元メディアミックスプロデューサーがエンタメ業界の課題解決をめざしてGaudiyに転職した話
はじめまして!GaudiyでBiz Devを担当しております川島と申します。
Gaudiyには2023年11月に転職し、早いもので半年が過ぎました。
入社半年の節目にあたるため、入社エントリを書いてみたいと思います。
自己紹介
前職はスマホゲームの企画・開発・運用を行う会社で、Biz Devとして9年間働いていました。
スマホゲームの案件獲得や座組み構築、アニメへの出資、スマホゲームを中心としてアニメや舞台、ライブ、コミカライズ、グッズ販売などを展開するメディアミックスプロジェクトのプロデューサーなどを担当していました。
その中で、ここ数年以下のような課題を感じていました。
感じていた課題
メディアミックスプロジェクトの課題
担当していたメディアミックスプロジェクトでは複数のメディア展開を行っていましたが、ユーザーデータを一元管理できないことに課題を感じていました。
アンケートを取れば一定のデータは得られますが、舞台やライブなどオフラインイベントに参加しているファンの方々がスマホゲームをどれくらい楽しんくださっているか、課金してくださっているかの正確なデータは取得できません。
また、SNS上で二次創作を投稿したりストーリーやキャラクターの考察をしてIPを盛り上げてくださっているファンの活動(熱量)を可視化できないこと、そしてそれに報いる仕組みもないことにもモヤモヤしていました。
スマホゲーム業界の課題
スマホゲーム市場の成長が鈍化すると同時に、海外企業の参入もあり市場がレッドオーシャン化。また、スマホゲームに求められるクオリティの水準が上がったため、開発費や運用費が高騰してきました。
その結果、ハイリスク・ローリターンのビジネスモデルとなり、スマホゲーム事業の将来戦略を描くことが難しくなってきました。
アニメビジネスの構造的課題
アニメの主な収益源は、おもちゃ販売やグッズ販売から始まり、円盤(DVDやBD)販売、ゲーム化によるロイヤリティ、映像配信プラットフォームへの販売(特に海外)へと変遷してきました。
しかし、映像配信の普及により円盤は売れなくなり、ゲーム化も前述の理由により減少、海外への映像販売も一時期より金額が落ち着いています。つまり、収益を上げることが難しくなってきています。一方、アニメ制作費は高騰しているため、事業計画を立てることが難しくなっています。
その結果、アニメ製作が事業として成立せず、制作本数が減少することになるのでは、、、と危惧しています(一方で、もともと大量のユーザーを抱える原作ものはアニメとして大ヒットする傾向にあり、そのような成功が約束されている作品に対しては出資希望企業が沢山集まるという、両極端な状況になっているなと感じます)。
上記のような課題をモヤモヤと考えていつつ、前職で10年目に入ったタイミングということもあり、10年以上の付き合いがある人材エージェントに相談したところ、一社だけ推薦された会社、それがGaudiyでした。
Gaudiyに惹かれた理由
Gaudiyの会社概要や代表石川のnoteを読み込むうちに、Gaudiyなら自分が抱えていた課題を分散型IDやトークノミクスで解決できるのではないかと思いました(自分が説明するよりも以下の石川のnoteの方が分かりやすいのでご参照ください)。
また、エンタメ×web3としてガンダムやサンリオなどの巨大IPとビジネスをしている、というポジショニングの良さにも惹かれました。
自分自身、web3の知見を身に着けることにより、エンタメ業界で良いポジショニングを取れるのではと感じています。
実際、アニメ業界の知り合いに転職の挨拶をした際も、「web3には興味はあるがよく分からないので手を出せない。川島が経験したことを教えて欲しいし、新しいビジネスを一緒にやりたい」とありがたいことに言っていただけています。
一方で、自分はゲーム開発・運用やアニメ製作にしか関わったことがなく、web3については全く分からなかったので転職に対する不安もありました。ですが、Gaudiyのメンバーと面談を重ねるうちに、エンタメ業界経験者が少なく業界構造やエンタメ事業者の視点が薄いことがGaudiyの弱みであると分かり、そこは自分が価値を発揮できる部分だと思い、転職を決意しました。
現在、Gaudiyでやっていること
Biz Devとして主に2案件を担当しています。
サンリオとの協業で、web3と生成AI技術を活用したSNSサービスの開発を行っており、クライアント窓口として契約や法務対応、企画、マーケティングなどを担当しています。
スクエニのスマホゲーム「トワツガイ」のライセンスアウトでファンコミュニティ「トワツガイ Fans」の開発を行っており、案件獲得から契約、マーケティングを担当しています。
どちらもリリース前なので具体的な内容は話せませんが、前者は「web3と生成AI技術を活用したSNSサービス」、後者は「公式ストーリーと二次創作のWebファンコミュニティ」という、これまでにないサービスを提供する予定です。
Gaudiyで成し遂げたいこと
web3や生成AIの技術を使ってエンタメ業界の課題を解決し、IPの成長・拡大に貢献したいと思っています。
新しいビジネススキームを構築し、ファンの方々が安心してIPを「推せる」環境を提供できればと考えています。
最後に
前職でメディアミックスプロジェクトのプロデューサーを務めていた際に抱いた課題の解決を、Gaudiyなら実現できるのではないかという想いで転職しました。
おかげさまで、大手IPホルダーからコミュニティ形成やファン層拡大、海外展開のご相談をいただく機会も多いのですが、担当できるBiz Devのメンバーが少ないのが現状です。
また、Biz Devという職種上、何をしているのか本入社エントリでは具体的には分かりづらいことも多いと思います。
もしGaudiyに興味を持っていただけましたら、また、自分と同じような課題感を持ち、それを解決したいという想いをお持ちの方がいらっしゃいましたら、まずはカジュアルにお話ししてみませんか?
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