこと。連敗を止めるプランはみえましたが、厳しい現実が待っていました。 1番で固定できる状況 福永選手は今カード

球宴はホームラン祭り。計6発が飛び交う空中戦。ベンチ前のパフォーマンスに監督も参加。高校野球でも期間限定でOKにしては?せっかくの夢舞台なんだから

オールスターゲームはホームラン祭りとなった。計6発が乱れ飛ぶ空中戦。ベンチ前のパフォーマンスでは監督も参加するほどの盛り上がりも見せた。高校野球は来月、甲子園を舞台に全国選手権が行われる。せっかくなんだから、期間限定でパフォーマンスありにしてみては?高校球児たちの夢舞台。ちょっとぐらいはしゃいでも大目に見ましょうよ。 23日に北海道のエスコンフィールドで行われたオールスター第1戦。試合は二回表に大きく動いた。セリーグが打者13人を送り込んで9得点のビッグイニングに。 なか

【中日】中田翔選手の一発じゃない!? 反撃の流れを作った選手とは ~7/21~

◇7月21日 巨人4-1中日(バンテリン) 0-4の6回裏、中田翔選手に待望の本拠地初本塁打が生まれました。 チーム唯一となる2試合連続長打。打率はまだ.216ですが、後半戦に向けて楽しみな話題が生まれました。 その後、中日は7回裏に2死満塁のチャンスを作り、代打・福永裕基選手を起用。試合には敗れましたが、連日試合終盤に追い上げました。 完敗ムードからチームを救ったのは、中田選手ではありません。岩嵜翔投手です。 逆転勝利へ欠かせないピース 1-4の7回表に登板。小

指導者はいつも批判にさらされる厳しい役目。サッカーイングランド代表のサウスゲート代表が退任。欧州選手権2度の準優勝など輝かしい功績。黄金期の西武の名将を思い出す

指導者というのは、いつも批判にさらされる厳しい役目だと思ってしまう。サッカーイングランド代表のガレス・サウスゲート監督(53)が退任することとなった。先日まで行われていた欧州選手権で準優勝に導くなど好成績を挙げた。それでも大会中に監督は批判の的となっていた。プロ野球では西武の黄金期の名将を思い出す。監督は切ない仕事だ。 今年の6月から7月にかけて行われた欧州選手権。決勝でイングランドは1-2でスペインに敗れ、悲願の初優勝とはならなかった。 それでも、サウスゲート監督は前回

【中日】大島洋平選手の四球に収穫あり? 夏場に向けた明るい兆しがここにあり! ~7/16~

◇7月16日 ヤクルト4-3中日(神宮) 大島洋平選手の状態が、少しずつ上がってきました。 3-4と逆転を許した直後の8回表。先頭・ロドリゲス選手に対し、大島選手が代打で登場。 ヤクルト・小澤怜史投手から四球を選び、チームとしてこの日初めてとなる先頭打者の出塁。 得点には結びつきませんでしたが、大島選手がチームを救う日が近づいていることを示しています。 山田哲人選手が完璧だっただけで・・・ 大島選手が出塁した後、代走・尾田剛樹選手が告げられて交代。試合に出場した時

人に支えられての努力は必ず実を結ぶ。「石の上にも3年目」。育成出身の西武・菅井投手がプロ初勝利。同じ左腕の内海コーチと二人三脚で成長

人に支えられての努力は必ず実を結ぶ。育成出身の西武、菅井信也投手がプロ初勝利を挙げた。「石の上にも3年目」。同じサウスポーの内海哲也コーチと二人三脚で成長を遂げた。球速もアップし、6月に育成から支配下選手となった21歳。この日の勝利は恩返しにもなった。チームの連敗を8で止める活躍。レオ軍団にニュースターの誕生だ。 15日にホームの所沢で行われたオリックス戦。菅井投手は初回、三者凡退に抑えた。2番打者の鋭いライナーをセカンドの外崎修汰選手がダイビングキャッチ。好守にも支えられ

