アトリビュート・メイズ05土の妖精アストレア

眠ってるばかりにて眼を覚ます気配さえ感じ取れない。透明なネグリジェを纏う褐色の素肌。剥き出された背中へと視線を落としつつ、着てる意味がわからない。短い茶髪を撫でても、一向に起きない。胸へと頬を乗せられるならば枕なんて要らないと思われる。プラーナを送り込むために飲ませるのか、注ぎ入れる事が必要。お尻を持ち上げて膝にて支えさせる。位置を合わせて一気に突き立てる。濡れていないのに強引に攻め込んだために流石に眼を覚ました。それでも、反応が鈍い。

「マスター?また行き成りですか」

蕩けた眼差しを向けて来る。まだ寝惚けてるらしい。契約を結んだ者として義務を果たす。ちゃんと締め付けて来るとしても、息遣いを乱すだけでは面白味へと欠ける。見付けた時も眠ってたために戦わないまま契約の儀式を行った。グレイテルが呆れてた。それでも、フレイアが真面目に取り仕切って無事に結べた。4大属性を揃えた意味しか持ち合わせない。何の感情さえ読み取れない。マスターへと対する好意や忠誠心を持ち合わせてるように見えない。注ぎ込むと義務を果たすために訪れる部屋から立ち去る。


バカンスへと連れ出しても、寝てる事が変わらない。セパレート水着を苦労して着させたけれども、ビーチへとうつ伏せにて横たわってるために裸のまま置き放っても、差し支えなかったと思われる。フレイアとアトモスフィアが髪を乱して水辺にて戯れてる姿を遠くへと見据えた視界を遮るように乗っかって来るアクアマリン。根本まで包み込んだアクアマリンが腰を動かす。影が差して視線を向けると腕を組んでバストを強調してるグレイテルが立ってた。スレンダーなグレイテルが張り合える相手なんて仲間内ではアクアマリンくらい。次の予定が決まったらしく、語り掛けて来る。聴き終わると頷く。「そう、下準備を調えて来るわね」と呟きを残して姿を消す。行わせたい事柄がわかっても、目的まではわからない。助けられた生命だからグレイテルの好きに扱えば良いのに何故か遠慮が観られる。


怠惰な眠り姫。茶髪ショートF

褐色肌ネグリジェ。セパレイト。

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