アトリビュート・メイズ10妖花アネモネ

「ちょっと、助けてくれない?」

「何やってる。勝手に先へと進むからだろう」

声の方へと見上げたらグレイテルが触手にて絡み付かれてる。食い込む様子を眺めてる事も一興でも、軍師を放置出来ないと溜め息を大袈裟に吐く。真空の刃にて蔓のような触手を適当に斬り裂き、落ちて来るグレイテルをウォーター・ベッドのようなバブルにて受け止める。紅蓮の業火にて焼き払うと本体がお出ましに為る。妖しき赤い花と戯れる趣味なんて持ち合わせておらず、徹底的に燃やし尽くす。触手を忌み嫌ってる勢いにて炎を繰り出す。建物が崩れようと、酸素が減ろうと、気に掛けない。柔な造りではどうせ住めないし、呼吸を風にて確保出来る。乱暴な手段へと言葉を失う修道女。姿を見せない守護4人が呆れ返ってると思われる。囃し立てる者なんて恨みを込めてるグレイテル1人。これ以上の出番を許さないつもりにて灰燼へと葬った。

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