女性エンジニア現場日記-要件定義編①-

既に走っているプロダクトの半分は仕様や環境設定が予め決まっている事が多いが、新規案件の場合あれこれ決まっていない事が多い。

例えば、システム全体のリファクタリング案件。
既存コードのリファクタリングとは内容が異なります。
なので、「リファクタリング」という単語言葉だけで同じ案件だと思ったら
規模が大違いなのです。

こういう技術用語は本当に内容を理解しないで、キーワードだけの
検索ベースで理解したつもりになるのはエンジニアとしてはNGです。
営業さんなら、あるある話ですが、そもそも動く人数が桁違いだと思うので
想像して頂ければと思います。

要件定義から入り、既存システムがひと昔前の構造である場合、SPAを導入するにあたって、顧客と開発を請ける側双方、経験者(知見者)が不在というプロダクトが一番大変なのです。

いくらか本かWebで予習して頂ければ、説明が進みますが、MVC構造の現場を踏んだ方に、MVVM構造を理解頂く事自体が、これほど困難だとは思わなかったですーー、経歴が長い方ほど切り替えが困難かと思いきや経歴5年位の方でも実際説明が困難でした。
SPAを理解頂いた上で、フロントエンドorバックエンド構造を説明し
フロントエンドFWで何やってるか。などの説明に入らなければなりません。

殆どの方は、MVC構造の方が思うフロントエンドFWのお仕事は、Webページを一枚作る為のお便利ものとしか捉えていないみたいです。これ、理解頂くだけでホントに大変でした。
自分が二次請けの立場で、発言をしても、一次請けの方が
「ホントかよ。」みたいな態度で業務をされていらっしゃる方もおり、
改めて、人は見た目で判断をする 下っ端みたいな女性エンジニアの話に耳を傾けようともしてくれないもの。という事を切実に感じました。

2018年春の頃からこれらの技術を複数のプロダクトで説明を必死にしましたが、私の立場が単なる 2次請けデベロッパー というだけで、学習しようともせず、更に酷いと、わかるのあなた一人しか居ないので全てお任せしますなどと言われ、お客様との会議の前面に立って説明をしなければならない。こういう事よくある話でしょうか?
会議の回数が進むごとに、一次請け社員さんがSPAやらフロントエンドFWが理解できず、お客様へ説明もできず、そのうち遅刻、当日欠勤が多くなり、出社しなくなる。。。というパターン。複数プロダクトで経験しました。
二次請け以降の人がフェイドアウト っていうのはあるあるですが、
二次請けいちデベロッパーが、一次請け社員さん差し置いてお客様先にいきなり要件定義にかりだされる現実!

う~~~ん。生意気かも知れませんが、システム全体のリファクタリングだと要件定義でお客様と会議に出たりするフェーズになり、実質的な業務は 要件定義単金 を頂かないと自分的には割にあわないな~~~~って思ったりしたんですよ。

でも、参画前の話では、フロントエンドFWデベロッパー の単金で契約して就業しているはずなんです。
参画後に、知見者が居ないから、自分がいきなり要件定義でお客様の打合せに無理やり押し出されてしまう。。。という、この流れ、結構多いです。

直請け企業の社員さんは、新しい仕事請けたのであれば、知見者必ずプロパー様に置いて頂きたいと切なる願い!!


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