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高校・大学・社会人野球 記事まとめ

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#野球観戦

三浦広大(聖和学園3年)

三浦広大ラストサマー聖地初陣で終幕甲子園初出場の宮城・聖和学園が栃木代表の石橋に0対5で敗れた。 石橋の先発を務めた入江祥太に終始ペースを握られ、散発4安打の完封勝利を献上。 仙台育英を撃破し初の聖地入りで話題を振りまいたものの、強打の聖和学園が11奪三振を喫し初戦で姿を消すという結末に。 見せ場はつくれなかったが、三浦の光る守備には場内も大きくどよめいた。 20試合連続安打継続 試合には敗れたが、ある1つの記録も注目されていた三浦広大。昨夏の宮城大会から1年がかり

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お互いを高め合うライバル関係がすばらしい。高校野球西東京大会。早実が粘る日大三を振り切ってサヨナラⅤ。これまで決勝の勝者が甲子園も制した歴史

ライバルは決して憎い敵ではない。お互いを高め合うライバル関係こそがすばらしい。高校野球の西東京大会決勝。早稲田実が粘る日大三を振り切って、甲子園出場を決めた。両校は決勝で勝った方が甲子園も制した歴史がある。激戦を制したからこそ、さらなる成長につながる。今回は早実がわずかに上回ったが、日大三の粘りもたたえたい。 28日に神宮球場で行われた決勝戦。先制したのは早実。初回に3点を奪い優位に立つかに見えた。しかし、日大三は三回、3点本塁打が飛び出した。序盤は4-4。 ここからは手

弟は偉大な兄を越えられるか。秋田の金足農が6年ぶり夏の甲子園。エースは2年生吉田大輝投手。兄は6年前の全国準Ⅴ右腕、現在プロで活躍する輝星投手

6年前の夏を思い出す。高校野球は全国選手権100回目の節目だった。秋田の金足農業高が「カナノウ旋風」の快進撃で甲子園決勝まで勝ち進んだ。そして今年、あの年以来となる夏切符をつかんだ。エースは2年生右腕吉田大輝投手。6年前のエースは兄の輝星投手(現オリックス)だった。弟は兄を越えることができるだろうか。夏の楽しみが一つ増えた。 今夏の金足農はノーシードからの勝ち上がりだった。初戦で第1シードの明桜を下して波に乗る。次の3回戦、準々決勝まで、エースの大輝投手が完投。2年生が3試

宿命を背負った者は倒れても必ずはい上がる。ヤクルトの奥川投手が980日ぶりの1軍勝利。度重なるケガに屈しない。石川県、そして野球ファンに勇気を与える好投

宿命を背負った者は倒れても必ずはい上がる。ヤクルトの奥川恭伸投手(23)のことを思う。石川県出身のプロ5年目右腕。高校時代から地元、そして野球ファンの期待を一身に背負ってきた。度重なるケガにも屈しなかった。そして980日ぶりに1軍の勝利投手となった。苦境にいる石川県、そしてヤクルトへ勇気を与える復活劇だった。 ツバメの「18」がマウンドに帰ってきた。大阪で14日に行われたセパ交流戦。ヤクルトは昨季のパリーグ王者オリックスを相手に、奥川投手を先発に起用した。 2002年3月

この男、勝ち上がり方を知っています。楽天・小郷選手が昨年の日本一相手に逆転アーチ。球団20年目の節目にAクラス入りめざす号砲。高校、大学ともにチームの躍進に貢献

この男は勝ち上がり方を知っている。楽天の小郷裕哉選手だ。プロ入り6年目の27歳。昨季日本一の阪神相手に逆転ホームランを放った。楽天は球団20年目の節目。Aクラス入りに向けた号砲のように思われた。小郷選手は学生時代にもチームの急成長に貢献した。この選手のバットには希望がぎっしり詰まっている。 5日に甲子園で行われたセパ交流戦。楽天は昨季日本一の阪神に挑んだ。序盤と中盤に1点ずつ許す苦しい展開。楽天は八回に1点を返して、九回に攻撃に臨む。 この回先頭の小深田大翔選手がレフトへ

あの夏からつながったノーヒットノーラン。巨人・戸郷投手が偉業。2つの甲子園。高校球児時代に逃した快挙。プロ6年目の伝統の一戦で実現

あの夏からつながった大記録。巨人のプロ6年目、戸郷翔征投手(24)がノーヒットノーランを達成した。2つの甲子園。高校時代の聖地では快挙を逃したが、7年後、プロ選手として同じ舞台で実現した。世界一メンバーや今季の開幕投手など成長を遂げた先にあった大記録だった。 24日に甲子園で行われた阪神との「伝統の一戦」。巨人は先発マウンドに戸郷投手を送った。今季、プロ6年目で開幕投手を務めた右腕。今季9試合目の登板だ。 初回、阪神打線を3つのセンターフライに打ち取って上々の立ち上がり。

結果が出ずに、もがく人を応援したい。西武のエース高橋光成投手が今季未勝利。けがで出遅れ。今季5試合目の粘投も実らず

結果が出ずに、もがく人を応援したくなる。西武のエース、高橋光成投手(27)のことだ。今季はけがで出遅れ、1軍マウンドに立ったのは4月中旬。ただ5試合に先発するものの白星をつかめずにいる。勢いに乗れないエースと比例するように、チームもパリーグ最下位に低迷中だ。まずは1勝。チームの躍進のカギは、エース右腕の出来にかかっている。 光成と書いて「こうな」。高校時代からファーストネームで呼ぶ方がしっくりする投手だ。群馬の前橋育英高2年時に夏の甲子園を制する原動力となった。翌年のドラフ

