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資産運用 記事まとめ

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資産運用についての記事を自動でピックアップする、公式マガジンです。※投資はリスクを理解した上、自己責任でお願いいたします。
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#企業分析

イオンの決算内容を3分で解説!

今回はイオンの決算内容について見ていきましょう。 4年ぶりに最高益を更新し、好調な様子のこの会社、子会社の業務提携などでも今何かと話題になっています。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 営業収益は前年比+4.8%の9兆5,535億円と過去最高を更新しました。 営業利益に関しても前年比+19.6%の2,508億円と過去最高を更新、当期純利益も+109%の446億円と大幅増益となりました。 控えめに言っても最高の決算でしょうね。 全ての事業で売上収

AGCの決算内容を3分で解説!

今回はAGCの決算内容について見ていきましょう。 ガラスメーカーのトップを走るこの会社、その決算内容はなかなか苦戦を強いられている様子です。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比△0.8%の2兆193億円とほぼ横ばいの減収となりました。 営業利益は前年比△30%の1,288億円、当期純利益は前年の赤字から大幅に回復し658億円の黒字となりました。 前年は減損損失の計上があったため、営業利益以降は損失が膨らみましたが、今回はそのような特

2379 ディップ 決算分析

1/11に発表された証券コード2379 ディップの3Qの決算分析を行いましたので分析内容について記載していきます。 1.事業内容業種: サービス業 求人・転職サイト「バイトル」を運営。派遣会社向け管理システムや業務自動化も展開。 2.3Q業績内容株探より通期予想と四半期推移を確認していきます。 〇通期予想 3Qで下方修正発表。修正前は売上・利益ともに過去最高予想だったが、修正後は売上のみ過去最高予想。 配当は変更なし。 〇四半期業績_進捗率 売上76%   (前期7

花王の決算内容を3分で解説!

今回は花王の決算内容について見ていきましょう。 化粧品や洗剤などの日用品まで日本人の生活習慣に溶け込んだ商品を幅広く展開しているこの会社、その決算内容はどうでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比△1.2%の1兆5,326億円と減収となりました。 営業利益は前年比△45.5%の600億円、当期利益は△47.4%の462億円とほぼ半減の大幅減益となりました。 売上高に関しては、為替の円安影響を除くと実質的には前年比△3.8%

【日本株】RS Technologies(3445) - 成長企業なのに、超割安なのでは?

RS Technologies(3445)という会社があり、PERが9.3倍ととても割安です。同社は、過去10年間の売上げと当期利益の成長率がそれぞれ31.0%、30.8%と、非常に高い成長を実現してきた会社です。にもかかわらず、PER9.3倍というバリュエーションになっています。 また、同社の社長さんはものすごく”やり手”に見え、今後の成長にも期待できるのではないか? と感じられます(にもかかわらず割安)。 そんなことで、今日は株価が超割安に感じられるRS Techno

7059 コプロホールディングス 決算分析

11/14に発表された証券コード7059 コプロホールディングスの2Qの決算分析を行いましたので分析内容について記載していきます。 1.事業内容業種: サービス業 建設技術者派遣が主力。職業紹介や再就職支援も行っている。 2.3Q業績内容株探より通期予想と四半期推移を確認していきます。 〇通期予想 売上・利益は過去最高予想。 2Qの決算発表と同時に上方修正と増配を発表。 〇四半期業績_進捗率 売上46%   (過去平均47%) 営業利益36% (過去平均37%) 経常利

GA technologiesの決算内容を3分で解説!

今回はGA technologiesの決算内容について見ていきましょう。 創業から10年で国内不動産企業の中堅どころまで成長を遂げたこの会社、その好調な決算内容はどうなっているのでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 まず前提としては日本基準ではなく国際会計基準(IFRS)を採用しています。 この点、ご注意ください。 では話を戻します。 売上収益は前年比+29%の1,466億円と過去最高となりました。 事業利益は前年比+113%の21億

9163 ナレルグループ 決算分析

9/13に発表された証券コード9163 ナレルグループの3Qの決算分析を行いましたので分析内容について記載していきます。 1.事業内容業種: サービス業 建設技術者派遣が主力。ITエンジニア派遣・システムエンジニアリングサービスなども手掛ける。 2.3Q業績内容株探より通期予想と四半期業績の推移を確認していきます。 〇通期予想 10/16に上方修正および増配を発表している。 通期予想は売上・利益ともに過去最高。 〇四半期業績 4Q前に上方修正を発表しているので、通期

