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北欧「LAGOMラゴム」マインドをヒントにもっとわたしらしく暮らそう!

先日のごあいさつのコラムのなかで、スウェーデンで出会ったLAGOMラゴムという言葉をお伝えしました。本日はそのLAGOMラゴムをもう少し踏み込んで、ここちよい暮らしのヒントになるようご紹介します。

バイキング時代から受けついたLAGOMラゴムとは

LAGOMラゴムは「ちょうどよい・ほどよい・ほどほど」を意味します。
諸説ありますが、この言葉は「Laget omラーゲットオム」というバイキングの言葉が語源だと言われています。
バイキングが酒を飲み交わす時、一杯の酒を独り占めせず自分のちょうどよい量でやめ、次へ回す様子をラーゲットオムといいます。

一見、みな平等に酒を酌み交わす方が自然に感じるかも知れません。しかし体が大きい者、酒が弱い者、今喉が乾いている者、様々です。
自分のさじ加減でちょうどよい量を決めることで、かえってまわりと調和が取れ、結果幸せをもたらす・・・
ラゴムはバイキング時代から受け継がれている”自分を満たす”ことを大切に考える北欧の素敵な習慣なのかも知れません。

幸福度の高い北欧諸国

国連が毎年国際幸福デー(3月20日)に合わせて発表する「世界幸福度ランキング」。このランキングの上位を北欧諸国が常連なことはご存じですか?
昨年はフィンランドが4年連続首位を始め、デンマーク、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5カ国がトップ10入りしています。

これは社会保証制度が整っていることや、国内総生産(GDP)が高いだけではなく、彼らの考え方にも関係するのではないかと訪問するたびに感じています。
バイキングのお話の中で自分を大切にしながら周りと調和することを書きましたが、彼らの暮らしを覗くたびに「自分の時間を満たしながら暮らしを大切にしている」と感心します。

例えば自宅を快く見せてくれたKさんは、私が到着するとすぐにベランダへ案内してくれここで飲むホットワインが最高に幸せなことを教えてくれました。
「庭の花がキレイね」「今日もコーヒーが美味しいね」「部屋があたたかいね」など、私から見たらとてつもなく普通のことに彼らは幸せを感じるというのです。
幸せの感度が高く、自分の気持ちを正直に言葉にすることができる、とてもシンプルなマインドが北欧の幸福度を維持し続けている理由の一つだと思います。

LAGOMを暮らしに取り入れ幸せの感度を上げる3つの方法

わたしだけのお気に入りマイタイムを作る

私を始めとする日本人の暮らしは、仕事に家事に育児にと忙しすぎるような気がします。私も気付くと日常のルーチンをこなすことがやっとで、あっという間に1週間が過ぎてしまっていたなんてことも度々。

忙しいという漢字は心をなくすと書くように、自分の気持ちが置いてけぼりになることも。そんな時はじっくり自分と向き合えるよう自分時間を確保するようにしています。
どんなに忙しい人でも15分なら、自分だけの時間を確保できるのではないでしょうか。

私は、ぼぉ〜と外を眺めながらコーヒーを飲む時もありますが、ふとした瞬間にひらめくような言葉を手帳やスマホでメモをします。
思いつきをランダムにメモすることは気付かなかった思いを俯瞰でき、マイタイムは思考の整理に役立っています。

あえていつもと違う行動を

ルーチン作業に追われる日常だとやるべき事で頭がいっぱいになり、日常の小さな幸せを見逃しがちになります。
スウェーデンの首都ストックホルム周辺で暮らすKさんは、気分を変えたい時、アイデアを見つけたい時は違うルートで通勤すると教えてくれました。通常バスで中心部にある職場へ向かうのですが、特別ルートは船で向かうというのです。
私もKさんおすすめの船ルートで中心地へ向かいました。水辺から眺める街の景色、風を切る爽快さは想像以上に気分が満たされたことを覚えています。

日本の都心で船通勤することは難しいですが、たとえば一駅歩いてみる、電車から自転車に変えて通勤するなどから始めてみてはいかがでしょう。
私も気分転換に自転車をよく使うのですが、あえて細い路地を通り新しい発見を楽しんだり、時には鼻歌を歌ったりとリラックスできる時間になっています。

家はニュートラルな場所に

上2つは外に向かう方法を書きましたが、自分を解放してリラックスできる場所こそ「我が家」でありたいと思っています。北欧で家庭訪問したどのお宅も素敵なインテリアだけでなく、暮らす人の温もりを感じ、初めての訪問で緊張している私を和ませてくれました。

住空間は誰かに見せるためにキラキラな場所でなくていい、流行りに任せて断捨離しなくていい、心地よさは自分のさじ加減で決めたらよい場所です。
訪問した家のインテリアデコレーションは高級品でも流行りのモノではなく、例えば旅先で拾った貝殻や、おばあちゃんの家から受け継いだ家具や花瓶、蚤の市で手に入れたアートなど。

自分の好きで選んだモノたちは暮らしにパワーを与えてくれると言います。
そして外で疲れた心身を、ここちよい空間がニュートラルな状態に戻してくれ明日への活力につながるでしょう。

最後に…

ラゴムな考え方で大切なことは、常に「自分」と向き合うことだと思います。自分と向き合い自分を満たす頃合いもわかると、人はご機嫌でいられるのではないでしょうか。
ラゴムを紐解くと、とてもシンプルな考え方です。
思考がこんがらがったら、ぜひ自分に問うて、” 私にちょうどよい暮らし”を楽しめたらいいですよね。

【プロフィール】
新倉暁子(ニイクラアキコ)インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー・北欧ライフスタイル研究家。住空間を整える時"どんな暮らしがしたいのか"思考の整理が大切だと考える。幸福度の高い北欧視察をきっかけに、北欧ライフスタイルから片付け収納に至るまで「ここちよい暮らし」を発信している。「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、コラム執筆、イベント企画等をおこなっている。東京都内在住、夫と子供とワンコのマンション暮らし。
■HP

http://studio-cozy-home.com
■ブログ「北欧×片付けLAGOM私が決めるライフスタイル」
https://ameblo.jp/dear0412
■note
https://note.com/lagomstyle
■インスタグラム
https://www.instagram.com/studio.cozy.home

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