キングオブコントに人生を懸ける芸人とお笑い現役審査員
キングオブコント2020、見ました。出前館さん力入れてますね!CMも明らかなナンチャライーツ意識で面白かったです。
一組目から順に審査員のコメントを書き起こしますね。
①滝音(445点)
ネタ後の評価
設楽(90点)「大食いでグッと掴まれた。良いネタだと思います。言葉のやり取りが色があっていいと思いました」
日村(90点)「トップって重圧を見事に跳ね返したと思います。」
三村(90点)「間が好きでした。終始好きでした。落ち着いてますね」
大竹(89点)「ホントはもっと低めに設定してたんですけど、面白かったんで足しました。堂々としてて。淡々と同じリズムに見えちゃったって感じがしないでもない」
松本(86点)「笑いの沸点が最初の一発目が一番高かったですね。そっからさらにってのが無かったので…」
「大体みんな一組目を優しくするので厳しめにしました、4点くらい引いてやりましたよ」
最初は基準点なので、正直70点でもどうも思わないです。
ただ、この最後の松本さんの言葉に対し、さすけさんのツッコミ「人生かかってるのよ、こっちは」が今回noteに書こうと思ったきっかけになりました。
この賞レースによって人生が変わると思っている芸人さんが多い中、審査員の判定に納得がいかないと思っている視聴者のツイートもちらほらあり、何が問題だったのかなと考えてみました。
ちなみに私はバナナマンやさまぁ~ずが本当に大好きです。
②GAG(445点)
大竹(91点)「何なんでしょうねこのネタは…宮戸のスカートの中が見えるのがすごく嫌でした」
松本(85点)「僕正直言うとテグスを使うのがあんま好きやなかった。せっかく実力あるんやからテグスとかやめたらいいのに」
三村(91点)「実際笑ったのは(滝音より)GAGの方が多かったのかなと思って1点多く」
日村(90点)「僕がちょっとネタ作るタイプじゃないので、構成どうこうということよりは…楽しそうにやってるなっていうことを強く受けたんですよね」
設楽(88点)「面白かったですけど、入れ替わるところからさらに話が展開していけばもっと…っていうのを期待して見ていたものですから」
松本「頭が沸点になってしまったなって」
テグスは糸のことで、フルートと人間が入れ替わったことを活かすための糸によって過剰な第三者の介入だと感じたのでしょうか。
さて、私が今大会最初に思ったのは日村さん。私にとって一番言ってほしくなかった”自分はネタ作らないから構成が得点に絡まない”と感じる発言。
全員が持ち点100点。日村さんにハマるためには”楽しそうにやってるな”がポイントとなっているようです。
③ロングコートダディ(446点)
設楽(90点)「箱のギミックを作るの僕好きなんですけど、なんか爆発を待っちゃってるんですよね。何かこの展開でもっとドンっていう笑いが来るのかなって待ってしまって…でも好きなんでこのくらいの点数かなって。」
大竹(90点)「いいネタだなと思って。新人役の彼(堂前)がすごいよかったですよ。期待したほど笑ってなかった自分がいたかもしれないですね」
松本(88点)「新たなる挑戦というか、あまりないパターンの。筋肉をバカにされた気がしましたね」
日村さんは88点、三村さんは90点でした。
松本さんの筋肉はもちろんボケです。これは彼らに印象付きましたね。
設楽さんは日村さんの逆でずっと構成の話をしています。
④空気階段(458点)
松本(90点)「やっぱりキャラが面白くてね、引っ張られてしまうね。」
三村(89点)「ずーっと4組とも同じ点数を出していたんで、こりゃいかんと思って一旦89を出してみました。」
日村(93点)「面白かったですね。もぐらくんもかたまりくんも面白いオーラが出てますよね。見るだけで面白かったと感じました。」
設楽(94点)「面白かったです。途中途中もテクニックとか、声を合わせたりとか音声と絡めたりとか、小道具言ってたものを出すとか、よく作られてるなと思って。」
大竹さんは92点でした。
三村さんの点数は人生懸けて来てる出場者に失礼ですよね、んー。
⑤ジャルジャル(477点)
日村(97点)「面白かったですね。終わってほしくなかったですもんね。終わっちゃうのかなそろそろと思いながら。最高ですね。」
三村(96点)「自分の中で爆発できた。これは家に帰ってもう一回見なきゃっていうネタがいいなって」
大竹(94点)「面白かったです。鹿沼さん、良いですね。覚えちゃって。もっと後半だったら点入れてたかもしれないけど、まだ残ってるんでこのくらいで」
設楽(95点)「"ヘタクソ"のところが来るのが楽しくなっちゃって。このやり取りのキャラクターもすんなり入ってくるというか。上手いですよね。」