【中日】岩嵜翔投手にチャンスを 光が消えていないと感じた場面 ~7/14~

◇7月14日 阪神6-2中日(バンテリン) 延長10回表、この日1軍登録された橋本侑樹投手がバント処理できず、ピンチを招いて失点。同一カード3連勝とはなりませんでした。 中日は試合前、6人の投手を入れ替え。橋本投手に加え、岩嵜翔投手、勝野昌慶投手が1軍昇格しました。 その中で気になったのが岩嵜投手。この日は1/3を投げ、被安打2、与四球2、失点2と厳しい投球になりましたが、まだ光は消えていません。 火消しならず・・・ 橋本投手の後を継いだ岩嵜投手。1-2と勝ち越され

【中日】松木平優太投手が7回3失点デビュー! 好投の要因は5回に? ~7/10~

◇7月10日 DeNA3-0中日(横浜) 8日に支配下登録された松木平優太投手が、プロ初登板初先発。敗戦投手になったものの、7回3失点と次戦も楽しみな投球をみせました。 ストライクを取ることに苦労することなく、カットボール、カーブ、チェンジアップの変化球も安定。 高めに浮いた球を捉えられる場面はありましたが、5回以降は安打を許さない完璧な投球。 松木平投手が好投した要因は、5回にありました。 今後に繋がるポイント 2~4回まで1点ずつ失っていた松木平投手。味方打線

月が変わればツキも変わる。7月のオリックスが4戦4勝。昨季リーグ王者の意地で、首位ソフトバンクに快勝。変化の波に乗れば、運命も変わる。思い出すノムさんの名言

月が変わればツキも変わる。まるでオリックスのためのようだ。7月に入ってチームは絶好調。首位ソフトバンクにも快勝し、昨季パリーグ王者の意地を見せた。変化の波に乗れば運命も変わる。「ノムさん」こと故野村克也さんも著作の中で、変化についての名言を残している。7月のオリックスが今季の運命を変えることができるか注目だ。 6月までのオリックスは33勝38敗2分け。借金5を抱える状態だった。昨季までパリーグ3連覇を果たしていたとは思えない不調ぶり。 それが7月に入ると、波に乗り出した。

【中日】松木平優太投手を支配下登録 7月8日に動いた球団の意図とは

中日の松木平優太投手が支配下登録されると報道がありました。 ここまでウエスタン・リーグトップの9勝を挙げ、防御率は1.84。育成4年目の右腕は、圧倒的な成績を残して支配下契約を勝ち取りました。 これで、中日の支配下登録選手は上限の70人に達しました。トレードの可能性を今月末まで残しているとはいえ、最後のピースとなった松木平投手。 球団の意図は、雲行きが怪しくなっていた先発投手陣を強化し、大型連戦に備える準備を進めたかったからだと考えられます。 トラブル相次ぐ先発陣

七夕に込めた少年の願い。手術へ勇気与える一打。阪神・原口選手が逆転サヨナラ勝ちにつながるタイムリー。自身も大腸がん手術を経験

七夕に子どもたちの願いを叶えたい。手術を控える少年は、大好きな野球チームの選手から「がんばれ」と言ってほしかった。阪神の原口文仁選手(32)は勇気を与える一打を放った。逆転サヨナラ勝ちにつながるタイムリー。自身も5年前に大腸がんの手術を受けて復帰した。九回2死からの快音は少年へ「がんばれ」と発していたはずだ。 7月7日に甲子園で行われたDeNA戦。阪神は追い込まれていた。4-5と1点を追う九回の場面。2死満塁と塁を埋めた展開で、球場内に「原口選手」の名がアナウンスされた。

【中日】梅津晃大投手の1球が勝利に直結? 首位・広島に勝利した価値ある1球とは ~7/6~

◇7月6日 中日2-1広島(バンテリン) カリステ選手が欠場し、スタメン復帰した板山祐太郎選手が移籍後初本塁打。選手層の厚さをみせつけました。 中日の先発は梅津晃大投手。6回1失点と好投し、2勝目を挙げました。連日、投手陣が広島打線を抑え、カード勝ち越しに導きました。 この日、勝負を分けたのは6回。梅津投手の魂こもった1球が、勝利をたぐり寄せました。 広島ペースに傾いた中で 2-0とリードして迎えた6回表。先頭・秋山翔吾選手に安打を許し、犠打を挟んで1死二塁のピンチ