【読書】マインドセット:「やればできる!」の研究

何か新しいことに挑戦するときや、困難に直面したときに、人のリアクションは大きく分けて2つのタイプがある。ひとつは「自分にはできない」「これ以上失敗するのは恥ずかしい」と思い回避するタイプ。もう一つは「努力すれば自分にはできる」と考え粘り強く頑張るタイプ。後者のマインドセットが試練を乗り越えるためには必要である。

この本では、この成長するためのマインドセットとは、どのようなもので、それがいかに違いを生むのか、そして、そのマインドセットを身に着けていくためにはどうしたらよいか、を紹介している。

私は昔から、ミスをしたり誰かに迷惑をかけてしまうと、「私はどうしてこんなこともできないのだろう。本当に価値のない人間だ。。」とまで考えて、落ち込んでしまうことがある。
最近は気持ちを立て直すことが早くなったが、それでも、その落ち込んでしまう時間やエネルギーを考えると、もっと気持ちを切り替えたいと思っていた。この本は、自分で自分を必要以上に苦しめるよりも、もっと前向きに生きていくことに時間を使いたいという思いから手に取ったが、とても参考になった。
が、長いので丸々この本を読む必要はない。この筆者の考え方が腑に落ちるように、多くの事例が紹介されているため、人によっては事例は飛ばしてもよいと思う。本を読む時間がない、という人には、こちらのTed talkもおススメ

https://www.ted.com/talks/carol_dweck_the_power_of_believing_that_you_can_improve?language=en



Key takeaways
○ 2種類のマインドセット
・しなやかなマインドセット=Growth mindset。人間の基本的な資質は努力次第で伸ばすことができるという信念
 ・硬直マインドセット=Fixed mind set。自分の能力は石版に刻まれた方に固定的で変わらないと信じている人。自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない。
・硬直マインドセット→ 自分が他人からどう評価されているかを気にする、失敗したら終わり vs しなやかなマインドセット→自分の能力を向上させることに関心を向ける、成長できるかが要点

○ しなやかなマインドセットの人たちの特徴
・成功の定義は、自分のベストを尽くして学んで向上すること
・失敗したときは、それをバネにしてさらに前進しようとした。彼らにとっての失敗は、教訓を与えてくれるもの。モーニングコールのようなもの。失敗から逃げず、失敗から学ぶ勇気を持つ
・成功を勝ち取り、それを維持する方法に責任を持っている

○ しなやかなマインドセットを身に着けるには
・多くの人がふたつのマインドセットの混合タイプで、どちらのタイプが強いか弱いかの強弱はある。選択は自分の意志で決めることができる
・今日は私にとって、どんな学習と成長のチャンスがあるだろうか?と問いかけて、紙に書いておく→いつ、どこでそれを実行すかを考え、行動に移す

私が特に今後の行動を変えていきたいと思ったのは、以下の3点
1、現時点での能力の評価ばかりを気にするのではなく、成長に目を向ける。鏡の自分に話しかける。「ここには成長しに来たのだから、成長するために何をするか」考えましょう
2、失敗から逃げない。同じ失敗を繰り返さないための努力(アクションプラン)を考える→ノートに書く
3、毎朝、「今日の自分の成長するための機会は何か?」を問いかけるために、Googleカレンダーをセットする

早速、今日から始めたいと思います!




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