4/14國學院久我山12-5城西大城西

さて、今日は最高気温が25℃という4月の中旬とは思えないくらいの暑さの中ですが、駒沢球場にやってきました。 なんとそこに私の尊敬する野球ライターの西尾さんが来ていましたというより私の少し前の席に座っていました。 昨日は愛知の大学野球のリーグに行っていたのに今日は東京に戻って高校野球という行動範囲の広さに驚かされています。 今日は2試合ありますので熱中症には気をつけながら試合を見ていきたいと思います。 では、早速第1試合の感想を書いていきます。 國學院久我山 先発の内田投手

4/14東京0-7×日大豊山

暑さが限界点を超えていると言いますか、夏ですか?という気温です。 先週はコート着ていますよ。 春の定義がもはや分からなくなっていますが、そんなことは気にせずに第2試合の試合の感想を書いていきます。 私の今年のヤクルトの推しの吉村投手の出身校ということもあったので、この試合は現地で見たいと計画をしていました。 では、本日最後の試合の感想を書いていきます。 東京 先発の永見投手はコールド負けの8回途中7失点の内容でした。 背番号1のエースが登板でした。 長身から繰り出すストレ

「兄貴たち」もガンバレ!野球界で「弟たち」が近年、大活躍。高校野球では仙台育英高が東北勢悲願のV。球団創設20年の楽天も11年ぶりの日本一を目指す

「兄貴たち」も頑張ってほしいとエールを送りたくなる。野球界の「兄弟」関係のことだ。「弟たち」が大活躍している。高校野球で宮城の仙台育英高が2年前に東北勢悲願の甲子園初優勝を成し遂げた。東北に本拠を置く楽天は「兄貴」的な存在だろう。今年は球団創設20年目。2013年に球団初となる日本一に輝いて11年になる。次は「兄」が頑張る番だ。 野球界における「兄弟」と言っていいだろう。弟の仙台育英は2022年に夏の甲子園で東北勢悲願の初優勝を成し遂げた。深紅の大優勝旗が東北の出入り口的存

問題があるなら原点に戻るのが重要。甲子園にラッキーゾーン復活を。選抜高校野球。低反発バット導入で本塁打がわずか3本。高校野球期間だけの仮設にしては

問題があるならば、原点に戻ることが重要に思える。今春の選抜高校野球が終了したが、期間中のホームランはわずかに3本だけだった。低反発バットの導入が原因とみられる。それならば、かつて甲子園にあったラッキーゾーンを復活させるのはどうだろうか。本塁打は野球の華。高校野球期間中の仮設にするのも一手だと思うのだ。 今年の選抜大会から導入された低反発バット。直径が最大64ミリ未満に制限。これまでのバットよりも3ミリ短くなった。実験によると、反発の性能が5~9%減少し、打球の初速が3.6%

応援をもらって全力プレー。石川の地元へ力強いエールのお返し。春の甲子園で県勢初の準決勝を戦った星稜高。地震で被災した人たちに勇気を与えたはずだ

これまでの歴史を越えて、その先の扉を開いた。選抜高校野球で、石川県勢初となる4強入りを果たした星稜高。頂点をめざして準決勝を戦ったが、あと一歩届かなかった。しかし、応援をもらって最後まで全力プレー。春の甲子園で県勢最高成績を残した躍進ぶりは、能登半島地震で被災された人たちへ力強いエールとなったはずだ。 星稜は昨秋の北信越大会で優勝し、明治神宮大会も制して「秋の日本一」に輝いた。この勢いで春を迎えたかった。 しかし元日に能登半島地震に見舞われた。そして大会前には、チーム内で

一つ一つ難題をこなしていけば、勢いが生まれる。選抜高校野球。健大高崎が群馬県勢初V。昨秋の日本一や昨春の決勝進出校を連破して戴冠。打線が1試合ごとに破壊力を増した

一つ一つ難題をクリアしていけば、勢いが生まれる。選抜高校野球で群馬の健大高崎が県勢初優勝を果たした。打線が1試合ごとに破壊力を増していき、昨秋の日本一、昨春の決勝進出校を次々と下していっての戴冠だ。目の前にある難題に尻込みしたくなる。ただ、それをこなせば、勢いと自信が生まれる。健大高崎は難題を一つ一つ解決した先に栄光をつかんだ。 健大高崎は1、2回戦共に4-0で勝ち上がった。準々決勝から大きな壁が次々と現れた。 まずは山梨学院だ。昨春の甲子園優勝校。さらに昨秋の関東大会準

リベンジへの思いは成長の原動力に。選抜高校野球、きょう準々決勝。雪辱戦が2試合。健大高崎、大阪桐蔭、報徳学園の戦いに注目

リベンジへの思いは成長の原動力になる。選抜高校野球は8強が出そろい、きょう28日に準々決勝が行われる。このうち2試合が雪辱戦となっているのだ。かつて負けた側はやり返そうと、がむしゃらに挑むだろう。リベンジが成就するのか。返り討ちに合うのか。リベンジという視点で、試合を見るのも楽しいかもしれない。 準々決勝の第2試合で、昨春甲子園Vの山梨学院と、選抜2年連続7回目出場の健大高崎(群馬)が対戦する。 両校は昨秋の関東大会準決勝で戦っている。その際は、健大高崎が2-3で逆転負け