最近の記事

貴方宛

あなたのそのツッコミを、あなたが作ったネタを観るために何度も配信を買って良かった。 芯を強くもっていながらも儚い存在となってしまったあなたを応援できたこと、本当に嬉しく思います。 Twitterであなたの投稿を何度も見かけて遂にフォローしたあの日、DMで自己紹介をしてくれたのにはとても驚きました。その後も日常の愚痴を送ってきてくれて雑談のようなやりとりができたこと、私が誕生日に書いたツイートを見てDMでお祝いメッセージを送ってくれたこと、私が「ネタ面白かったです!」と言うと

    • 如月

      五年前まで趣味が欲しいと嘆いていた私も、今となってはどこにどうお金を使うかで頭がいっぱいになっている。 嫌だと思うこともあったけど楽しい思い出もできた一月があっという間に過ぎ去り、気づけばもう二月半ばに差し掛かっている。 恐ろしい。 こうして月日が経つことで徐々に〝大人〟になっていくことは重々承知しているが、やはり不安。 「やらなければいけないこと」と「やりたいこと」のせめぎ合いに頭を悩ませる毎日。 ・毎月一回はnoteを書く ・毎月一冊は本を読む ・日常の小さな幸せを覚

      • 不足

        2024年が始まってからもう1か月が過ぎようとしていますが、遅ればせながら今年身につけたい3つのことを、忘れてしまわないようにここに書き記します。 ①愛嬌 私の目標の一つに「可愛くなること」があります。最近はさらにこの思いが強くなってきてメイクとかどんどん気を使えるようになってきました。でも大事なのは中身。愛嬌のある子、笑顔の多い子は可愛い。自分のことを不愛想だと思っているわけではないけれど、可愛い子になれるように愛嬌を意識して生活します。もちろん、適度に。 ②予定通りに

        • 今年

          「飽」 ついこの間始まったようにも思える2023年がもう終わろうとしている。 私のこの一年を漢字で表すとしたら「飽」だろう。 高校の授業で古文を学んでいたときのこと。 「飽かず」という言葉が古文中に出てきた。 先生はこの語には注意してほしいと説明しはじめた。 「飽きる」という言葉は今でも使うが、本来の意味として「満足する」というものがあるそうだ。 つまり「飽かず」は「飽きない」ではなく「満足しない」なのである。 私はこの一年、たくさんのことをした。 昨年と比べてもとにか

          遠征

          初めて1人で東京に行った。 これまで東京に行ったことは2回あった。 初めての東京は修学旅行。2度目は友達との旅行。 そして3度目の今回は1人。 正直なところ “怖い” という思いがすごくあった。 方向音痴と言われる私が果たして1人で東京を楽しむことはできるのだろうか。 そんな不安を胸に、新幹線に乗り込んだ。 なぜ今回1人で東京に行くことに決めたのか。 それはなんといっても「推しを見るため」。 私は12月17日にある今年最後の推しの公演を見ないと絶対後悔すると思った。今

          発信

          いつものようにinstagramを見ていた時のこと。 とある投稿に私の好きな芸人さんがコメントをしていました。 その芸人さんを敬称含めAとします。 Aらしい、クスッと笑えるようなコメントでした。 Aが書いたそのコメントに対して2件の返信。 どんな返信が来ているのか気になって見てみるとAに対する暴言、誹謗中傷とも捉えられるようなコメントが書かれていました。 全く予期していなかったということもあり、いつも以上に胸が痛みました。どうしてそんなことを言う人がいるのか、Aがコメントをす

          「いってきます」 もう誰もいない家に向かって投げかけ、玄関を出る。 肌を突き刺すような寒さが私を攻撃してくる。 鍵を閉める手が悴む。 夏よりは冬の方が好きだけどやっぱり寒すぎるのは苦手だ。 たくさん着込んで体がちょっぴり重たくなるし何より朝起きるのが億劫になる。 そして片頭痛持ちの私にとって寒暖差は頭痛を促進するものであるから大変だ。 今日は月曜日。また新たな一日が、一週間が始まる。 濡れたサドルを拭いて家の敷地を出る。 思いペダルを踏みこんで進むと、さらに冷たい風を感

          葡萄飴

          地下鉄で席を譲りました。 基本的に自信のない私にとって〝席を譲る〟とい う行為はすごくすごく緊張します。 とある駅に到着したとき、おそらく70歳過ぎのおばあさん2人組が車内に入ってきました。 車内には帰宅する学生が多くおり、少し混んでいます。 どうしよう。 私が席を譲ったところで1人は座れないままなので声をかけるべきかどうかすごく迷いました。 しかし1人でも楽に過ごしてもらった方がいいと思い、イヤホンを両耳から外し、椅子から立ち上がって 「よかったらどうぞ」 と声をかけ

          葡萄飴

          富士旗竿

          フジハタザオの花言葉は〝共に生きる〟 私は、共に生きたい。 生まれてから今までもちろん大変なこともいっぱいあったけどそれよりも遥かに〝大好きな人たちに出会えた〟って喜びの方が大きいから。 家族も友達も推しも、この時代に生まれて、私の生活に大きく関わってくれて、私は本当に幸せ者だと思う。 「生まれ変わったら何になりたい?」ってたまに訊かれるけど私は生まれ変わりたくない。 生まれ変わっても私がいい。 こうやって思えることも幸せなことなんだってちゃんと分かってる。 周りの

          富士旗竿

          無力

          最寄りのバス停に着き、自転車置き場に向かう。 わずかな距離ではあるものの、寒さのせいかちょっぴり遠く感じる。 私の額に一粒の水滴。 もしかして。 先ほどよりもさらに大きな水滴がもう一粒。 「またこれだよ」 これから自転車を漕ぐというのに傘もカッパも持っていない。 〝私って本当に無力〟 トートバッグの中身が濡れてしまわないように、急いで自転車を漕ぐ。