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一流の雑談力

雑談には一流・二流・三流があるのはご存知でしょうか。
今日はこの3つに分けた所を本にまとめてある、
著者の桐生稔さんの
雑談の一流、二流、三流についてのまとめを書きたいと思います。

まず雑談力とは何なのか、
そしてなぜ必要なのかについてです。

雑談とは大きく分けると、話す力と聞く力になります。
これは学んでる人も多いと思いますし、プレゼンが上手くなりたい、人とうまく話せるようになりたい、人前で緊張しないで話せるようになりたいという様なそういう人は多いと思います。
それとは逆に、
聞く力が欲しいという人も多いと思います。その2つを合わせたのがコミュ力であり、雑談力になります。

まず、雑談とは誰にでもできるし、普段からしてると思います。友達や職場などで何気ない会話です。
「最近どうしてる?」や「こんなことがあったよ」などを話していることが面白いと認識してると思います。
しかし、これは誰にでもできると思っている所があるから侮っているなと思います。
真剣に考えてみると圧倒的なパフォーマンスが上がる事が分かります。
何のパフォーマンスかというと、ビジネスや人間関係も良くなっていきます。
全ての悩みというのは大半の人が人間関係と言われています。
悩み相談、カウンセラーや占い師がいる様に、家族、上司、友達の間でうまくいかなかったりすると思いますがこれは全て人間関係の問題ではないでしょうか。
例えば、セールスマンに必要なものとして、プレゼン力ではなく、そう思っている所に落とし穴があるという様にプレゼンを重ねるだけでは上手くはいきません。
訪問販売の人は何でもない会話で盛りがったりしますよね。
雑談力には流れというものがあります。

そこで、

1つ目に、始める
と言ってもどう話したらいいか分からない。

2つ目に、広げる
広がらない所はあります。でもそこを広げて、

3つ目に、聞く
相手の話を聞くこと。
自分が一方的に喋る雑談というのは存在しません。
それを聞いた上で、

4つ目に、盛り上げる
会話を盛り上げて1で書いた様に始まったら終わりはあります。その終わり方として、

5つ目に、好印象を残す
という終わり方をする。 という順番があります。

当たり前の事ですが、こうやって考えたことはあっただろうか。すごく理解できると思います。
この5つに切り分けて全てにポイントがあります。
それを1個1個検証したそうです。

3流はこうする。2流はこうする。1流はこうするを全て書いてあります。

1.始める

3流は話しかけられるのを待ちます。
打ち上げや、同窓会などありますが、大体待ちます。
2流は話します。
その内容は自分の事です。
1流はどうするかというと相手に焦点を置きます。
これは質問力で、まず質問するという事です。

そして挨拶にも重要性があり、
挨拶ができない人はもちろん3流です。
2流はどうするかというと挨拶をするだけです。
そして1流はその挨拶に2プラスをします。
「おはようございます」
「今日は〜ですね!」
「〜してましたか?」
など、あいさつの後に2プラスをする事です。

その次に何を準備するかになりますが、
3流は準備をしません。
2流はネタを準備します。
そして1流は表情を準備します。

同じ人でも話したい人とそうでない人がいるとおもいますが、お店の店員さんやミッキーマウスで例えると常に笑顔ですよね?つまり顔力は大事になります。
喋ってなくても何かを伝えてるというのが分かるような顔力です。
会場に呼ばれた際にも相手から自分が見える位置に立つことや、目が合った時に微笑むなど話したいというオーラを出すと話しかけてもらえる傾向にあります。
そこで、話した人の名前を覚える事がここでは重要になります。
3流は名前を忘れます。
2流は覚えるための意味づけをします。
(〜の誰など。)
そして1流はどうするかというと名前を反復します。
会話の中で何回も何回も呼ぶ事で覚えようとする事が重要です。
これは忘却曲線になっていて、
人間は1発で覚えようとしてもなかなか難しいものがあります。だからそれに沿ってコントロールする事が大切です。
1回じゃ覚えられないのは分かっているから1回は覚えます。でも時間が経つと記憶力は下がります。そこで反復すると伸びると言われているので繰り返します。忘れそうな時にまた反復というように、
この1流を持って雑談をすると誰でもできると思ってる人よりは遥かに差が生まれてくるのが分かると思います。

