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市井の人間学を学びたい #今年学びたいこと

市井の人間学を学びたい #今年学びたいこと
先日病院にて、待合室に日めくりカレンダーが掛かっていた。今日の一言は次の様なものであった。
>知足は第一の富なり 「仏教聖典」
>The greatest wealth is contentment with what we have.

足る(たりる)を知ることは、第一番目(最初の最高の)富(とみ・豊かさ、利得)であるというのだ。英文を訳すと「大いに富を得るとは、私たちが持っている充足の中にある」となるだろうか…。

「少欲知足」という禅語でわたしはこの言葉を知っていた。今年の夏に64歳になる自分は、これも先日テレビの書籍の番組で、「田舎のおばちゃんが持つ自分流人生哲学」という言葉を聞いた。市井(しせい)に生きる普通の人であるオバチャンの私が自分のポリシー(哲学)を自分で作って自分で持つことの勧めである。アメリカ市民の例をあげてテレビでは紹介されていた。

わたし流の自分の人生の生き方の哲学、自分の意見を持つことは大切であると令和の今の時代に於いてもよく言われる事だ。

少子高齢化、日本の人口減少化の時代に於いて、自分はこれから老いていくばかりのシニアであるが、「立っているモノは、親でも使え」「なぜ山へ登るのですか?それはそこに山があるからです」という言葉が最近頭によく浮かぶ。価値観紊乱のモノやシステム、サービスに溢れる日本の今の時代に於いて、まだ知られていないモノ、或いは有るのにその存在を忘れられて、あまり使われていないモノというのが、この頃よく見かける。

使われるために存在をするものは、有効に使おう。それがソノモノの存在意義であるのだから。人口減少化の今の時代の経済活動を回すために…。その一端を担う人として自分は生きたいと想う。

若い頃、学生時代に自分は人文学の領域と馴染みがあった。
「人間学」(anthropology)人間の存在と本質を明らかにしようとする学問。カントはこれを実践的と生理的に分け、前者は哲学的人間学、後者は生物学的な人間学として発展をした。これらとは別に心理学、教育学、政治学、芸術などの見地からの人間学もある。とは広辞苑の解説です。文化人類学という学問もある。

ヒューマン・ビーング(人間として人としてあること)の意味をもう一度今年は問うてみようと想います。

文:相田久美子
ハンドルネーム:沙菜子 (36sanako)

#今年学びたいこと

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