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日報 3/9

夜眠れないのは朝からの予定がない時にしてくれ、と愚痴を零すが、睡眠時間の管理が疎かな自分のせいである。嫌いな言葉は自業自得。好きな言葉は大盛り無料。もっと好きな言葉は「あちらにライスバーございますのでご自由にどうぞ」というラーメン屋さんの店員さんの一言。

3時間睡眠で1日中バイト。この流れももはや飽きてくるぐらいの頃合い。大阪からのお客さんとお話ししながら接客したのを最後にずっと外国人観光客の方ばかりお店に入ってきた日だった。過激ヴィーガンの行動理念ぐらい薄い脳内英語辞典は本当に役に立たないので、文明の利器に搭載された翻訳機を使うことでなんとか乗り越える。まぁ海外の方が買うことはあまり無いのでハナからそんなに期待もしていない。試着を希望する人の方が割合的に少ないのだから。

その日の営業が終わり、その足で友人とご飯に行く。初めてのカウンター呑みにウキウキしながらこれからの事を話す。未来の事を期待半分不安半分で話す彼が眩しかった。こちとら九割九分不安や絶望に苛まれているというのに。生きていたら、彼ともう1人と自分達の店を持ちたいなという気持ちだけはあるのだけれど。

睡眠不足とアルコールで頭が可笑しくなりそうな状態で終電を逃すまいと全力疾走をしたせいで電車の中で泥のように眠ってしまった。終点で見廻りの駅員さんに起こされるまで一切起きれなかった。終点の2駅前が最寄り駅の自分は寒空の下をとぼとぼ進む。良い日なのか悪い日なのか分からなくなってきた。

一連の流れが話のタネになるだろうと思い、再試験の勉強で必死な親友に電話をかける。電話に出た彼はギターを弾いていた。...勉強しろよ。一連の流れを話し、寒空の下を歩いていることを聞くやいなや「寒いの可哀想やし迎えに行くわ❗️」と車で迎えに来てくれた。もしかしたら自分は彼女だったのかもしれない。

寝巻きで車を飛ばしてきてくれた彼に飲み物を奢り、自分は味噌汁を飲む。トータルして良い一日。良い友人達に恵まれていることをまた改めて認識した日だった。

キュウリの漬物。
横の生姜がナイスアクセント過ぎる。

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