2.広げる

そして切り込んだ上で話を広げていきます。
広げ方としては、
3流は広げる事が出来ずに壁をつくります。
2流は共通点で話をしようとします。
でも共通点は少なく、趣味や好きな事というのは人それぞれ違うものです。
そして、
1流はどうするかというと共通点よりも相違点を探します。
違う所の相違点を武器にするとそれは興味になってきます。それを褒める事です。
でも、それは難しいですよね、
そこでの3流は見つからなくて諦める。
2流は無理矢理褒めます。
そういう部分はどうしても無理矢理感が伝わってしまいます。
そして1流はどうするかというとビフォーアフターを褒めます。現在を聞くことです。
子供の絵で例えると決してプロのようには上手い訳ではないですが、成長が見られます。前に進んでるという所です。
分からない所は褒められても嬉しくないけど、頑張りは褒められると嬉しいと思う様にこのやり方を行う事です。常に誰かは成長していますからね。

3.聞き方

ネガティブな事を言われたらどうするか。
「やる気が起きないよ」「職場・仕事が嫌だ」
こういう言葉というのは空気が悪くなりますよね。
けど、出てしまう言葉です。
そんな時に3流はスルーします。
これは暴力でもあるのでやめる事をお勧めします。
2流は同調します。
そして1流は全力励ましです。
「大丈夫だよ!」「できるよ!」
「バッチリだよ!」「凄いじゃん!」
という言葉をかけてあげる事です。
何とかなるという言葉は最悪なのでやってはいけません。
こうする事でネガティブが明るくなりますよね?
SNSでも聞き方というものはあり、
やはり3流はスルーします。
2流は被せます。
「〜したよ!」に対して「私もしたよ」などと。
相手の求めていない部分が出てしまいます。
そして1流はどうかというと、全力承認です。
「楽しそう!」「美味しそう!」などと。
承認されたいという時は見てほしいに繋がります。
そこで違う意見が来た時に、
3流はやっぱりスルーします。
2流は自分の意見を言ってしまいます。
1流はそこではずらして質問します。相違点の方に持っていく様になります。
質問、インタビューをする感じですね。
「〜なんだ!」「〜は〜なんですか?」などと。

4.盛り上げ

例え話や擬音をつかい、1人2役、1人質問をして演じる事で盛り上がっていきます。
大人数での盛り上げ方としては、
雑談には役割があり、
回す人・話す人・聞く人の3役に分けられます。
どこかは得意な人はいると思いますがそれでは2流です。
1流はそれぞれ対応ができ、空いた所のポジションに入れる人になります。
・その場を回す人と聞く人がいるなら自分は話す人になろう!などと。

5.好印象を残す

最後にどう終わるかになります。
それは具体的エピソードを残す事です。
1流の人は会食後、メッセージだけではなく会話の一部を引き出して終わります。
ですが、テンプレートを送ると相手には刺さりません。
なので、脳に空白を残します。
次回予告を会話で作るのがいいと言われていて、次会うきっかけに置いて、穴があると埋めたくなるのが人間性の部分という事が分かっているのでまたそういう機会が生まれます。


ここまで書いてきた5つは当たり前の様に書いてますが、全部が絶対できない事ではないと思います。
なので、
コミュ力を上げるために無理な事というのは要求されてません。
全てできる事であり、今まで自分が気をつけてなかったってだけになってます。

テクニックのベースとなる心構えを持つ事で自分の武器にしましょう!

それは、相手の懐に入るということです。
相手と仲良くなると思う所を強く見せてそれを具体的にやる方法として、腹を見せる事です!
「物理的」に、
腹を向ける、目線だけではなく、座り直す事。
「心理的」に、
自分の見せたくない失敗談や弱点を見せたり出したりする事で相手が楽になります。
ピンチから這い上がる所を見せると愛着が湧く様にです。
これは自己開示といい、
ネガティブに陥りすぎるのはだめで、少しづつ行う事をおすすめしてます。
しかし、開示しすぎは良くないと言われていて、自分の自己開示をしたら相手がするのも待つ事です。そこから話を掘り下げて打ち解けるというのがベストになります。

以上、
ここまで書いてきましたがいかがだったでしょうか。
私にコミュ力がないな、もっと話せる様になりたいな、と思ってこれを最後まで読まれたあなたの改善に繋がれば幸いです!
ぜひ試してみてください。



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