noteでコンテンツを販売するときの「価格の決めかた」についてのヒント
noteでは誰もがかんたんに自分のコンテンツを販売したり、月額サブスクリプションで提供したりできます。ただ、いざはじめようとしたときに悩ましいのが「価格の決めかた」だと思います。
そこで、この記事では「どうやって価格を決めたらいいか」という疑問に対するいくつかのヒントをお伝えします。もちろん、正解はありませんので、ひとつの考え方の例として参考にしてみてください。
1. まわりのクリエイターを参考にしてみる
noteにはあなたと同じように創作をしているたくさんのクリエイターがいます。同じようなコンテンツを提供している他のクリエイターがどのような価格設定をしているかを調べてみましょう。
調べ方
・note内の検索で調べる
自分が販売したいコンテンツと似た記事を探して参考にしてみましょう。検索画面に調べたいワードを入れて検索後、「有料のみ」をONにすると有料コンテンツのみを絞りこむことができます。
同じ画面から有料マガジンや、月額サブスクのコンテンツであるメンバーシップも検索できます。
・事例記事を参考にする
以下のページで、さまざまな職種や使い方別の事例を紹介しています。参考にしてみてください。
2.最低限この金額はほしい、という価格を決める
記事を作成するためにかかった時間やリソース、ツールのコストなどをふまえて、最低限得たい収益はどれくらいかを考えることも大切です。
例えばライターの方であれば、noteで販売するコンテンツの取材にかかった費用や時間を計算したり、ほかの仕事の料金と比較してみると、価格の目安が見えてきそうです。
多くの人に届けたいと思うあまり、価格を低くしすぎるのはおすすめしません。結果的にコンテンツをつくるモチベーションが下がり、継続が難しくなってしまいます。自分がたのしく創作をつづけるために納得できる価格を設定しましょう。
3.読者視点で自分のコンテンツの価値を考える
1.で調べたnoteの他クリエイターの記事に加えて、本やオンラインレッスンなど世の中に流通しているコンテンツも参考にしてみましょう。それらと比較して自分の記事ならどれくらいの価格で売れそうか、相場を見てみるのも大事です。
試験対策やお金に関わる知識など、「役にたつ」ことが明確なものは高値でも売れる傾向にあります。
【価格の設定例】
限定作品(漫画/エッセイ/小説など)の発信 500円〜
専門的な情報やノウハウ発信(経済情報、ビジネススキル、試験対策など) 1,000円〜
専門的な情報+1対1の相談権利 5,000円〜
4.運営しながら柔軟に調整していく
有料記事であれば途中で価格変更も可能なので、読者の反応を見ながら価格を調整しましょう。一方で定期購読マガジンやメンバーシップといったサブスクは、途中で価格を変更できないため、慎重に考える必要があります。
なお、メンバーシップの場合はいつでもプランを増やせます。お得なプランやプレミアムなプランなどを追加することで価格に幅を持たせることができるので、運営のコツがつかめてきたら読者の反応を見ながら新たなプランを追加してみましょう。
結局は自分が楽しめるかどうか
noteの値付けはクリエイターの自由です。外では言いづらいことを限られた人に向けて発信するために日記を8000円で販売しているサツマカワRPGさんや、日記を続けることを目的に定期購読マガジンで書いている永田智さんなど、noteを使う動機も価格もさまざま。
大事なのは売れることよりも、自分が納得して創作をつづけられるかどうかです。いろいろな方法を試しながら自分にあったスタイルを見つけてみましょう。
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