最近見た映画たち
バイトと学業の両立の中で映画やドラマ、音楽をしっかりと味合う時間がここ最近上手く掴めようになったと思う私が最近見た映画を何本かピックアップして話したい。
決戦は日曜日 (2022)
あらすじ
父親の地盤を引き継ぎ、急きょ出馬することになったド素人二世、川島有美と秘書の選挙活動を描く社会派コメディー
感想
とにかく笑った。久しぶりにこんなに笑ったかもしれない。ただ笑えば笑うほど背中を刺されたような気分になる。実際に日本で起こっていると思えることを「映画」として描くだけでこんなに爆笑してしまうのか、、と映画を見終えると日本国民として他人事には思えない映画だった。
レクイエム・フォー・ドリーム (2000)
あらすじ
孤独な未亡人サラは、ある日、大好きなテレビ番組から出演依頼の電話を受け、テレビに出るため美しくなろうとダイエットを決意する。一方、サラひとり息子ハリーと恋人マリオンのもとに、友人のタイロンが麻薬密売の話を持ちかける
感想
ドラック映画として有名な作品だが、ドラックというものを描くというよりは人間という生き物の寂しさ、愚かさを描いている作品だと感じた。映画を見始めてすぐにクセになる演出に興奮したが、後半になるにつれお洒落でポップな映像が目を塞ぎたくなるほど息苦しく感じる。ダーレン・アロノフスキーの作品でも群を抜いて好きな作品にだった。
ダーレン・アロノフスキーの作品出ると俳優は必ず痛い目に遭う…!?
逆転のトライアングル (2022)
あらすじ
モデル・人気インフルエンサーのヤヤと、男性モデルカールのカップルは、招待を受け豪華客船クルーズの旅に。クセモノだらけの大富豪たちがバケーションを満喫し、高額チップのためならどんな望みでも叶える客室乗務員が笑顔を振りまくゴージャスな世界。しかしある夜、船が難破。彼らは無人島に流れ着く。
感想
これは絶対にすごい作品だ!という気持ちで日比谷のTOHOまで駆け込み観に行った映画。期待通りに素晴らしい作品で、皮肉が効きまくった2時間20分を満喫できた。大富豪たちへの皮肉的な映画だと思って映画を観に行った自分自身の価値観も切りつけられ、映画を観ながら肩身がだんだんと狭くなっていく。こんな映画が富裕層と言えるカンヌの観客たちに評価され、パルム・ドールを受賞しているのもなかなか皮肉的…
今作が遺作となったチャールビ・ディーン・クリークのご冥福をお祈りします。
ミーン・ガールズ (2004)
あらすじ
アフリカで学校に通わず育てられたケイディ。母国アメリカに帰国した彼女は、初めて学校に入学するが、馴染むことが出来ずに戸惑っていたところをはみ出し者の2人に助けられ、打ち解けていく。ケイディはとあることをきっかけに学園の”女王蜂”レジーナ率いるセレブ女子グループに加わるが、レジーナの元カレに恋に落ちたことから、女の戦いが勃発する。
感想
見ているだけで自分自身が「ミーン・ガールズ」の世界にいるようで、憧れのティーン生活を過ごしているように感じる。常に可愛いものだらけに囲まれたピンク世界は「女の子の夢」のよう。脚本、演出、演技が全て上手に組み立ているからこそ映画の世界に入りこめ、「ミーン・ガールズ」は今も尚ティーンムービーの代表作として語り続けられていることに納得した。いくつになってもティーンムービーは私たちに夢を見させてくれる。
イギリスのロックバンドWet Leg-Chaise Longueで出てくるこのリリック
Is your muffin buttered?
Would you like us to assign someone to butter your muffin?
「ミーン・ガールズ」に出てくるセリフを引用したもので、その本物のセリフを劇中聞けたことにとても興奮しました。
最後まで読んで下さりありがとうございます!!!
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