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麻雀、飲み会、アルバイト

大学時代に時間を費やしていた3つです。

大学に合格した時は自分の努力が報われたと、ひざまずいて喜びました。

始めは学ぶ意欲はありましたが、意欲は受験で使い果たしたようでした。サークル(遊びの軟式野球)の先輩や友人たちと遊ぶ毎日でした。次第に授業に行かなくなりました。

飲み会では盛り上げるためにビールを一気飲みさせられました。あまり飲めない僕はその度に吐いていました。それでも ビール1本くらいは飲めるようになったのですが、それ以上は無理でした。でも、誘われれば飲み会に行きました。

麻雀はよくやりました。先輩の家でタバコを吸いながら、くだらない話をしながらやる麻雀は楽しかったです。レートは低かったけれど、もちろんギャンブルでした。博才のない僕は負けてばかりでしたが、やり続けました。不思議なものでたまに勝てるのです。リーチして一発でツモった快感は忘れられませんでした。自分が神になったようでした。アルバイトで稼いだ少額のお金は麻雀の負け分に充てられました。

麻雀好きな人が周りに多かったのですが、僕は授業やアルバイトをサボってやっていました。そういう人は少なかったと思います。依存性の芽が出始めていました。

色々なアルバイトをしましたが、家庭教師が一番長く続きました。よくその日に用事ができたと言って休みました。大抵は麻雀でした。よくクビにならなかったものです。中3の生徒が滑り止めとして受験した併願校に落ちても、全く自分の責任を感じませんでした。親御さんに家庭教師の時間を増やすように頼まれて仕方なしに行く有様でした。霊的にも病み始めていました。

生徒が本命の公立高校に合格し、最後にその家に挨拶に行った時、本人も親御さんも泣きながら「ありがとうございました」と言ってくれました。
「○○君の努力の成果ですよ」と言いながら、この時ばかりは自分の今までの態度の悪さを恥じました。

ノートを貸してくれ、試験やレポートの情報を教えてくれた人たちのおかげでなんとか4年で大学を卒業できました。

色々あってプログラムをやってきた今となれば、自分の意志で突っ走ろうとして、つまずいていく人生の序章だったとわかります。

時は経ち、自分の長男が志望した大学に合格しました。

彼のハイヤーパワーが良いことも悪いことも彼に与えてくれる信じています。

情けない父親代表としてはこの話を贈ります。

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