SNSによって焙り出された大人の男性の衰退。これって元からなの?

GW終わりですね、早かった..明日から仕事😩。嫌だけど、自分は休みが多過ぎてもリズムが狂うのでちょうどいいかも。..っていうか休日を分散させて欲しい。コロナの昨今10日連続で休んで海外旅行に行く人は減っているだろうに..もうちょっと考えてよ😗。

さて今日も体調イマイチです。ここ数年更年期障害に悩まされて地味にしんどい。義母さんは更年期無かったんだって。やっぱり遺伝や体質も大きいんだよね。私はとにかくお腹と頭が痛くなる。だからゴロゴロしてしまうしついついスマホを見てしまうんだけど...

イライラする~😫😫!!特にTwitterがあまりにくだらなくて苛つく。嫌なら見なきゃいいだけなのになんか見ちゃう。無意識にマイナスの刺激を求めている😱😱?

実は先日「お年寄りが嫌い」という内容の記事を書いて消去した。我ながら書き過ぎて後味が悪かったからだ。だけど自分の中に「嫌老」の気持ちは常にある。自分自身や身内の老いもまったく楽観視出来ないし、特に"おじさん"の老いは受け入れ難いと感じている。

ここ最近SNSでおじさんの失言や悪さが目立つ。吉野家の偉い人、遊覧船のブラック社長、生徒を蹴りつけるサッカー部コーチetc..国のトップでも病気じゃないの?と疑われる男性が居る。女性にも居るのだろうけど男性の方が目立って報道される。何故か?

私は単純に今まで社会で働いてきた人間に男性が多いからだと考えている。私が子供の頃、父親が働いて母親が家に居るのは全然普通の事だった。それくらいお給料が良かったというだけの話で、現在は..1馬力じゃ厳しいよね。

成人したら結婚して子供が出来てお父さんが働くのがスタンダードだったから皆そうした。異性に縁が無ければなんとなく周りがお見合いを世話してくれた。義母さんなんかまさにそうで、田舎から単身やって来てお見合い結婚した。逆に田舎で居場所が無くて上京したのだから他の選択肢は無かった。そんなわけで..女性は主婦して男性は定年まで働いた結果「自称会社では偉かったおじさん」が量産された。

これは今の40~50代にも当てはまる事だ。先日Twitterで炎上したとある件、某出版業界の偉い人が町の小さな雑貨兼本屋さんで起こった出来事について連投してしまった。相手側の店主もツイートしたからおあいこなんだけど...ごめん!おじさんがこわい😰

この人、会社のサイトにも写真つき自己紹介載せているのでだいたいどんな人物像か見えるのだけど..これもネット社会のお節介よな。なんで児童雑誌編集者の顔とか人となり載せる必要がある?保護者向けアピール?

どう見ても中高年なのにディフォルメした漫画似顔絵アイコンが痛い。とにかくこの人が店で受けた理不尽な対応についてツイートしまくった。

うーん、筋は通っているっぽいんだけど..とにかく多い。「僕は悪くない!店主は本好きにはあるまじき行為をした!!!」怒りの気持ちはわかるけど.."伝え方がくどい"というだけで嫌われるのはよくある事だよね..😰。結局Twitterの特性故か、圧倒的に女性店主の味方が多く炎上。編集氏は「荒れてるなーもうついていけん」のツイを残して沈黙。

この人が今どうしてるか知らないが、良い気持ちではなさそうだ。さんざん「僕は悪くない!」と吠えまくって満足しただろうか?「そうだ!店主が悪い」と言ってもらえるとでも思った?不思議..。これだけ度々揉め事や炎上が起こるフィールドに自らの立場と本名さらして飛び込んじゃうんだからよほど自信があったのか。

この"自信"を、職場で長年おじさんに悩まされ続けてきた私が分析するに「僕の"本好き"という特性は純粋で美しいから正しい✨!!」という、まぁ思い込みかなと思う。この手の「○○おじさん」はネット界には大勢居る。例えば「洋楽おじさん」「プログレおじさん」といった調子だ。同じような人同士でつるめるのでSNSと相性がいい。だが趣味が高じて若者に度々物物申したりしてタチが悪い。観察するとほとんどミニカーに熱中している子供と変わらない。

この編集者の一連のツイでも「本好きだから仕方ない」とか「この店主が本好きなら残念だ」とやたら本好きアピールが目立つ。もうどちらかが悪いという問題じゃなくなっている。何十投ものツイートをズラリ並べても異様だし本に対する勝手な執着他人にはわからんって..。

同僚の紹介文にも「お酒を飲むと泣く事もある。熱い人なんです」とある。きっと若い文学青年だった頃と変わらぬテンションで来たのだろう。ところが時間は残酷に過ぎ、自分では楽しくやってるつもりがいつの間にか社内では"持ち上げられ"、"機嫌をとられる"存在になる。仲良くやってるつもりの若手の笑顔は実は自分のポジションに向けられている事に気付かない..という感じ?

男性の老化の特性に「頑固になる」がある。これが仕事と大きく関わっているように思う。何十年も必死に頑張った分野で引くに引けない意地もあろう。それはお疲れ様と思うが、単純におじさんのデカい声は威圧的でこわい。泣かれてもこわいし困る。何してもこわい存在になっちゃってる事を自覚しなければならない(これはおばさんでも誰でもそう)。とにかく、変な思い込みや怒りを一旦納めて「感じ悪い店主も居るものだ」くらいで黙って帰れば起こらなかった。私なんてダサかったから若い頃でさえも高級店やセレクトショップで無視される事しょっちゅうあったよ。世の中思い通りにならない事もある。

心当たりがある人は大丈夫だと思う。「僕だけは違う」と思ってる人がこうなりがちだ。私の経験では1団体に1~3人がこのタイプのおじさんになる。そして「このタイプのおじさんを上手に使っていた本当に大人のおじさん」が絶滅しつつあるのでどうしようもない。「本当の大人のおじさん」には経済力が必須で、今後の日本からは減る一方だからせいぜい"適当にいなしてくれる大人のおばさん"に任せるしかない。若い人達を次世代として見守ってくれる大人の男性の少ない事よ..。

先日も「今の若い人はちょっと古いというだけで昔の音楽を聞かない」とこぼしてる音楽おじさんを見かけた。他ツイを見るとコレクションの高額楽器やライブ日記..。単純にお金あって体力あってすごいねという感じ。以前のバイトで会った18才の子、父親が亡くなって専門学校の学費のため2つのバイトを掛け持ちしていた。「早く就職して自分の時間を作りたいです」と言っていた。

いずれにしても私自身には関係無いのだから、私も長文書くネット傍観者の1人なのだろう。こうした事が可視化されるのも、こうして誰当てともない文を発表出来てしまうのもネットならではだが、実は人間は昔から何1つ変わっていないのかもしれない。自分も「役に立たない」という意味では迷惑おじさんと変わらないのでこれからもひっそりと生きていくつもりだ。今回もちょっと書き過ぎたかもしれないが、私が言いたいのは「純真無邪気が可愛いのは子供だけ」、そして多くの女性が働いている現代、女性上司もまた"迷惑なおじさん"化する可能性は十分あるという事だ。





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