見出し画像

経産省版デザインスクール / Policy Design Schoolをはじめます。

こんにちは、STUDIO POLICY DESIGNです。

STUDIOでは、これまで政策とデザインに関する取組を行なっていますが、今回、経産省版デザインスクールである、Policy Design Schoolの企画・運営をお手伝いさせていただくことになりました。

Policy Design Schoolとは?

Policy Design Schoolは、デザイン⼿法を⽤いた政策⽴案プロセスを学び・実践する、経産省版デザインスクールです。

「個⼈の想いや問題意識をベースとして、世の中の「兆し」を捉え、共創的な未来に向かうための政策のタネを創出するとともに、本業にとらわれず関⼼のある政策分野にかかわり続けることで職員⼀⼈⼀⼈の専⾨性が向上すること」が⽬的とされています。また、創出されたアイデアは政策としてアウトプットに繋げていくことが想定されています。

スクリーンショット 2021-08-15 0.48.42

基本的には、経産省の職員を対象としたプログラムですが、共創的なプログラムということで、民間企業等に勤務されている参加者も交えて、「政策の現場の「中の人」と「外の人」が共に政策デザインを行う」半年間のプログラムとなっています。

(基本的に、運営者も参加者も全て無償、土日を活用した業務時間外のプログラムとなります。)

STUDIOとしてめざしたいもの

今回の取組は、「デザインの方法や考え方を政策のフィールドに広げていく」というSTUDIOのミッションに正面からマッチする取組と感じています。

日本の政策の現場、特に国レベルでの政策の現場において、デザインの考え方や手法を取り入れた政策立案や実行の事例はまだほとんどないと思われるところ、このPolicy Design Schoolは、今後そのような事例を増やし、政策におけるデザインやデザインアプローチの導入を進めていく上で、そのきっかけとなる取組にしていきたいと考えています。

そのためにも、参加者と、講師や運営サイドが、単なる「教えられる側 / 教える側」という関係性ではなく、「(おそらく)日本初となる中央省庁版デザインスクールを、共にデザインするチーム」として、半年間、共に楽しみながら進めるようなプログラムを目指したいと考えています。

共創から生まれたプログラムロゴ

プログラムの開始にあたって、「役所の取組だけど、お硬くなく、参加する人がワクワクするようなロゴを作りたい!」という運営メンバーの思いを受け止めていただいたのが、「美大生×官僚 共創デザインラボ」に参加されている多摩美術大学4年の赤星萌さんです。

赤星さんには、運営メンバーと一緒に、今回のプログラムの特徴や、何を目指したいかといったことを考えていただきながら、本noteのヘッダーにもある、こちらのロゴをデザインしていただきました。

画像1

赤星さんがこのロゴに込めていただいたコンセプトがこちらです。

・コミュニケーションの中からアイデアが創出されるイメージから、「吹き出し」をモチーフに。
・新しい視点・アイデアを吹き出しで表現し、「デザイン思考らしさ」を感じられるように。
・それぞれの吹き出しは、「Policy Design School」の頭文字である"p,d,s"を象徴。
・それぞれの吹き出しの下に、それが意味する言葉を配置し、「読める吹き出し」をデザイン。
・異なる方向からの4つの吹き出しは、視点・アイデアの多様性を表す。
・経済産業省のシンボルマークの色を基調とし、統一感を表現。

これから半年間、この素敵なロゴとともに、楽しみながらプログラムを進めていきたいと思います(こちらのロゴについては、プログラムの進展に併せて、更なるアップデートも今後予定しています。)。

プログラムの様子についての発信

本noteと併せて、STUDIOのPodcastでもスクールの立ち上げやその経緯等について紹介をさせていただいています。

今後は、本noteやPodcastで、プログラムの様子について随時紹介、発信をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!