マガジンのカバー画像

note デザイナーマガジン

120
noteのデザイナーが考えるデザインについて書き綴ります。 noteのお仕事の裏側などについて発信します。 https://note.jp/n/nf1a45fb051de
運営しているクリエイター

#デザイン

Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@に参加して「観察」を考えた話

年明けにこちらの募集に応募して、2024年1月19日から3月28日までの間こちらのコミュニティに参加しました。Park@はまだ始まりたてのコミュニティで、わたしたちで2期目だそうです。 短い間でしたが、様々な業種、バックグラウンドの方々と議論でき、またゲストの皆さんの実践している三者三様の視点の「観察」について講義を聞いたり、グループワークや個人ワークで実践していくことができました。 せっかくなので学んだことをメモしておこうと思います。 三人のゲストの方の講義から学んだ

有志メンバーによるUXライティング向上。ひとつひとつの言葉で伝える「noteらしさ」への想い

下書きを保存したとき、記事がオススメされたときーー。noteでは、下記のようなポップアップが表示されます。 現在、noteではUXライティングをさらに向上させるために、社内の有志メンバーが集まって行われている活動があります。その名も「UXライティングがんばり隊」。 この記事では、UXライティングがんばり隊のメンバーであるデザイナーの北島鮎さん、ユーザーコミュニケーション担当の金子智美さん、ディレクターの平野太一さんに取材。活動が始まった背景やUXライティングを大切にする理

Slackワークフローで効率化するデザイン制作プロセス

こんにちは、noteのコミュニケーションデザインチームで働いているデザイナーのiguchiです。組織が変更され、noteのプロダクト以外のビジュアルデザインやブランディング面を担当していたメンバーが「コミュニケーションデザイン」いわゆる「コムデ」というチームで本格的に動き始めたのは最近です。チームはCDO、イラストレーター1人、デザイナー1人の3人で構成されています。 少人数体制デザインチームの生産性を高める、自動化ワークフロー インハウスデザインチームは、社内ならではの

らしさは「なに」に宿る?約10年ぶりのロゴ刷新で、noteが進む第2フェーズ

約10年続くWebサービスのロゴリニューアル。サービスを利用していたユーザーはもちろん、運営する社員にとっても戸惑いは大きなものです。 それまで親しまれてきたロゴを刷新する意味は? 変更によってどんな影響が? ロゴリニューアルの裏側には、さまざまなドラマがあります。 noteは2023年12月、ロゴリニューアル1周年を迎えました。 この記事では、ロゴをはじめとした新しいVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)のデザイン変更プロジェクトを現場で動かしていたnoteのデザイナ

noteがSpectrum Tokyo Festival 2023にブース出展するまでの全記録

2023年12月2日〜3日に開催された「Spectrum Tokyo Festival 2023」に、noteのデザインチームでブースを出展しました。 久しぶりのオフラインイベントということもあり、皆さんと直接話したり交流することができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。ブースに立ち寄ってくださった皆さん、ありがとうございました。また、イベントの運営スタッフの皆さんも、本当にお疲れ様でした。 この記事では、ブースの制作プロセスをできるだけリアルにお伝えしていきま

クリエイターの声を聞き逃さない。現場から生まれたnoteの印刷表示カイゼン裏話

こんにちは。noteのデザイナーの松下です。 先日、noteの記事を印刷した際の改善施策がリリースされました! 多くの人は、noteを印刷して使うことはないかもしれません。 ですが、実は「これは待望!」という声もかなりの数聞くことができた改善でもありました。 この改善は、普段noteがどのような基準で施策を選定しているかを示す良い例でもあります。 今回は、この施策を行うまでの流れや裏側について紹介します! クリエイターと共に成長するための取り組み前提として、noteで

「創作大賞」KV、トロフィー、会場装飾…全デザインの裏側

「創作大賞」とは インターネットでの創作すべてを対象にした、日本最大級の投稿コンテストです。 第2回となる今回は、16のメディアが協賛し小説やマンガ、エッセイなどさまざまなジャンルで作品を募集。 2023年4月25日〜7月17日の約3ヶ月間で、昨年の約2倍となる33,981作品の応募が寄せられました。 今回はそんな創作大賞を演出した制作物のプロセスについて書こうと思います。 キービジュアルロゴを踏まえたメッセージ 今年の創作大賞のデザインが担うキービジュアル(KV)の目

