スピリット・エコー06真白錫音

たまゆら~魂響~06

真白錫音(ましろすずね)錫


案内以外を行わないケイが聖城にて待つ事と為る。錫と葛葉を連れてユナイト大陸の南東部へと位置する洞窟まで向かう。2人揃って当てに成らず、清さんから大まかなルートを教わっていなければ道に迷ってた。湖畔を左手側へと見据えて真っ直ぐに進めば毒の沼地が現れる。毒のお蔭で大軍によって攻め込まれない。毒耐性を持つ魔物が時折、通って来る程度。毒沼に沿って歩む。人工的に造られた洞窟の最深部へと設けられたレヴァーを上げ下げする事によって毒を流すのか如何かを操れる仕掛けと為ってる。レヴァーを動かす事が目的ではなく、戻って来ない者達を見付け出して連れ帰る事が依頼内容。示された金額へと不服がなければ断る理由なんて生じない。清さん曰く、これ以上、助けへと回せる人員が残っていないとの事。詰めてる兵士にとってはお城を護る事が何よりも優先される任務。

何かへと気が付いた錫。それを見た葛葉がピンク・ゴーグルを下ろす。物音が聞こえただけで身構えるために見習う。ダンジョン内部では用心深く動いた方が良い。

「立ってる者が2人、座ってる者も2人、後は横たわってるまま動かない」

壁や扉の向こう側が見えてるように葛葉が人数をカウントする。敵が2人組と判断した。注射器を大きくしたようなドリル・ニードルを手に持つ錫が視線を向けて来たために頷く。錫が扉を片手にて開け放つままに跳び込む。何やら呪文を唱える葛葉が左側へと向かう。先に振り返ったチャイナ・ドレス姿の者へとグレイ・シックルを向ける。ダッシュの勢いを保ったまま振り下ろしたのに幅の広い爪によって難なく受け流されてしまう。後ろへと続く錫が切り込みが深くて多いスリット・ドレスを纏う方へとドリル・ニードルを突き出したのにワイヤーによって絡み捕られた。葛葉がグラマラス・アイによって操ってくれなければ危なかった。コンビネーション技を食らってたら勝てる見込みが大幅に下がってた。

「この2人、如何する訳?」

胸元を強調してるデザイン故にナナの視線が細く鋭く為ってる。捕虜として扱わなくて良いならば斬り捨てていそうな刺々しい雰囲気。しかし、それどころではなくなる。生き残ってた2人がそれぞれ異なる依頼を持ち掛けて来た。一旦、聖城まで戻りたい心境なのに時間的に許されないとの事。何を焦ってるのか、話を聞いても、わからない。


光が差し掛かる階段を登ったらようやく頂上へと出られた。東側へとスワール・ニンフのスターチュ、或いは、マジカル・ナイトのフィギュアの内、何方か1つを置く。南側へとアサルト・エルフのスターチュ、或いは、ホーリー・ナイトのフィギュア、西側へとビヨンド・パルスのスターチュ、或いは、ジーザス・ナイトのフィギュア、北側へとレジスト・スノウのスターチュ、或いは、ゴースト・ナイトのフィギュアを順番に置いて回る。置き終わると東側へと青き羽衣を纏う少女が姿を現す。外の方角にも色違いの羽衣を纏う少女が次々と舞い降りる。南側の赤き羽衣、西側の白き羽衣、北側の黒き羽衣。姿が半透明だから立体映像と思われる。理解出来ない言語を用いる呪文を唱える、まるで四方を司ってるような4人の少女。唱え終えたら中央部へと何かがその影を現す。


真白錫音(ましろすずね)錫

ナース・キャレット

ドリル・ニードル

マゼンダ・ドレス

姉の真似しかまだ行えない天然。

言乃葉葛音(ことのはくずね)葛葉

ピンク・チャーマー

ピンク・ゴーグル

ピンク・セーター

悪知恵が働くだけの子供。錫や護衛の兵士を振り回す。

天野空音(あまのそらね)天空

スカイ・ヴァルチャー

ブロード・ネイル

チャイナ・ドレス

天野萌音(あまのもね)天音

スカイ・クリーチャー

スカイ・ワイヤー

スリット・ドレス

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