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デデンデンデデン

ででんでんででん、と あたまの中で登場の効果音をつける。
こんにちは。
阿吽像のあ、さんです。阿形(あぎょう)さん。迫力があります。

向かい合わせにも、
ででんでんででん、と存在感ばっちりのうんさん(吽形/うぎょう)がいらっしゃいます。
いつも一対、おふたり組です。

阿吽(あうん)像の吽形さんのほう りりしいですね イケメン


デデン・デン・デデン!と字を目で追いながらも皆さん自然とあたまのなかでリズムが打たれてしまったかと思います。ご存知、これは映画ターミネーターの印象的なテーマ曲。
なぜか写真を見ながらこの効果音が浮かびまして、ちょっと調べてみましたら、このテーマ曲はブラッド・フィーデルというアメリカの作曲家がつくったそうです。ジェームズ・キャメロンが雇用し、シンセサイザーひとつでターミネーターの音楽をつくり、これが彼の出世作となり一気に活躍されたそうですから、やはり才能がある人が一発当てると跳ねますね。
(才能が発見され一気に花開いたんですねという言い方の方が下世話でないですね、でもなんだか一度しかない人生、跳ねたい願望がつい出てしまいました)

(デデンデンデデンは、)
>シンプルながらも力強いリズムとメロディーが特徴で、映画の緊張感やターミネーターの冷酷な存在感を強調しています。
とネットの解説にもありましたが、この「力強さ」「緊張感」「圧倒的存在感」みたいな<らしさ>が先の阿吽像にもまさしくありましたので、きっとらしさがらしさをさーっと呼びまして重なって情報が手をつなぎ、無意識のうちにででんでんででん、を私の意識に登場させてくれた訳ですね。脳のはたらきってほんとうにすごいですね。

横道に逸れました。

阿吽(あうん)の呼吸という言葉もありますが、阿吽自体はサンスクリット語のア(a 口を開く音)と、ウン(m 口を閉じた音)が宇宙の始まりと終わりを意味している「真言」とされています。(発音や表記は厳密に違いますがとりあえず簡単にいうと。)
宗教団体の事件で有名になってしまいましたが、オームということばというか音も、聖なる音と言われていますよね。阿吽もオームもたどっていくと同じ音に行きつくでしょうか。ヒンドゥー教ではaが創造神ブラフマー、uが維持神ヴィシュヌ、mが破壊神シヴァを象徴しているとされています。

音と言葉の関係性はまだまだ私なぞには語れないことが多いのですが、身体と世界をまたぐというかつなぐテーマです。ここらで空海や井筒さんの話も縦横無尽に繋げて考察できるとよいのですが、やはり本を読んで感銘を受けたりわかった気になる、というのと、自分のことばで説明できるようになる、の溝はすごくて、ウン億年離れている感じ。ハイ、noteでアウトプットの修行をしたいと思います。

話は冒頭の阿吽像に戻ると、よくお散歩にいくお寺の入り口の門にこの阿吽像がいらっしゃるのですが、感覚がひらいている時に、ズズン、と迫るような臨場感がありました。
その日の帰り道は、アスファルトの下から明るい魑魅魍魎みたいなもやもやがまわりを元気にうごめきながら一緒に歩いて。もちろんなんとなくそんな気分というか、気配になった、という類いであって、明確に見える訳でもなくそれの善し悪しもわからないくらい鈍感なので普段はいちいち言わないのですが、せっかくなので五感の記録としてしたためておきましょう。

外界と内界の対応について、興味があるんですね。
表現するうえでも、その連動や呼応に自覚的でいたい訳です。
それがわたしと世界をつなぎ直すことでもあると思っております。

さぁ、長かった連休は今日で終わり。
明日からは魑魅魍魎ということばもこれまたぴったり当てはまる、ビジネスパーソンの欲と思念蠢く会社でのたたかいでございます。
スイッチ切り替え、左脳思考フル回転で、私どこまでがんばれるでしょうか。

デデン・デン・デデン。
ターミネーターのように不死身の復活でがんばります。

デデン・デン・デデン!

地獄で会おうぜ、ベイビー。

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