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#33 the monogatary | 眠れない夜

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静寂が辺りを包む。あぁ、きっと私は、この瞬間の為に…。


秋。穏やかな季節。その言葉には、様々な形容詞が付与される。食欲や読書、運動。月見バーガーなどは、この季節限定の食べ物なのだろう。

私の日常は変わらない。朝早くに起き、身支度を整える。電車に乗り、職場へと向かう。そんな毎日。

★★★

ある人は人生を次のように定義する。「人生とは、壮大な暇潰し」なのだと。そうかもしれない。きっと、人の数だけ、人生には色がある。ある人から見たら、薔薇色の人生に見えるかもしれない。大事なこと。それはいつだって。私の胸の中に存在する。

ジョハリの窓という概念がある。私はこの概念を、倫理という授業を通して、知ることが出来た。曰く私は、「真面目という名の皮を持った、化物」らしい。


化物。この言葉が持つ意味は大きい。この言葉には双方の意味合いがある。例えば、YOASOBI。彼らは、私から見れば、化け物である。次々とヒット作を生む彼ら。ある人物は説く。この世の成功者は、裏で血が滲む程の努力をしているのだと。

ビッグデータ時代。スマホさえあれば、世の中における多くの情報を入手できる時代。そのような時代の中で重要なこと。それは、勇気である。その為には、きっと覚悟が必要なのだ。成功するまで、絶対に諦めない覚悟。そんな資質を備えた者が、この世を支配する。

★★★

人は、何かに依存しながら、生を謳歌する。それはお酒やタバコかもしれない。その対象は様々。

職場の同僚。その方は、野球に依存している。巷では、日本シリーズが話題である。関西ダービー。果たして、勝者の女神はどちらに微笑むのか。