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夢想

みつけてくれてありがとうございます。

芸術の歴史を勉強する事を通してその中で好きだなあと思い出会った芸術家の方が何人もいます。私は音楽を専攻していて、音楽家は断然ドビュッシーの音楽が好きだし、絵画は独学なのでまだまだ未熟ですが画家はバンクシーやモネ、フェルメールやゴッホの作品が好きです。まだまだです。勉強中です。私もっと頑張りますという記事です。

何回かに分けます。ドビュッシーの回です。
ドビュッシーの作品で有名なのは『月の光』や『アラベスク』。どこかで必ず聴いたことがあって、聴いたらあー!ってなるかと思います。なります。フランスの作曲家で、長音階や短音階以外の旋法と、機能和声にとらわれない自由な和声法などを用いて独自の作曲をされたいて、伝統的ではないような外れた音階と和声の用い方から19世紀後半から20世紀初頭にかけて最も影響力を持った作曲家とも言われています。
私が出会った楽曲の中で1番好きなのは(好き というのは心に留まる、心が洗われるような気持ちになるという感情が現れるということにしている)、『夢』です。
1887年、ドビュッシーはローマ大賞を受賞します。その3年後の1890年、『ベルガマスク組曲』に着手した頃に作曲されました。まだ作曲家として駆け出しの頃に、経済的な苦境から必要に迫られて書いた曲と伝えられています。
ドビュッシーはこれらの若書きの作品を評価せず、後年『映像』第1集などの傑作を書くようになると、この手の作品は全然好きではない という言葉を残しているそうです。

音楽を聴いていて、知識のない私は想像できる風景は川、海、空、そんなありきたりな風景ばかりでした。でも少しずつ音楽の知識が増えていくにつれて、ドビュッシーは長いドミナントやサブドミナントの後、素直にトニックに解決しないということに気がつきました。
起、承、転を経て結びつく 完結するというのが、なかなかうまくいかない という意味です。
でも、この 夢 は綺麗に完結しているように感じます。(夢をみて、目覚めるまでの流れを表現しているのかな…?)ドビュッシー自身はこの作品は好きではなくて、(もったいない!!!)それはその音楽の起承転結が好きではないのかなと思ったりします。
私が1番気になったことは、"とても柔らかく表情豊かに弾くこと" と指示があることです。演奏する方によって全然違うのがこの指示の良い所です。私は自分の世界にどっぷりはまってうっとり弾くより、淡々と弾く方が好きだし意外とそっちの方が聴きやすかったりします。
それと、ずっとペダルを踏むことも大切だと思います。夢は途切れるものではないから。分からないけど。

まだまだ分からないことはたくさんあります。分からないしこれらかも分からないかと思います。それでもいいです。
好きだなあと思うものを見つけていきます。

拙い文を最後まで読んでくださりありがとうございました。ご自愛専一に良き日をお過ごし下さい。

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