オカムラ食品工業(東証スタンダード/2938)IPO精査

 オカムラ食品工業さんの東証スタンダード市場への上場が承認されました。実際の上場は9月27日ですので、少し先にはなりますが、現時点で確認できる資料等を眺めて同社の理解を深めていきたいと思います。  なお、私は企業分析に長けているわけでもなく、また同業界に何ら専門的な知識や情報に触れる機会もございませんので、完全なるど素人の考察になります。もし私の誤認へのご指摘であったり、更に深い示唆を頂けるようなやさしい方がおられましたら、X(旧ツイッター)アカウントよりご指摘頂けますと助か

【4419】Finatextホールディングスのリサーチレポート

はじめに今回は、「金融を”サービス”として再発明する」というミッションを掲げ、日本の金融業界の変革に挑むFinatextホールディングス(以下、F社)の分析レポートを書いていきます。 F社に関しては直近でも多くの方が言及されているので改めて取り上げるか少し迷いましたが、この会社の事業ドメインのユニークネスや高い参入障壁、社員を大切にする企業文化等が非常に興味深く、学びになる部分が多くあるため、今回レポートとして取り上げることに決めました。 2021年12月に上場して以降

「クリエイター数・業績で見る成長モデルとは?」メンバーズの事業を深堀りしてみた【後編】|メンバーズのIR note

当社の成長モデルについて、事業を構成するKPIに触れながら解説します。 前回記事では、当社が事業を通じてミッション・ビジョンを実現させるためのグループ共通戦略について、ご説明しました。また、サービスと人材(クリエイター)の側面で当社が提供する価値や戦略についても取り上げました。 今回のnoteでは、前回に続き「メンバーズの事業を深掘りしてみた【後編】」と題し、事業を構成する様々な数字(KPI)について解説します。 決算で開示されている数字をどのように見ればよいか、何のた

クラシコム(東証グロース/7110)22/7期有報確認

 東証グロース市場に上場しているクラシコムの有価証券報告書を確認します。  なお、私は経理や企業分析において全くの素人であり稚拙な内容となる上、意図せず誤認している可能性もあります。やさしい読者の方がいらっしゃいましたら、やさしくご指摘・ご指導頂けますと幸いです。筆者のツイッターアカウントは以下(画像リンク)となりますので、お気軽にコンタクト頂ければと思います。  クラシコムは「北欧、暮らしの道具店」の屋号でアパレルや暮らしに纏わる商材販売を自社ECチャネルオンリーで運営さ

9/16グロース市場にIPOのeWeLL。急成長する在宅医療、訪問看護市場で業務効率化SaaSを展開する在宅医療、訪問看護DXの最先端企業。過去5年のCAGR64%、営業利益率は37%という驚異の業績。eWeLLの事業、市場環境、主要KPI、成長可能性について解説

久しぶりに非常の将来性の高い企業がIPOをすることになり、IPO当日に記事を書くことにしました。 少子高齢化が進むことや、コロナで露呈した病院の病床数が足りないというファクトから、在宅医療や訪問看護は今後成長することがデータでも出ています。 eWeLLはこの在宅医療、訪問看護市場で急速にシェアを伸ばしている企業で、CAGR(年平均売上成長率)が64%、営業利益率37%という驚異の業績を出しています。 ではeWeLLの事業内容、市場環境、主要KPI、成長戦略と今後の成長可

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DX業界で期待の企業マネジメントソリューションズ(MSOL)の苦しい決算。採用で将来の成長への仕込みはできてきているが、将来性はあるのか。

以前より有望DX企業として注目している、PMOに特化したマネジメントソリューションズの3Q決算が発表されました。 下にマネジメントソリューションの分析記事を書いていますが、この記事を書いた3月時点で発表した1Q決算では非常に好調だったものの、2Q、3Q決算で大ブレーキとなってしまいました。 決算内容としては以下のようになっており、売上はYoY59%と大きく成長しながらも営業利益はYoY-51%、通期予想に対する進捗率は22%と利益を大きく下げてしまいました。 この利益の

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