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沙菜子の喫茶室

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noteに書いた沙菜子のおすすめ記事
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記事一覧

啐啄(そったく)同時

啐啄(そったく)同時 少子高齢化の日本の世の中、若い人の数が昔より少ない。昭和の子供の自分は、若い頃に、自分の居場所がこの世になくて、右往左往した時期があった。会社(社会)にも居場所がない。家庭にも居場所がない。仲間友人もいない。 小説「ロビンソンクルーソー」の様に無人島にたった一人で漂着した船乗りにも猿や、島に足跡を残す生き物があったのに…。まったくのひとりぼっちだと感じたことがあった。 でも違った。三十才の声を聞く頃には、自殺をした人を看取った人の話から、次の言葉を

寅さん映画の想い出

戦後、テレビの放送が始まり、映画は斜陽産業という言葉が生まれたが、わたしの子供時分の1970年代前後は、高度経済成長の恩恵の真っ只中で、まだまだ映画は捨てたものではなかった。 70年代後半あたりかな、私の高校・短大時代の想い出に松竹映画の「男はつらいよ」フーテンの寅さんがある。確か当時は、お盆とお正月に毎年新作が上映されていた。 1981年、学校の人間関係・コミュニケーションでつまずいて、1年と11ヶ月を学んだ短大を自分は中退した。そうした頃に観た映画が「男はつらいよ 寅

note株式会社 様からAmazonギフトカードが届きました!

お正月にnoteポイントの記念セールがあって、有料noteを購入してみました。 新潮社さんの「考える人」note掲載コンテンツ『ブレイディみかこ×ヤマザキマリ「パンク母ちゃん」』三本セットのマガジン記事で1000円で購入しました。 Xに購入した旨をつぶやいて投稿したところ、Amazonギフト券1000円分プレゼントに当選しました。(^^ゞ 嬉しいです。今日Amazonさんの方から無事ギフト券が届きました。 次は自分の有料記事が売れると嬉しいのですがね!(^^ゞ

故スティーブ・ジョブズが生涯を通じて師と仰いだ日本人僧侶がいた!?

「宿なし弘文」を読んで ここのところ読書熱から遠ざかっていた。 もともと近眼で16歳からコンタクト、そして今は眼鏡。 さらに老眼にも1つ加わって長く字を書いたり読んだりすると目が疲れる今日この頃。 が、この本のことを知ってどうしても読みたくなり購入してほぼ一気読み! まず最初に私が不思議に感じたのは、「世界的に有名なジョブスに多大な影響を与え続けた禅僧なのになぜ日本ではあまり知られていないのか?」だった。 が、読み進めていくうちにわかっていった。 乙川弘文とは 1938新

noteで叶えたい将来の夢

2024年の新しい年が明けて、小田原の報徳二宮神社に初詣に行った。 おみくじを引いた。小吉であった。表題には次の歌が書かれてあった。 「丹精は誰しらずとも、おのづから、秋の実りのまさる数々」 二宮尊徳翁道歌 運勢:他人と比べて一喜一憂するのではなく、自分のやるべきことを毎日前向きに誠実に積み重ねることが大切。秋の実りが如く、毎日の小さな積み重ねはやがて大きな実りとなり其方(そなた)の大きな糧となるのだ! ☆願望:毎日小さな徳を積み重ねれば叶う ☆学業:正しく学べば効果あり

「当たり前の生活の有り難さ ☆彡 」今年の抱負

小学生の頃(昭和45年くらい)学校の隣りに小さな個人お商店のお肉屋さんがあった。ある日学校の帰りに友人に誘われて、そのお肉屋さんが揚げている一個10円のコロッケを買い食いした。(^^ゞ 揚げ立てのコロッケは熱々で、小学校の放課後でお腹が空いている自分には、超美味しかったと云う思い出が今もある。 通勤通学の日本の電車はいつも決まった時刻に走っている。宅配の荷物がネットで注文をした通りに届く。人の手を介して…。 「本屋さんの良心」:岩波書店の「広辞苑」という辞書がある。これを

大相撲 令和6年1月場所は、見どころ満載

初場所:2024年1月14日(日曜日)~1月28日(日/千秋楽)令和の時代も六年目を迎えるこの年の大相撲初場所(1月場所)の見どころ、展望を記してみます。 ☆大関・霧島の綱取りはなるか!。 現在、横綱は照ノ富士さんただ一人、だが怪我や病気に伴い満身創痍の状態。この1月場所も出場を見込んではいるが、その状態は余談を許さない。2023年は途中休場、休場が相次いだ。そろそろお疲れさんと任を解いてあげたい(引退)ような気配もある。 そこで次期横綱の候補に挙げられるのが大関・霧島さ

