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#野球観戦
お互いを高め合うライバル関係がすばらしい。高校野球西東京大会。早実が粘る日大三を振り切ってサヨナラⅤ。これまで決勝の勝者が甲子園も制した歴史
ライバルは決して憎い敵ではない。お互いを高め合うライバル関係こそがすばらしい。高校野球の西東京大会決勝。早稲田実が粘る日大三を振り切って、甲子園出場を決めた。両校は決勝で勝った方が甲子園も制した歴史がある。激戦を制したからこそ、さらなる成長につながる。今回は早実がわずかに上回ったが、日大三の粘りもたたえたい。 28日に神宮球場で行われた決勝戦。先制したのは早実。初回に3点を奪い優位に立つかに見えた。しかし、日大三は三回、3点本塁打が飛び出した。序盤は4-4。 ここからは手
弟は偉大な兄を越えられるか。秋田の金足農が6年ぶり夏の甲子園。エースは2年生吉田大輝投手。兄は6年前の全国準Ⅴ右腕、現在プロで活躍する輝星投手
6年前の夏を思い出す。高校野球は全国選手権100回目の節目だった。秋田の金足農業高が「カナノウ旋風」の快進撃で甲子園決勝まで勝ち進んだ。そして今年、あの年以来となる夏切符をつかんだ。エースは2年生右腕吉田大輝投手。6年前のエースは兄の輝星投手(現オリックス)だった。弟は兄を越えることができるだろうか。夏の楽しみが一つ増えた。 今夏の金足農はノーシードからの勝ち上がりだった。初戦で第1シードの明桜を下して波に乗る。次の3回戦、準々決勝まで、エースの大輝投手が完投。2年生が3試
宿命を背負った者は倒れても必ずはい上がる。ヤクルトの奥川投手が980日ぶりの1軍勝利。度重なるケガに屈しない。石川県、そして野球ファンに勇気を与える好投
宿命を背負った者は倒れても必ずはい上がる。ヤクルトの奥川恭伸投手(23)のことを思う。石川県出身のプロ5年目右腕。高校時代から地元、そして野球ファンの期待を一身に背負ってきた。度重なるケガにも屈しなかった。そして980日ぶりに1軍の勝利投手となった。苦境にいる石川県、そしてヤクルトへ勇気を与える復活劇だった。 ツバメの「18」がマウンドに帰ってきた。大阪で14日に行われたセパ交流戦。ヤクルトは昨季のパリーグ王者オリックスを相手に、奥川投手を先発に起用した。 2002年3月
この男、勝ち上がり方を知っています。楽天・小郷選手が昨年の日本一相手に逆転アーチ。球団20年目の節目にAクラス入りめざす号砲。高校、大学ともにチームの躍進に貢献
この男は勝ち上がり方を知っている。楽天の小郷裕哉選手だ。プロ入り6年目の27歳。昨季日本一の阪神相手に逆転ホームランを放った。楽天は球団20年目の節目。Aクラス入りに向けた号砲のように思われた。小郷選手は学生時代にもチームの急成長に貢献した。この選手のバットには希望がぎっしり詰まっている。 5日に甲子園で行われたセパ交流戦。楽天は昨季日本一の阪神に挑んだ。序盤と中盤に1点ずつ許す苦しい展開。楽天は八回に1点を返して、九回に攻撃に臨む。 この回先頭の小深田大翔選手がレフトへ
あの夏からつながったノーヒットノーラン。巨人・戸郷投手が偉業。2つの甲子園。高校球児時代に逃した快挙。プロ6年目の伝統の一戦で実現
あの夏からつながった大記録。巨人のプロ6年目、戸郷翔征投手(24)がノーヒットノーランを達成した。2つの甲子園。高校時代の聖地では快挙を逃したが、7年後、プロ選手として同じ舞台で実現した。世界一メンバーや今季の開幕投手など成長を遂げた先にあった大記録だった。 24日に甲子園で行われた阪神との「伝統の一戦」。巨人は先発マウンドに戸郷投手を送った。今季、プロ6年目で開幕投手を務めた右腕。今季9試合目の登板だ。 初回、阪神打線を3つのセンターフライに打ち取って上々の立ち上がり。
「兄貴たち」もガンバレ!野球界で「弟たち」が近年、大活躍。高校野球では仙台育英高が東北勢悲願のV。球団創設20年の楽天も11年ぶりの日本一を目指す
「兄貴たち」も頑張ってほしいとエールを送りたくなる。野球界の「兄弟」関係のことだ。「弟たち」が大活躍している。高校野球で宮城の仙台育英高が2年前に東北勢悲願の甲子園初優勝を成し遂げた。東北に本拠を置く楽天は「兄貴」的な存在だろう。今年は球団創設20年目。2013年に球団初となる日本一に輝いて11年になる。次は「兄」が頑張る番だ。 野球界における「兄弟」と言っていいだろう。弟の仙台育英は2022年に夏の甲子園で東北勢悲願の初優勝を成し遂げた。深紅の大優勝旗が東北の出入り口的存
問題があるなら原点に戻るのが重要。甲子園にラッキーゾーン復活を。選抜高校野球。低反発バット導入で本塁打がわずか3本。高校野球期間だけの仮設にしては
問題があるならば、原点に戻ることが重要に思える。今春の選抜高校野球が終了したが、期間中のホームランはわずかに3本だけだった。低反発バットの導入が原因とみられる。それならば、かつて甲子園にあったラッキーゾーンを復活させるのはどうだろうか。本塁打は野球の華。高校野球期間中の仮設にするのも一手だと思うのだ。 今年の選抜大会から導入された低反発バット。直径が最大64ミリ未満に制限。これまでのバットよりも3ミリ短くなった。実験によると、反発の性能が5~9%減少し、打球の初速が3.6%
応援をもらって全力プレー。石川の地元へ力強いエールのお返し。春の甲子園で県勢初の準決勝を戦った星稜高。地震で被災した人たちに勇気を与えたはずだ
これまでの歴史を越えて、その先の扉を開いた。選抜高校野球で、石川県勢初となる4強入りを果たした星稜高。頂点をめざして準決勝を戦ったが、あと一歩届かなかった。しかし、応援をもらって最後まで全力プレー。春の甲子園で県勢最高成績を残した躍進ぶりは、能登半島地震で被災された人たちへ力強いエールとなったはずだ。 星稜は昨秋の北信越大会で優勝し、明治神宮大会も制して「秋の日本一」に輝いた。この勢いで春を迎えたかった。 しかし元日に能登半島地震に見舞われた。そして大会前には、チーム内で
一つ一つ難題をこなしていけば、勢いが生まれる。選抜高校野球。健大高崎が群馬県勢初V。昨秋の日本一や昨春の決勝進出校を連破して戴冠。打線が1試合ごとに破壊力を増した
一つ一つ難題をクリアしていけば、勢いが生まれる。選抜高校野球で群馬の健大高崎が県勢初優勝を果たした。打線が1試合ごとに破壊力を増していき、昨秋の日本一、昨春の決勝進出校を次々と下していっての戴冠だ。目の前にある難題に尻込みしたくなる。ただ、それをこなせば、勢いと自信が生まれる。健大高崎は難題を一つ一つ解決した先に栄光をつかんだ。 健大高崎は1、2回戦共に4-0で勝ち上がった。準々決勝から大きな壁が次々と現れた。 まずは山梨学院だ。昨春の甲子園優勝校。さらに昨秋の関東大会準