松本(95点)「ジャルジャルは今回は取りに来てますね。マニアック的なネタを落としてきて、割と分かりやすくてちゃんと面白いものを持ってきたなって気がしますね」
日村さんがこの5組目の時点で最高という言葉を使います。
⑥ザ・ギース(457点)
設楽(92点)「技巧派のギースが、ハープとか紙切りとか…途中で何を見せられてるんだろうって思って。でもちゃんと技術で聞くから面白いというか、こういうちゃんとネタに持ってくんだなって力を感じましたよね」
松本(92点)「非常に好感の持てるネタですよね。しっかりちゃんとやってんなって。」
日村さん、三村さん、大竹さんは91点でした。
ザ・ギースのハープはゴッドタンで知ってたけどそれをここで使うとは思ってなかった。
⑦うるとらブギーズ(440点)
設楽(90点)「師匠と壺の設定というのはまぁ結構昔からあるけど、二人のやり取りの空気感はすごく面白かったと思うんですけど、やっぱ色々なネタを見てきているからもっとハネた何かがみんな期待しちゃうと思う。やり取りとか二人の間とかはすごく好きでした」
大竹(89点)「この先なんかあるんじゃないかって期待を勝手にしちゃったんですかね。ズタボロにしちゃって少し…暗い気持ちになっちゃった」
日村さん、三村さん、松本さんは87点でした。
⑧ニッポンの社長(454点)
大竹(92点)「面白かったです。なんか…出会っただけですよね?面白かったですね」
松本(93点)「僕の結構好きなパターンなんですよね。でも残るかって言ったら残らなくてもいいのかな、じゃあ。でも俺は結構好きやったね。」
設楽(92点)「登場からどういう風にしてくのかなと思ったら裏切られ、世界観をぶつけられて笑っちゃってましたから。もう一本見てみたいなっていう」
日村さんは91点、三村さんは86点でした。
三村さん低くない…?
⑨ニューヨーク(461点)
松本(94点)「畳みかけが上手かったなって」
大竹(93点)「ドリル出てきたら声出して笑ってしまいましたね。最後、後半に良かったですね。」
三村(92点)「こう戻ってく(戻る際のポーズを真似しながら)感じもお笑いお笑いしてて好きなんですよねー。」
松本「あれもう一回見たかったね(※ネタは2回)」
設楽さんは92点、日村さんは90点でした。初めて設楽さんの感想聞けず。
三村さんはお笑いお笑いしてるものが好きということがわかります。ニッポンの社長のネタは歌等が響かなかったのでしょう。三村さんに合わせた曲にしたらよかったかもしれないですね。
ただ、ニューヨークの良さはここなの?って思ってしまい…。
⑩ジャングルポケット(454点)
三村(88点)「僕の思う展開と違う方違う方に行ったんで、そっち行こうとしたけどもうちょっとまた違ってきたかーってことで…ちょっとー、最悪でした。」
日村(91点)「ジャンポケっぽい、いつものノリのいい感じがちょっとだけ、こっちのお客さんとのズレがずっと続いてるような気がしちゃうというかね。」
設楽(92点)「全員テンションが高くてセリフが多いとか、緊張するネタで、3人のタイミングがちょっとズレると…ズレるんですよね。で、お客さんがそこに乗ってくとネタも乗ってくんですけど、たぶんちょっとズレがあった気もするんですよね。」
大竹さんは92点、松本さんは91点でした。
三村さん10組目に最悪という言葉を使います。三村さんと日村さんがネタの構成について初めて触れてます。ズレの話散々言われて、おたけさんが「俺だぁ…」って言うとこ妙に好感持てました。
ということで、ファーストステージは以上でした。
ジャルジャル、ニューヨーク、空気階段がファイナル進出です。
ファイナルはファーストステージの得点に加点されるため、三村さんの空気階段に付けた"一旦下げといた"点数が最後まで影響されることになります。
かわいそうじゃない?
最後に
今大会は謎の風習”決勝進出者は秘密!”的なこともせず、M-1みたいに予選面白かった人はネットに上げますとかもせず。すごくよかったです。始まるまで。
純粋に楽しむことができました。
トロフィーに向かって走る画もカッコよかった。
ただ、本番始まって日村さんのGAGに対する「構成どうこうというよりも…」があまりに審査員として向いてなく感じてしまい、審査員不信になってしまいました。
今後5人の100点の配分を見せてほしい。五角形のグラフみたいなのに書いて。どういう内訳で考えているのか知りたいです。
昨日ヒガシ逢ウサカの解散発表がありました。
売れてるように見えても今後見れなくなったりするのね。
今回のコントは全出場者面白かった。
みんな何かしらの番組でまた見られますように。
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