AIの実相 「アーティフィッシャル・インテリジェンス」

今年じぶんが新しく覚えた学びには、生成AI画像を作ることがあった。マイクロソフトWindowsのEdgeのブラウザにある、Bingのイメージ・クリエーターを自分は使って作っている。日本語のプロンプトを入れてそれなりの生成AI画像が出来る。 ところでAIとは、「artificial intelligence」の略である。アートのような人工創作物を作り出す知性・知識・技能のことだ。略して「人工知能」 「アーティフィッシャル」とは、人工人造品、模造品、すなわち「にせもの」の事だ。

2023年今年の振り返り “あつい”心を持つこと

今年の夏も暑かった。2023年の年間気温の高さは記録的であったという。今年は昭和・平成の時代を彩った著名人の物故者が多かった。なにやら歴史・時代の新旧交代の季節がやって来たのかなとも思った。 ところで、来年64歳になる自分は「厚い」「篤い」という言葉が好きだ!。福利厚生、厚生労働省の「厚い」と篤志家、篤農家などの「篤い」という言葉。 「厚」「篤」のふたつの漢字の意味には、こまやかな、深い、親切な、手あつい、ていねい 集中して熱心になる 親切で手厚い、つつしみ深い、人情深い

お酒の変遷

「歌は世に連れ、世は歌に連れ」なんて言葉がある。世の中の移り変わりの事を言ったものだ。今年63歳になるお婆さんのわたしのお酒の想い出。 もの心ついた頃にテレビや新聞で目にしたお酒のコマーシャルのフレーズは「トリスを飲んでハワイに行こう!」だったかな…。昭和三十年代半ばあたり…。 両親の実家へは、盆や正月に親族がそれぞれ集まる。戦前・戦中世代の両親は、国の「産めよ増やせよ!国力増進」の政策で兄弟の数が多い。両親とも7人兄弟の生まれであった。だから親族の集まる宴会は盛大\(^

コミュ障さんへ、コミュニケーション豆知識

コミュ障さんへ、コミュニケーション豆知識 コミュニケーションとは、意思疎通(いしそつう)、相互理解(そうごりかい)のことである。常にインタラクティブ(双方向性)であることでもある。 コミュニケーションをするのに、使える技術が3つある。 【言葉】:会話、メール、手紙など 【行動】:挨拶をして会釈をする。プレゼントをする。近づいていく。去っていくなど。 【態度・表情】:涙をみせる。顔を赤らめる。怒った表情や口調。笑顔など。 これらの技術を高めて、磨くために必要なものは、 『

モラトリアム人間の末路。いつまでもバガボンド(漂流者)ではいられない

精神分析家・心理学者のエリクソンが提唱した青年期モラトリアムを考えてみる モラトリアムとは、人間が成長して、なお社会的義務の遂行を猶予される期間の事を指し、またその猶予にとどまろうとする心理状態の事である。 広辞苑でモラトリアムと引くと他に、債務者の破綻が経済界に大打撃を与えることが予想される場合、法令により一定期間、債務の履行を延期する措置。支払猶予。支払延期。差し当り実施を中止すること。棚上げにすることとある。核の問題を扱うのに「原発モラトリアム」等の言葉もある。 ※

フランスの小説「星の王子さま」サン・テグジュペリの世界

「とても簡単なことなんだ。心で見ないとよく見えない。大事なことは目には見えないってことさ」 著者であるサン・テグジュペリと、小さな王子さまの孤独を知って、人は子供から大人になる。 “おとなは、みんな、最初は子どもでした(でも、そのことを忘れずにいるおとなは、多くありません)” 出典星の王子さま Le Petit Prince より 心で感じることのできた、子どものころのあなたへ。 ある日、この物語の語り手であり、挿絵も手がけるパイロットが、飛行機の故障でサハラ砂漠に不

心映えのはなし

「二十歳の原点」未熟であること…。 「二十歳の原点は独りであること、未熟であること」と昔、そう日記に書き付けた一人の女子大生がいた。宇都宮の名門女子校を卒業して、期待に胸を膨らませ、京都の立命館大学に入学した彼女は、1970年前後にあった、学園紛争(政治の季節・学生運動の時代)の荒波に呑み込まれ、二十歳という若さで、鉄道自殺をして自らの命を絶った。 二十歳の原点 [新装版] | 高野悦子 | 本 | Amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp