たぶん20年前と変わらない愚かな私

オール匿名だし、ひとつの板で書いてる人って同じ奴が数人でグルグル書いてるパターンが多いから、だんだん中毒っちゅうかね、他人よりすごいこと書きたくなる。『オレはオマエらとは違うんだぜ。』と。そんなのマトモに読むのは、肛門に顔近づけて深呼吸するようなもんです。必ず屁を吸ってしまいますぞ

Takami Akai(2007)

 こんな感じの名言がもう約20年前にあったわけですが、今も結局これと変わってないわけです。わざわざインターネットで他人の発言をいちいち真に受けてたらよくないわけです。

 なんやかんや、熱心にスト6やってた頃はSNSとかYouTubeとかTwitchとかいろんな所を見て色々情報を調べて攻略に向き合っていたのですが、これはどうしても、素人からプロまでもうどこでもそうなんですけど、それが冗談なのか本気なのかも測りかねるのですが、キャラに対して、プレイヤーに対して、開発元に対して、操作タイプに対して、通信方式に対して、遊び方に対して、暴言を吐く人がどうしても絶えず、どんだけブロックしても無限に沸いてくるわけです。しんどかった。

 格ゲーやらスト6に限った話ではないのですが、どうも対話への可能性に乏しい人が尽きないというか "こういう連中と同じゲームで遊んでるのか……" って考えてしまうと微妙な気持ちになることがありました。ネットを見ていると。

 いやもう、それが人間の本質であって、こういう人はどこにでも居るんだから気にしなくていいんだよ、そういうのを気にしたら何もできないよ、というのが模範解答なのは分かっているんですけど、それでもなお、せめて敬意の失われない世界で遊んでいたかったなぁというのが望みでした。

 強い戦法があればそれに対して対策する練習をするしかなく、その練習が面倒なのでしんどいなぁというのはもちろんあるのですが、しかし一定以上上手い人、ジャンルへ一家言ある人の話しぶりの中には、それがおかしいだのやってるだのつまんないだのしょーもないだの、そして周囲がそれをさらにブーストさせてクソキャラだの削除しろだのブロックだの言われてるのを見るのがしんどかったです。

 結局は20年前と同じ話でしかなく、私がインターネットを使うのが下手だという結論に落とすのが現実的なところだとは思うのですが、でもまぁもうそれよりは未来になっているのだから、もうちょっとだけ建前というか理性というか、人間性を感じる人が増えたらいいな、というワガママな話でした。

 インターネットを使って情報を見つける必要があるのであれば、そうやってガッチガチに心身とも強くならないといけないのであれば、私はそのゲームを他者に勧めたくはないです。

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