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女性エンジニア現場日記-エージェント編③-

SDGsをHPに掲げながら平然と人種・性別・年齢制限を記載して募集かける人材企業

自社公式サイトには「弊社は社会に貢献もしています」などの美辞麗句がこれでもかと言わんばかりに羅列されている。
だが実際、エンジニア・アルバイト・フリーランスなどの募集要項を見ると
xx才代まで。
外国人不可。
大手企業内では入館証が男女で識別されているものを配布。

などなど。

結論から言うと、仕事して欲しい側は業務が遂行出来ればいいと思うんですよね特に製造工程では。
上流工程では確かに経験とコミュニケーション力は大事だと思うんですが、なぜか上流工程でもxx才代までと出ているものを見た。上流は経験値が必要だから制限なくてよくないですか?
(コミュニケーション殆ど不可であれば問題はありますが)
と思ってしまった。逆に余り経験無い人が上流にいきなり抜擢される例も見たけど怖くて仕方ない。経験浅いPMが決めたプラットフォームって大丈夫かな?ベンダーコントロールして大丈夫なのかな?と考える。

学生時代よく検索したアルバイト情報サイトを記事を書くにあたって久しぶりに検索してみたがやはり
xx才代が中心
xx才代が多い
男女比

までグラフ化してあるサイトもある。
これ必要でしょうか? それ見てその範囲外の人は募集を躊躇してしまうか多分募集しても裏(雇い主か派遣会社内)で落とされるので結局働けない状況は変わらない。(もちろん仕事の内容にもよるが・・・)

市場の人々の固定観念の排除はいつ実現するの?

固定観念とは怖いもので、最近のニュースでは
ハライチ岩〇さんが年齢差のある女性と結婚したとの事で周囲がザワザワしており、固定観念が強いのはどうやら若年層の人々であり
ほり〇もんさんはYouTubeでは真逆の事を話している。
一般的にいう「年配の人は固定観念が強い」とはかけ離れている。
人の経験値や周囲の環境などによって相当違いがあるという事が判明しているのだ。

高齢化社会に見る職業選択不可の理不尽

高齢者の就業先がない。と数か月前Yahooニュースで見た。
スーパーで長年勤務していたが社則で70才で辞めなくてはならないといった内容だった気がする。ご本人は就労したかったとの内容も出ていたのでこの辺りの障壁はいつになったら無くなるのだろうと考える。
同じ70代でも議員を続けている人もいる。この方々は何か不祥事を起こさない限りは同職を継続できる。
中には職務中に突然死の報道が散見されるので、彼らやその家族は高額の収入がこの年齢までも補償されているのだろう。
この辺りすでに姓差別での格差が広がっているのに何がSDGsなんだ???

これからのフリーランス・SES市場

特にフリーランス・SES市場は派遣より顕著に記載されている。
xx才代の人はこうだろう。と現実とは異なる想定で制限をかけ募集している。そして募集しても人が来ないと嘆く。
答えは単純です。
制限かけているのはあなた自身。要するに募集させないように仕組んでいるのはあなたの企業の採用担当者自身なのです。
自分自身で来ない状況を敢えて作って嘆いている訳です。
(厚生労働省の募集要項記載例を遵守している場合は別です)

今後彼らは将来の自分達はどのようにスキルを磨いて行けばいいのだろう? 年配になった時、人の管理が苦手なプログラマはこの先どこで仕事出来るんだろう?
これらの現実を見て実際の高齢化社会と労働の需要と供給バランスを考え直す時に来ているのではないかとかんがえます。

法改正と罰則規制の厳格化が必要なのかな? 厚生労働省またはデジタル庁さんによろしくお願いしたい。



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