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予想不能の試験当日(受験勉強編#9)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。

5浪目の受験本番。

国語・英語・世界史の文系3科目で志望校MARCHの3校の受験本番に挑みます。

前回の話はこちら。


5浪目で挑む第一志望

5浪目の第一回目の受験当日。

第一志望とするMARCHのうち第一志望を受験します。学部は経営学部です。

この日の受験まで約一年半を受験勉強に費やしました。

この時すでに23歳。高校を卒業してから丸5年が経過しようとしています。

私の友人は大学を卒業し企業に就職。
社会人二年目を迎える頃です。

「もう後がない…」

これまでの努力が花開くことを願って全力を尽くすのみです。

試験開始後、押し寄せる想定外の絶望感…。

5浪目第一回目の試験スタート。

まずは英語から。
合図とともに問題を解き始めます。

…しかしスタートから手が止まります。

「問題が全く分からない。解けない…。」

どのページをめくり、どの問題を見ても解ける問題がありません。

英単語、英熟語はある程度分かっていても、長文・文章問題の内容が分からない。読めない…。

比較的自信のあった英文法の問題も難易度が高すぎてほぼ解けません。

まさに手も足も出ず英語の試験は終了しました。

その後、国語・世界史も状況は同じでした。
自信を持って解ける問題は一問もありませんでした。

第二志望を受験

第一志望の手ごたえがなく、不安を払拭できないまま第二志望の受験を迎えます。

そこで受けた入試も、第一志望の時と手ごたえは同様です。

とにかく英語が全く解けない。難易度が高すぎて全く歯が立ちません。

記述問題は空欄のまま、選択問題は勘で書かざるをえませんでした。

実質5浪目で受験をするならMARCHくらいは受からなければならない…。

愚かにもそんなプライドばかりが先行していました。

当時の私の実力でMARCHに合格するなど到底不可能だったのです。

5浪目最後の挑戦で起きたアクシデント

5浪目の最後の受験、第三志望。

私はこれまで受験した大学は不合格の自覚があります。この日はラストチャンスです。

焦りと緊張はピークに達し、心身も限界が来ていました。

「ここで失敗すれば、もう望みはない…。」

5浪目ラストチャンス。

試験開始する10秒前…。
ここでアクシデントが起きました。

突然目の前がぼやけ、突然気分が悪くなり、机に座ったまま倒れ込んでしまいました。

意識はあいまいだったのですが、
その時周りは騒然としていたと思います。

体力のない私は、休まずに慣れない勉強を無理なペースで進めたため…試験当日になってその影響が出てしまいました。

そのまま試験監督の補助で保健室に運ばれ、試験会場を後にしました。

イラストはイメージです。

その後保健室で少し休み、
大学医の先生から薬をもらいます。

十数分経って落ち着いた後…

「戻って試験を受けますか?」

先生から問われましたが、
この状態で受験しても合格できないことを悟ります。

私はその日の受験を辞退することにしました。

5浪目の計3校の大学受験。
学力、体力、気力の全てが志望校の合格ラインに届いていないことを実感しました。

何の手ごたえも得られないまま、2週間後の結果発表を迎えることになります。

続く。

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