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【投資初心者向けが分からない方へ】NISAの対象商品~株、投資信託~


1.NISAの対象商品

ここに載ってます。

色々条件があるのでこうなるのも仕方ないんですが、私が証券会社に入る前だったら「で?」です。若干イラっとします。

おさらいも兼ねます。
NISA成長投資枠:株や投資信託が買えます。
NISAつみたて投資枠:毎月投資信託がつみたてられます。
ですが、もうちょっと詳しく見ていきましょう。


2.株式とは?


株式会社がビジネスのお金を集めるために発行する有価証券のことです。
じゃあ、企業は何故お金を集めたいのか?ビジネスのためです(進次郎構文っぽくなってしまった)。
集めたお金で設備投資だったり研究開発だったり、企業がお仕事のために使うんです。

ただ「お金ちょうだい!」では誰もくれませんので、配当金と言って保有株数に応じて株主にお金を還元したり、株主優待で自社製品を送ったり(減少傾向にはあるんですけどもね)、なにより集めたお金で頑張って業績を上げ、株価を上げて、株主の資産にとって利益をもたらすのが投資家から見た株式会社の使命です。

ただ、記憶にある方もいるでしょうか、ライブドアとかレナウンとか、上場廃止になって株式に価値が無くなってしまうこともあります。株式の代表的なリスクです。
個別銘柄の廃止理由については触れませんが、上場廃止とは証券取引所で株の取り引きが出来なくなることを指します。
(非上場株式というものもあります。株主コミュニティなどで取引できますが、プレ初級レベルではないので、一旦無視します)

ちなみに一般人がふらっと野菜を買うように直接株を買うことは出来ません。証券取引所で取引が出来る資格を持つお店から買う必要があります。取引が出来るお店、それが証券会社です。


3.投資信託とは?


株式が企業と株主のタイマンなのに対し(言い方)、投資信託にはファンドマネージャーと言う名前の投資のプロが間に入ります。
投資家Aさん、Bさん、Cさん、……Zさんから集めたお金を、ファンドマネージャーが金融市場の色んな商品(国内外の株式、国内外の債券、不動産等)に投資して運用するんです。

一般的に長期保有に向いていると言われており、株よりもリスクが低く抑えられているのが特徴です。(ないとは一言も言ってないのでお間違いなきよう!投資信託にもリスクはありますよ!)
何故リスクが低いと言われているのか。
少額から始められること(グロース株だったら少額から始められるんじゃないですかぁ~、プライムでもNTTは分割しましたよねぇ~という方はプレ初心者ではないので、もっと素敵な記事を探してね)、プロが間に入っていること、そして分散投資されていることが挙げられます。

分散投資、ちょっと感じの悪い言葉が出てきました。
これは投資先を分散することにより、リスクを抑えることです。
例えばAという株だけに投資をすると、Aが急落してしまったら価値はぐんと下がってしまいます。ところが同じ投資信託内で、B株や不動産投資(REIT/リートと読みます)が好調であれば、Aの下がった部分をカバーすることが出来ます。
これがざっくりした分散投資の説明です。


4.債券とは?


国や企業がお金を集める時に発行する有価証券です。
株や投資信託と決定的に違うのは、債券は投資ではなく、お金を貸してあげるということです。借用証書的なものだと思って下さい。
保有している間は決められた利子を受け取れますし、償還時(貸付の期限)には額面金額が戻ってきます。
株や投資信託に比べて安全性が高いのが特徴ですが、全くリスクがないかと言えばこれも違います。
お金を借りている国や企業が潰れればお終いです。他にもありますが、一旦一番極端で分かりやすいのを選んでみました。

そして、債券はNISAの対象商品ではありません。これ、重要。

よくNISAの初心者向け記事や動画で「債券の投資を~」って言ってるのがありますが、それは「債券に投資している投資信託」のことを指しています。
債券そのものではないのでご注意を!
(実はねえ、債券1銘柄だけに投資している投信とかもあるけど、ここでは取り扱いません。まずは基本からゆっくりいきましょ)



まとめ:NISAの対象商品は株や投資信託


国内株はほぼほぼ対象です。どこの証券会社でも似たり寄ったり。外国株も証券会社によって違う場合もありますが、いわゆる有名どころ(アップルだのマイクロソフトだの)は買えます。
投資信託は金融庁や投信協会が定める条件をクリアしたもののうち、証券会社ごとに成長投資枠やつみたて投資枠で買付出来る商品が違ってきます(もちろん同じものもあります)。
いきなり「ヘッジ以外の目的でデリバティブ取引による運用が行われている投資信託は対象外」とか言われても吐き気を催すと思うので、まずは基本のきを抑えて下さい。



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