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汕頭旅行記9 -帰国前のワンモア汕頭②-

2日目。シゲヲさんが昼に深圳から汕頭へ着くので、今日は昼開始。
中国在住の人の特徴かもしれないけど、あんま予定立てない。前日にスケジュールの意見求めてて、当日10時くらいなっても連絡ねえ。
とりあえず朝ごはん買いに行こ

お札もやし

ここ潮汕は、毎月陰暦の1日と15日にお祈りしたりお札燃やしたりします。この日は15日。朝からみんな燃やしてる。
んで中秋節は、果物を飾った祭壇を出します。んで、月見酒ならぬ月見工夫茶をやるらしい。風流〜

どこの団地でも燃やす炉がある
中華メシ

こう、来客観光期間中って、私も潮汕味わって旅行気分になりたくなる。
この果物茶は鴨うんこ茶こと鴨屎香ベースのオレンジ入りです。他の土地も鴨屎香よく使われてるの?? 潮汕だけ?? 私はマジでわかってない。
そして、うちの地元で昼ごはん集合になることに。

電動シェアチャリ

いつもは緑のを使ってるけど、最近青の新モデルが出たてのようなので、これ乗って行きましょう

このドラム缶はお札燃やし缶

ここは以前、旅行記6で来たお店。美味しさは既に私は知っているんだ…。

気持ち上がる鍋 中に炭入れる

この形は北の方の鍋の特徴らしい。

肉がいいんですよ

この店は牛肉火鍋だけでなく牛肉粿条も出していて、私が汕頭で食べた牛肉粿条で、美味しい暫定一位はここです。ただ、相場が15元のところ、30元する! お値段に自信が表れている…。

では、DIDIで北へ。

前美古村僑文化旅遊区

汕頭の北の方にあって、AAAAだったかな。Aがいっぱいついてるとこ。頑張ればバスでも行けるくさいけど、DIDIの方が無難です。帰りのDIDIは、中心地までだとなかなか捕まらないかも。

古来のバスケゴールが…。
ボロり
こっちは新しめ

どこまでが入っていいとこなのか人の家なのかよくわからん。2人はズンズン進んでいく。

ここにもお札ドラム缶

ボロいね〜(嬉)

カラフルなのはタイル
ゴーヤじゃなかった いい色

小公園の方の建物だと、手を入れてキレイにしてるけど、ここはボロい。いいぞ。そして、タイルの門構えが特徴的。

中が紡績業の工場として使われてるとこも

贅沢だな アリなんだ…。貴重な建物として保管、とかじゃないんだ…。

入れないとこばっかでざんねん
タイルの違いがそれぞれ面白い
A オシャい〜
廃墟なのか人いるのかわからない
上の窓の拡大

この窓縁よく見ると、タイルの上に色ガラス?がはめ込まれてる。こだわってる。ここのエリアの建物の雰囲気は、小公園のとちょっと違って独特。

補修しないのかな
家のタイトル?のとこもタイル
掛け軸のような
廟が幼稚園になってる いいな
なんか赤より青系のタイルが多いね
貴富? あつ、
シーサー乗ってる! ちゃんと阿吽
タイルは幾何学模様を並べてるのが多い

多分歴史的に紅頭船で外と交流があった地域なので、アラビック方面の流れが入ってきてるんじゃないのかな。
本当は建物の中を見れるところがあったんだけど、工事中で入れず。残念。こういうの、中国で事前に知っとくの難しいよね。
えーと、近くに他に観光地は…。

塔山風景区

さっきのところから南に数km移動。どうやら、ちょっとした山道を歩くみたい。中国、気軽に来ると意外と長く山登るパターン多い。

お坊さんいる
施し
うわっ集まってきた
正しい参拝方法

潮汕の人は膝ついて熱心に祈るんだよね

どこ?

こんな、民族衣装?な人もチラホラいた。「映え」なのか、ホントのなのかはわからず。

塔あるけど入れないあるある
なんかほどよくぐるっとまわる散歩道
うん

特筆すべきことは特に無い場所かな…。

昔の建物で工夫茶

街に戻ってきて、ごはん時間まで茶しばきましょう。

メロっさんに教えてもらった素敵な茶楼。潮汕の昔の建築の、四点金という様式の建物を利用しています。真ん中がお庭で吹き抜け。小部屋がいくつかあって、好きなとこを選んで工夫茶飲めます。いいだろ。
以前、旅行記6でも古い建物の茶楼を取り上げていますが、私が知る限りそことここと、あと一個あります。誰か行こうな。
これは汕頭の中心地には無い魅力。

雰囲気が絵になる
まわりは団地 ここだけタイムスリップ感
ここも勿論セルフスタイル

茶瓶の中に入っているのが、また「鴨うんこ茶」こと「鴨屎香(ヤーシーシャン)」。工夫茶で一番メジャーなやつ。Twitterで私はよく鴨うんこ鴨うんこ言ってるけど、多分ホントにうんこ飲んでると思われてそうなので名前の由来を説明します。
むかしむかし、美味しい茶っ葉の木を見つけた人が、これは他の人に取られないようにしなきゃ!と、「鴨のうんこの匂い」と名前をつけたとか。(※諸説あります)  この根性、すごくチャイナみを感じる。
ここでも私が淹れたらあ、とやってたらお湯こぼした。
ちなみにここの茶楼は、ケーキとかピザとかメニューにある。

生腌食おう

潮汕名物の海鮮のヅケ。毎回同じこと言ってる気がするけど、中国で刺身食えるのは貴重なんだよ。ヅケ屋さんがあります。

魚じゃなくて甲殻類メイン
鮑だって ホント?
味噌入ってるカニ

蟹冷たくて半分冷凍シャリリだった もしかすると、北海道のルイベみたく冷凍にすることで寄生虫ぶっころにしてるのかもしれない。
美味しいんだけど、こういう店ってそのヅケくらいしか置いてないので、食べ続けてるとしょっぱくて飽きてきがち。量少なめに頼むか、テイクアウトでよそに持ってけるなら持っていった方がいいかも。
口しょっぱくなっちゃったのでお粥で薄めようや

ざんねんでした

はい中秋節休み〜 シゲヲさん、店開いてるかすぐ電話確認してたけど、電話しなかった時に限ってこうなる不思議。
ここ私のお気に入りお粥屋さん。名前の通り、魚選んで入れてくれる。豚の脂身の醤油漬けがクルトンみたいに入ってて、新鮮でサクサクして美味しいんだ…。まだ誰とも行ったことないので、今度誰か、ね…。でもみんな旅行来るのって、こういう祝日連休の時だよね ダメくね?

開いてる近所のお粥屋を調べてそこへ電チャで。

24h営業のお粥屋

コンビニは24時間開いてないのにな。

あのお腹にはお粥が入っている
海鮮と豚肉混ざりがち

具材ゴロゴロ。大きめの碗で20元。エギシゲヲさん、安いと言ってた。安いらしいです。
お粥っていうか雑炊かな。こういうのが外で気軽に食べれるのはありがたいよね。
ここでエギヲさんは中心地のホテルへ戻る。宿を弊区で取ったシゲヲさんと飲みに。

くつ
おわー
おいしー

私も初めて来たけど、このエリアは若者夜遊び系のカフェやバー、クラブがいくつか並んでる。0時近くてもたくさんいた。
やっぱ人と動くと新しいとこ勉強になるなあ。人が来るだけ、私も汕頭に詳しくなれる。

〜③へつづく〜

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