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マーマレードジャム

マーマレードの季節になりました。やっとジャムの楽しさが実感できるようになった、ここ数年です。


ジャムといえば、父なんです、父はジャムおじさんなんです。何でも作ってました。苺、甘夏、ゆず、キウィ、イチジク。孫たちに、ご近所さんに、母の仕事先に。ラベルまで印刷お願いして作ってました。で、ジャムの名前をマジックペンで書いて、皆さんにお渡ししてました。ほんとにおいしくって、父のジャムはやわらかい味がするんです。


父はグラムとか正確に測ってやってましたけど、できないんです、そういうこと。私はマーマレードしか作れないのですが、甘夏3個で作ります。で、何回か試行錯誤して、グラニュー糖の分量は大さじで測って。目分量なんです。父の真似はできません。


このコトコト煮の時間が最高に好きなんです。多分、料理していて至福のときではないかと思います。だから、冬が好きなところがあります。カレー、シチュー、ポトフ、こんな料理をコトコト煮るのは、音を聴いているだけで幸せなんです。そして、ジャムも。


平松洋子「夜中にジャムを煮る」


さすがに夜中には煮たことないけれど、夜ふけの静けさのなかで煮る、というくだりが、よくわかります。私も今音楽を消しています。コトコト、これを聴きたいから。


ジャムを煮るのにはあまり余計なことを考えないのがいいですね。この音がそうさせてくれるところがあるのかもしれません。


ジャムを煮ていたら、ふといつもと違う時間に適当に上げてみようと思って、やってみました。そんな気分なんです。


出来上がり。


それでは、またお会いできますように。
ありがとうございました。

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