デザイン史マニアがヨーロッパ近代デザインの史跡を巡ってきた旅行記

先日、大学生の頃からずっと行きたかったヨーロッパに旅行してきました。ヨーロッパには、私の大好きなデザイン史において重要な史跡や、デザインミュージアムがあります。 最高の旅だったのでぜひご紹介したいのですが、私の1万字超えの興奮をよりお楽しみいただけるようデザイン史の語り、もとい布教から始めさせてください。 はじめに:デザイン史は人類の欲求の歴史デザインの歴史の起源とはなんでしょう?例えば縄文時代の衣服や石器はプロダクトデザインと言えるでしょうか。デザイン史の始まりは産業革

有料
200

noteのプロダクトデザイン

noteのプロダクトデザインにちょっとだけ興味を持っていただけた方に、noteでデザインすることの面白さや意義・実際に取り組んでいること・取り組もうとしていること、取り組んでいるメンバーについて紹介させてください。 Mission だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。このミッションには、メディアプラットフォームとして、noteが以下のような未来を実現したいという思いが込められています。 すべての人が気軽にnoteをつかって創作をはじめられる。 はじめた後も、モチ

「らしさ」を軸にデザインを手がける|note社のグラフィックデザイナーを紹介します

note社のオープン社内報「バリューバトン」。バリューを発揮したメンバーたちをバトン形式で紹介していく記事企画ですが、今回は私も所属するブランドコミュニケーションチームのグラフィックデザイナーの仕事を紹介したいと思います。 「noteのグラフィックデザイナーって、普段どんなことをしているの?」とイベントや交流会で聞かれることがあります。ただこの話題、一度たりとも満足な話が出来たことはありませんでした。 今回の記事では、グラフィックデザイナーのIguchiさんが普段やってい

noteの上場記念ノベルティ、ご紹介します。

こんにちは、noteでデザイナーをしています、iguchiです。この記事では、上場を記念して制作したnoteノベルティについての紹介をしたいと思います。 なぜつくったのか上場という節目のタイミングで、社員のみなさんが会社に誇りを持って、ますますクリエイターの創作を応援していけるように、その記念となるノベルティを制作することになりました。 つくる目的 記念すべきタイミングに社員として所属していることを誇りに思ってもらう(社員の会社へのエンゲージメントを高める役割) 新し

リアルイベント用の名札をデザインしました。

noteロゴリニューアルプロジェクトの脇で起こっていた、ちょっとしたお話です。 イベントに行くための名刺がない!noteのイベントスペースが会場で、デザイナー忘年会2022が行われました! 自社のスペースでの開催だったので、noteのデザインチームはイベント準備や当日運営などをしました。 イベント準備をする中、名刺どうしよう…?という話が上がりました。 実はこのイベントの開催日12月22日は、noteのロゴリニューアルの発表の翌日! 新ロゴの差し替え作業はかなり大掛かりで

noteに5年関わったデザイナーの話。

この記事は noteのみんな Advent Calendar 2022 の20日目の記事です。 半年ごとに振り返るシリーズ、またサボりました。ごめんなさい。 過去の記事 入社時 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月 36ヶ月(前回) この1年は個人としても組織としても、大きい転換をした年になりました。 個人としては、リーダーというポジションになりマネジメント業務が増えています。noteにおけるデザイナーのリーダーというのは、デザインリードというニュアンスよりかは、ピープ

実際に営業さんに喜ばれた、資料に使えるデザインテクニック

会社の仲の良い営業さんとの会話から、資料作成時に本当に求められているデザインテクニックはこれだったのかという気付きと、伝えたテクニックを書いています。 テクニックだけ読みたい人は目次から「情報量を減らさずにスッキリさせるテクニック」まで飛んでください。(この記事は「noteのみんな Advent Calendar 2022」16日目に参加しています。) この記事を書くきっかけになった営業さんとのやり取り会社にはいろいろな職種の人がいて、割といろいろな人と仲が良いので、そこそ